性自認

性自認(Gender identity,Experienced gender)とは身体の性別ではなく人が自分自身がどのような性別であるのかという認識とその性別のことをいいます。

自分自身の性別の認識である性自認ですがGender identityの訳した言葉として性同一性と同じ意味の言葉として扱われたりもします。また性自認をわかりやすく心の性や心の性別という言い方もよくされています。性自認とされる性別の認識は生物学的・解剖学的な特徴によるものではなく、心理学的・精神学的な人の内面的なものによるものであるされています。
それは性分化疾患のような複数の性別の生物学的・解剖学的な特徴がある場合にも男性や女性という自己の性別の認識がある人がいることからみても生物学的・解剖学的な特徴からでは自己の性別の認識つまり性自認が影響されるものではないことがわかります。また男性・女性とは限らず中性や両性や無性など様々な種類の性別の認識があります。
こうした性自認が生物学的・解剖学的な性別(Biological sex)と一致していない場合があり、そのような人のことをトランスジェンダーなどといいます。

⇒性同一性

記事更新 2017/03/08

(記事作成 2017/01/12)