基本的には「直前に追加」なので、
  • 2009/04/01 13回目
  • 2009/04/03 (2009/04/02分に追加しているので1日分だけでOK)
を見るとおよそ網羅できます。

背景色グレー 反転で見える文章
背景色オレンジ 直前の更新からの差分箇所


2009年4月1日 1回目
『桃だろう?』 革☆命先生 復活記念 特別増刊号!
+ ...

【やる気の無い粗筋】

昔々或る所で、説明すると少々長くなりそうな経緯がありまして……
ピンクでパンクな謎の物体から男の仔が生まれました。
以下、鈴木――










桃雫狼(略称:桃)はスクスクと育ちました。
些かスクスクと育ち過ぎなのではないか? という感もありますが、
語られざる行間を読む事も読者の大切なプレジャーです。

その頃、少子化スパイラルな寒村は、ある深刻な事態にマジ直面していました。
不気味な島に棲みついた鬼達が、夜な夜な村で悪事を働くのです。
困っている村人達の背中を見て育った桃は、ある日突然こう言い放ちました。
「そんな鬼。僕が胎児してやりゅよ!」

そ~なのです。桃は日本語が未だ残念なお仔なのです。
加えて諸事情によりラ行の発音が苦手な運命をも背負って生まれて来たのでした。
頑張れ桃ッ。負けるな桃ッ。鬼ヶ島への道程は斯くも険しい……。

鈴木はwebで……。


【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者であり、神。超↑遅↓筆↓である。

※桃雫狼(ももだろう):
御存知この物語の主人公の名前。昨年の4月1日に公募したらしい。

※爺:桃を拾ったお爺さんの事である。案外ボケ。

※超爺:同居してはいるが、爺との関係は作中では不明である。最年長かつ、超ボケ。

※G:爺達の隣に住んでいる胡散臭いお爺さん。ツッコミが冴え渡る。

※三爺:上記の三人の爺さん達の総称。紙面の都合もあり、よく三人一纏めにされる。



2009年4月1日 2回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(下らないからこそ、其処に意味があるッ!)
+ ...

【やる気の無い粗筋】

昔々或る所で、説明すると少々長くなりそうな経緯がありまして……
ピンクでパンクな謎の物体から男の仔が生まれました。
以下、鈴木――










桃雫狼(略称:桃)はスクスクと育ちました。
些かスクスクと育ち過ぎなのではないか? という感もありますが、
語られざる行間を読む事も読者の大切なプレジャーです。

その頃、少子化スパイラルな寒村は、ある深刻な事態にマジ直面していました。
不気味な島に棲みついた鬼達が、夜な夜な村で悪事を働くのです。
困っている村人達の背中を見て育った桃は、ある日突然こう言い放ちました。
「そんな鬼。僕が胎児してやりゅよ!」

そ~なのです。桃は日本語が未だ残念なお仔なのです。
加えて諸事情によりラ行の発音が苦手な運命をも背負って生まれて来たのでした。

其の桃のヤンチャ発言を真に受けた三爺はというと……
海千山千の恐ろしい鬼達を相手に素手で征かせるのも忍びないと思い、
一人一個のノルマを課し、合計三個のキビ団子をお腰に装備させたのでした。

キビ団子の《キビ》は、厳しいの《キビ》なのだと桃は思いましたが、
「160km/hで投げちゅければ、それなりの武器になる鴨?」と強かに思い直しました。
その辺が非常にモルディブ…もとい、ポジティブ・シンキングなお仔でした。

頑張れ桃ッ。負けるな桃ッ。鬼ヶ島への道程は斯くも険しい……。

鈴木はwebで……。


【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者であり、神。超↑遅↓筆↓である。

※桃雫狼(ももだろう):
御存知この物語の主人公の名前。昨年の4月1日に公募したらしい。

※爺:桃を拾ったお爺さんの事である。案外ボケ。

※超爺:同居してはいるが、爺との関係は作中では不明である。最年長かつ、超ボケ。

※G:爺達の隣に住んでいる胡散臭いお爺さん。ツッコミが冴え渡る。

※三爺:上記の三人の爺さん達の総称。紙面の都合もあり、よく三人一纏めにされる。


2009年4月1日 3回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(下らないからこそ、其処にロマンがあるッ!)
+ ...

【やる気の無い粗筋】

昔々或る所で、説明すると少々長くなりそうな経緯がありまして……
ピンクでパンクな謎の物体から男の仔が生まれました。
以下、鈴木――










桃雫狼(略称:桃)はスクスクと育ちました。
些かスクスクと育ち過ぎなのではないか? という感もありますが、
語られざる行間を読む事も読者の大切なプレジャーです。

その頃、少子化スパイラルな寒村は、ある深刻な事態にマジ直面していました。
不気味な島に棲みついた鬼達が、夜な夜な村で悪事を働くのです。
困っている村人達の背中を見て育った桃は、ある日突然こう言い放ちました。
「そんな鬼。僕が胎児してやりゅよ!」

そ~なのです。桃は日本語が未だ残念なお仔なのです。
加えて諸事情により、ラ行の発音が苦手な運命をも背負って生まれて来たのでした。

其の桃のヤンチャ発言を真に受けた三爺はというと……
海千山千の恐ろしい鬼達を相手に素手で征かせるのも忍びないと思い、
一人一個のノルマを課し、合計三個のキビ団子をお腰に装備させたのでした。

キビ団子の《キビ》は、厳しいの《キビ》なのだと桃は思いましたが、
「160km/hで投げちゅければ、それなりの武器になる鴨?」と強かに思い直しました。
その辺が非常にモルディブ…もとい、ポジティブ・シンキングなお仔でした。

目的の鬼ヶ島へ渡る為には海へ出る必要がありましたが、
その海へ出る為には、何と危険な魔の山を越えねばならなかったのです。
其れは嘗て芝刈りに行った超爺が、速攻で引き返してきた或の魔の山だったのデス。

ところが、西進すること吉幾三…もとい、幾星霜。
桃は鬼にも遭遇しないまま、実は小1時間で山の麓まで辿りついていたのでした。
とはいえ、やはり育ち盛りのお仔です。「グ~ぅ♪」 何だか小腹が空いて力が出ません。

「キビ団子は武器としてでは泣く、食糧として活用すりゅのが宵のではっ!?」
――と桃が閃いた刹那、
デン★ジャラスッ! 突然背後から忍び寄るモンスターの影がッ!?

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪(キビ団子をッ!)


鈴木はwebで……。


【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者であり、神。超↑遅↓筆↓である。

※桃雫狼(ももだろう):
御存知この物語の主人公の名前。昨年の4月1日に公募したらしい。

※爺:桃を拾ったお爺さんの事である。案外ボケ。

※超爺:同居してはいるが、爺との関係は作中では不明である。最年長かつ、超ボケ。

※G:爺達の隣に住んでいる胡散臭いお爺さん。ツッコミが冴え渡る。

※三爺:上記の三人の爺さん達の総称。紙面の都合もあり、よく三人一纏めにされる。

※魔の山:古の悪魔が封印されているという噂の殺伐としたエリア。



2009年4月1日 4回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(下らないからこそ、其処にロマンがあるッ!)
+ ...

【やる気の無い粗筋】

昔々或る所で、説明すると少々長くなりそうな経緯がありまして……
ピンクでパンクな謎の物体から男の仔が生まれました。
以下、鈴木――










桃雫狼(略称:桃)はスクスクと育ちました。
些かスクスクと育ち過ぎなのではないか? という感もありますが、
語られざる行間を読む事も読者の大切なプレジャーです。

その頃、少子化スパイラルな寒村は、ある深刻な事態にマジ直面していました。
不気味な島に棲みついた鬼達が、夜な夜な村で悪事を働くのです。
困っている村人達の背中を見て育った桃は、ある日突然こう言い放ちました。
「そんな鬼。僕が胎児してやりゅよ!」

そ~なのです。桃は日本語が未だ残念なお仔なのです。
加えて諸事情により、ラ行の発音が苦手な運命をも背負って生まれて来たのでした。

其の桃のヤンチャ発言を真に受けた三爺はというと……
海千山千の恐ろしい鬼達を相手に素手で征かせるのも忍びないと思い、
一人一個のノルマを課し、合計三個のキビ団子をお腰に装備させたのでした。

キビ団子の《キビ》は、厳しいの《キビ》なのだと桃は思いましたが、
「160km/hで投げちゅければ、それなりの武器になる鴨?」と強かに思い直しました。
その辺が非常にモルディブ…もとい、ポジティブ・シンキングなお仔でした。

目的の鬼ヶ島へ渡る為には海へ出る必要がありましたが、
その海へ出る為には、何と危険な魔の山を越えねばならなかったのです。
其れは嘗て芝刈りに行った超爺が、速攻で引き返してきた或の魔の山だったのデス。

ところが、西進すること吉幾三…もとい、幾星霜。
桃は鬼にも遭遇しないまま、実は小1時間で山の麓まで辿りついていたのでした。
とはいえ、やはり育ち盛りのお仔です。「グ~ぅ♪」 何だか小腹が空いて力が出ません。

「キビ団子は武器としてでは泣く、食糧として活用すりゅのが宵のではっ!?」
――と桃が閃いた刹那、
デン★ジャラスッ! 突然背後から忍び寄るモンスターの影がッ!?

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪(キビ団子をッ!)


鈴木はwebで……。


【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者であり、神。超↑遅↓筆↓である。

※桃雫狼(ももだろう):
御存知この物語の主人公の名前。昨年の4月1日に公募したらしい。

※爺:桃を拾ったお爺さんの事である。案外ボケ。

※超爺:同居してはいるが、爺との関係は作中では不明である。最年長かつ、超ボケ。

※G:爺達の隣に住んでいる胡散臭いお爺さん。ツッコミが冴え渡る。

※三爺:上記の三人の爺さん達の総称。紙面の都合もあり、よく三人一纏めにされる。

※魔の山:古の悪魔が封印されているという噂の殺伐としたエリア。



2009年4月1日 5回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(下らないからこそ、其処にロマンがあるッ!)
+ ...

【やる気の無い粗筋】

昔々或る所で、説明すると少々長くなりそうな経緯がありまして……
ピンクでパンクな謎の物体から男の仔が生まれました。
以下、鈴木――










桃雫狼(略称:桃)はスクスクと育ちました。
些かスクスクと育ち過ぎなのではないか? という感もありますが、
語られざる行間を読む事も読者の大切なプレジャーです。

その頃、少子化スパイラルな寒村は、ある深刻な事態にマジ直面していました。
不気味な島に棲みついた鬼達が、夜な夜な村で悪事を働くのです。
困っている村人達の背中を見て育った桃は、ある日突然こう言い放ちました。
「そんな鬼。僕が胎児してやりゅよ!」

そ~なのです。桃は日本語が未だ残念なお仔なのです。
加えて諸事情により、ラ行の発音が苦手な運命をも背負って生まれて来たのでした。

其の桃のヤンチャ発言を真に受けた三爺はというと……
海千山千の恐ろしい鬼達を相手に素手で征かせるのも忍びないと思い、
一人一個のノルマを課し、合計三個のキビ団子をお腰に装備させたのでした。

キビ団子の《キビ》は、厳しいの《キビ》なのだと桃は思いましたが、
「160km/hで投げちゅければ、それなりの武器になる鴨?」と強かに思い直しました。
その辺が非常にモルディブ…もとい、ポジティブ・シンキングなお仔でした。

目的の鬼ヶ島へ渡る為には海へ出る必要がありましたが、
その海へ出る為には、何とも危険な或る山を越えねばならなかったのです。
其れは嘗て芝刈りに行った超爺が、速攻で引き返してきた或の魔の山だったのデス。

ところが、西進すること吉幾三…もとい、幾星霜。
桃は鬼にも遭遇しないまま、実は小1時間で山の麓まで辿りついていたのでした。
とはいえ、やはり育ち盛りのお仔です。「グ~ぅ♪」 何だか小腹が空いて力が出ません。

「キビ団子は武器としてでは泣く、食糧として活用すりゅのが宵のではっ!?」
――と桃が閃いた刹那、
デン★ジャラスッ! 突然背後から忍び寄るモンスターの影がッ!?

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪

桃はッ。キビ団子をッ。大きく振りかぶってッ……ん投げたッ!

――串に刺さらなかった三兄弟の長男は、螺旋を描きながら、夜空を凍らせたッ!
…ら面白いのですが、まだバリバリ昼間でした。即ち…バリ昼である。

残念ながら其の黄色い弾丸は明後日の方向へと飛んでいったのですが、
ターゲット自らが驚きのインパルスで自ら弾丸の方へと飛び込んだので命中しました。
しゅばん☆しゅばばん☆しゅばばば~ん☆


鈴木はwebで……。


【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者であり、神。超↑遅↓筆↓である。

※桃雫狼(ももだろう):
御存知この物語の主人公の名前。昨年の4月1日に公募したらしい。

※爺:桃を拾ったお爺さんの事である。案外ボケ。

※超爺:同居してはいるが、爺との関係は作中では不明である。最年長かつ、超ボケ。

※G:爺達の隣に住んでいる胡散臭いお爺さん。ツッコミが冴え渡る。

※三爺:上記の三人の爺さん達の総称。紙面の都合もあり、よく三人一纏めにされる。

※モルディブ:インド南西の島国。碧の海と珊瑚礁が美しい楽園である。

※魔の山:古の悪魔が封印されているという噂の殺伐としたエリア。

※吉幾三:数々の名曲を持つシンガーソングライター。訛り方が凄い。だが、そこが良いッ!



2009年4月1日 6回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(仕事と更新、息抜きはどっちだッ!)
+ ...

【やる気の無い粗筋】

昔々或る所で、説明すると少々長くなりそうな経緯がありまして……
ピンクでパンクな謎の物体から男の仔が生まれました。
以下、鈴木――











桃雫狼(略称:桃)はスクスクと育ちました。
些かスクスクと育ち過ぎなのではないか? という感もありますが、
語られざる行間を読む事も読者の大切なプレジャーです。

その頃、少子化スパイラルな寒村は、ある深刻な事態にマジ直面していました。
不気味な島に棲みついた鬼達が、夜な夜な村で悪事を働くのです。
困っている村人達の背中を見て育った桃は、ある日突然こう言い放ちました。
「そんな鬼。僕が胎児してやりゅよ!」

そ~なのです。桃は日本語が未だ残念なお仔なのです。
加えて諸事情により、ラ行の発音が苦手な運命をも背負って生まれて来たのでした。

其の桃のヤンチャ発言を真に受けた三爺はというと……
海千山千の恐ろしい鬼達を相手に素手で征かせるのも忍びないと思い、
一人一個のノルマを課し、合計三個のキビ団子をお腰に装備させたのでした。

キビ団子の《キビ》は、厳しいの《キビ》なのだと桃は思いましたが、
「160km/hで投げちゅければ、それなりの武器になる鴨?」と強かに思い直しました。
その辺が非常にモルディブ…もとい、ポジティブ・シンキングなお仔でした。

目的の鬼ヶ島へ渡る為には海へ出る必要がありましたが、
その海へ出る為には、何とも危険な或る山を越えねばならなかったのです。
其れは嘗て芝刈りに行った超爺が、速攻で引き返してきた或の魔の山だったのデス。

ところが、西進すること吉幾三…もとい、幾星霜。
桃は鬼にも遭遇しないまま、実は小1時間で山の麓まで辿りついていたのでした。
とはいえ、やはり育ち盛りのお仔です。「グ~ぅ♪」 何だか小腹が空いて力が出ません。

「キビ団子は武器としてでは泣く、食糧として活用すりゅのが宵のではっ!?」
――と桃が閃いた刹那、
デン★ジャラスッ! 突然背後から忍び寄るモンスターの影がッ!?

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪

桃はッ。キビ団子をッ。大きく振りかぶってッ……ん投げたッ!

――串に刺さらなかった三兄弟の長男は、螺旋を描きながら、夜空を凍らせたッ!
…ら面白いのですが、まだバリバリ昼間でした。即ち…バリ昼である。

残念ながら其の黄色い弾丸は明後日の方向へと飛んでいったのですが、
ターゲット自らが驚きのインパルスで自ら弾丸の方へと飛び込んだので命中しました。
しゅばん☆しゅばばん☆しゅばばば~ん☆

「ほほひほまんは…ゴックン…在ったようだワンッ!」
何と銀色の犬が氣媚弾を喰らいました……
というか、元々は食糧なので寧ろジャスティスというか、
武器として使用する方が間違っていたのではないかと思われました。

「我輩お腹がペコリーノだったのれす。助けてくれてメルスィー」
「坊ちゃん。貴方は我輩の大切な人に何処か似ています」
「是非、我輩もお供させて欲しいのだワンッ!」――と冬犬は言いました。

「兄退治は危険だぞ。泣いちゃうかもだぞ。それでもお前は、僕に着いて来りゅのか?」
「ワンッ!(このラ行の残念さが、寧ろ堪らなく愛しい♪)」
「この地平線に在る限り、貴仔に永遠の愛と忠誠を誓います」
こうして、桃雫狼には一匹目の旅の仲間【冬犬】というお供が出来たのでした。

犬は歓び山駈け廻り、
鈴木はwebで……。



【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者であり、神。超↑遅↓筆↓である。

※桃雫狼(ももだろう):
御存知この物語の主人公の名前。昨年の4月1日に公募したらしい。

※爺:桃を拾ったお爺さんの事である。案外ボケ。

※超爺:同居してはいるが、爺との関係は作中では不明である。最年長かつ、超ボケ。

※G:爺達の隣に住んでいる胡散臭いお爺さん。ツッコミが冴え渡る。

※三爺:上記の三人の爺さん達の総称。紙面の都合もあり、よく三人一纏めにされる。

※モルディブ:インド南西の島国。碧海と珊瑚礁が美しい楽園である。

※魔の山:古の悪魔が封印されているという噂の殺伐としたエリア。

※吉幾三:数々の名曲を持つシンガーソングライター。訛り方が凄い。だが、そこが良いッ!

※バリ昼:ビバリーヒルズの略称としても有名。或の警官や青春白書で大ブレイク。

※冬犬(イヴェシアン):最初の仲間。好物は栗。サウスちゃんの方ではない。




2009年4月1日 7回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(予想外の展開、其れもまた善しッ!)
+ ...

【やる気の無い粗筋】

昔々或る所で、説明すると少々長くなりそうな経緯がありまして……
ピンクでパンクな謎の物体から男の仔が生まれました。
以下、鈴木――











桃雫狼(略称:桃)はスクスクと育ちました。
些かスクスクと育ち過ぎなのではないか? という感もありますが、
語られざる行間を読む事も読者の大切なプレジャーです。

その頃、少子化スパイラルな寒村は、ある深刻な事態にマジ直面していました。
不気味な島に棲みついた鬼達が、夜な夜な村で悪事を働くのです。
困っている村人達の背中を見て育った桃は、ある日突然こう言い放ちました。
「そんな鬼。僕が胎児してやりゅよ!」

そ~なのです。桃は日本語が未だ残念なお仔なのです。
加えて諸事情により、ラ行の発音が苦手な運命をも背負って生まれて来たのでした。

其の桃のヤンチャ発言を真に受けた三爺はというと……
海千山千の恐ろしい鬼達を相手に素手で征かせるのも忍びないと思い、
一人一個のノルマを課し、合計三個のキビ団子をお腰に装備させたのでした。

キビ団子の《キビ》は、厳しいの《キビ》なのだと桃は思いましたが、
「160km/hで投げちゅければ、それなりの武器になる鴨?」と強かに思い直しました。
その辺が非常にモルディブ…もとい、ポジティブ・シンキングなお仔でした。

目的の鬼ヶ島へ渡る為には海へ出る必要がありましたが、
その海へ出る為には、何とも危険な或る山を越えねばならなかったのです。
其れは嘗て芝刈りに行った超爺が、速攻で引き返してきた或の魔の山だったのデス。

ところが、西進すること吉幾三…もとい、幾星霜。
桃は鬼にも遭遇しないまま、実は小1時間で山の麓まで辿りついていたのでした。
とはいえ、やはり育ち盛りのお仔です。「グ~ぅ♪」 何だか小腹が空いて力が出ません。

「キビ団子は武器としてでは泣く、食糧として活用すりゅのが宵のではっ!?」
――と桃が閃いた刹那、
デン★ジャラスッ! 突然背後から忍び寄るモンスターの影がッ!?

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪

桃はッ。キビ団子をッ。大きく振りかぶってッ……ん投げたッ!

――串に刺さらなかった三兄弟の長男は、螺旋を描きながら、夜空を凍らせたッ!
…ら面白いのですが、まだバリバリ昼間でした。即ち…バリ昼である。

残念ながら其の黄色い弾丸は明後日の方向へと飛んでいったのですが、
ターゲット自らが驚きのインパルスで自ら弾丸の方へと飛び込んだので命中しました。
しゅばん☆しゅばばん☆しゅばばば~ん☆

「ほほひほまんは…ゴックン…在ったようだワンッ!」
何と銀色の犬が氣媚弾を喰らいました……
というか、元々は食糧なので寧ろジャスティスというか、
武器として使用する方が間違っていたのではないかと思われました。

「我輩お腹がペコリーノだったのれす。助けてくれてメルスィー」
「坊ちゃん。貴方は我輩の大切な人に何処か似ています」
「是非、我輩もお供させて欲しいのだワンッ!」――と冬犬は言いました。

「兄退治は危険だぞ。泣いちゃうかもだぞ。それでもお前は、僕に着いて来りゅのか?」
「ワンッ!(このラ行の残念さが、寧ろ堪らなく愛しい♪)」
「この地平線に在る限り、貴仔に永遠の愛と忠誠を誓います」
こうして、桃雫狼には一匹目の旅の仲間【冬犬】というお供が出来たのでした。

さて、今日という日の残り時間も僅かとなってきましたが、皆さん大丈夫ですか?
学業は、仕事は順調ですか? 体調は? 元気に着いてこれてますか?
……重畳です。其れでは巻いていきましょう。










其れは、一行が魔の山の中腹に差しかかった時のことでした。
何とも不気味な声が地面の方から響いてきたのです。

「……我ノ眠リヲ妨ゲルノハ誰ダ?」
「畏レヨ。汝、小サキ者ヨ」
「我ガ名ハ、アスモデウス……」

鈴木はwebで……。




【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者であり、神。超↑遅↓筆↓である。

※桃雫狼(ももだろう):
御存知この物語の主人公の名前。昨年の4月1日に公募したらしい。

※爺:桃を拾ったお爺さんの事である。案外ボケ。

※超爺:同居してはいるが、爺との関係は作中では不明である。最年長かつ、超ボケ。

※G:爺達の隣に住んでいる胡散臭いお爺さん。ツッコミが冴え渡る。

※三爺:上記の三人の爺さん達の総称。紙面の都合もあり、よく三人一纏めにされる。

※モルディブ:インド南西の島国。碧い海と珊瑚礁が美しい楽園である。

※魔の山:古の悪魔が封印されているという噂の殺伐としたエリア。

※吉幾三:数々の名曲を持つシンガーソングライター。訛り方が凄い。だが、そこが良いッ!

※バリ昼:ビバリーヒルズの略称としても有名。或の警官や青春白書で大ブレイク。

※冬犬(イヴェシアン):最初の仲間。好物は栗。サウスちゃんの方ではない。



2009年4月1日 8回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(所謂、引っ掛けというやつでしたッ!)
+ ...

【やる気の無い粗筋】

昔々或る所で、説明すると少々長くなりそうな経緯がありまして……
ピンクでパンクな謎の物体から男の仔が生まれました。
以下、鈴木――











桃雫狼(略称:桃)はスクスクと育ちました。
些かスクスクと育ち過ぎなのではないか? という感もありますが、
語られざる行間を読む事も読者の大切なプレジャーです。

その頃、少子化スパイラルな寒村は、ある深刻な事態にマジ直面していました。
不気味な島に棲みついた鬼達が、夜な夜な村で悪事を働くのです。
困っている村人達の背中を見て育った桃は、ある日突然こう言い放ちました。
「そんな鬼。僕が胎児してやりゅよ!」

そ~なのです。桃は日本語が未だ残念なお仔なのです。
加えて諸事情により、ラ行の発音が苦手な運命をも背負って生まれて来たのでした。

其の桃のヤンチャ発言を真に受けた三爺はというと……
海千山千の恐ろしい鬼達を相手に素手で征かせるのも忍びないと思い、
一人一個のノルマを課し、合計三個のキビ団子をお腰に装備させたのでした。

キビ団子の《キビ》は、厳しいの《キビ》なのだと桃は思いましたが、
「160km/hで投げちゅければ、それなりの武器になる鴨?」と強かに思い直しました。
その辺が非常にモルディブ…もとい、ポジティブ・シンキングなお仔でした。

目的の鬼ヶ島へ渡る為には海へ出る必要がありましたが、
その海へ出る為には、何とも危険な或る山を越えねばならなかったのです。
其れは嘗て芝刈りに行った超爺が、速攻で引き返してきた或の魔の山だったのデス。

ところが、西進すること吉幾三…もとい、幾星霜。
桃は鬼にも遭遇しないまま、実は小1時間で山の麓まで辿りついていたのでした。
とはいえ、やはり育ち盛りのお仔です。「グ~ぅ♪」 何だか小腹が空いて力が出ません。

「キビ団子は武器としてでは泣く、食糧として活用すりゅのが宵のではっ!?」
――と桃が閃いた刹那、
デン★ジャラスッ! 突然背後から忍び寄るモンスターの影がッ!?

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪

桃はッ。キビ団子をッ。大きく振りかぶってッ……ん投げたッ!

――串に刺さらなかった三兄弟の長男は、螺旋を描きながら、夜空を凍らせたッ!
…ら面白いのですが、まだバリバリ昼間でした。即ち…バリ昼である。

残念ながら其の黄色い弾丸は明後日の方向へと飛んでいったのですが、
ターゲット自らが驚きのインパルスで自ら弾丸の方へと飛び込んだので命中しました。
しゅばん☆しゅばばん☆しゅばばば~ん☆

「ほほひほまんは…ゴックン…在ったようだワンッ!」
何と銀色の犬が氣媚弾を喰らいました……
というか、元々は食糧なので寧ろジャスティスというか、
武器として使用する方が間違っていたのではないかと思われました。

「我輩お腹がペコリーノだったのれす。助けてくれてメルスィー」
「坊ちゃん。貴方は我輩の大切な人に何処か似ています」
「是非、我輩もお供させて欲しいのだワンッ!」――と冬犬は言いました。

「兄退治は危険だぞ。泣いちゃうかもだぞ。それでもお前は、僕に着いて来りゅのか?」
「ワンッ!(このラ行の残念さが、寧ろ堪らなく愛しい♪)」
「この地平線に在る限り、貴仔に永遠の愛と忠誠を誓います」
こうして、桃雫狼には一匹目の旅の仲間【冬犬】というお供が出来たのでした。

さて、今日という日の残り時間も僅かとなってきましたが、皆さん大丈夫ですか?
学業は、仕事は順調ですか? 体調は? 元気に着いてこれてますか?
……重畳です。其れでは巻いていきましょう。










其れは、一行が魔の山の中腹に差しかかった時のことでした。
何とも不気味な声が地面の方から響いてきたのです。

「……我ノ眠リヲ妨ゲルノハ誰ダ?」
「畏レヨ。汝、小サキ者ヨ」
「我ガ名ハ、アスモデウス……」

「デハナイ。少シモ似テオラヌ。クックックッ」
何だコイツは? 此れが伝説の独りノリツッコミってやつか!?
  と桃は思いましたが。正直、其処を膨らます余裕はない。兎に角――

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪

桃はッ。キビ団子をッ。大きく振りかぶってッ……
鈴木はwebで……。



【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者であり、神。超↑遅↓筆↓である。

※桃雫狼(ももだろう):
御存知この物語の主人公の名前。昨年の4月1日に公募したらしい。

※爺:桃を拾ったお爺さんの事である。案外ボケ。

※超爺:同居してはいるが、爺との関係は作中では不明である。最年長かつ、超ボケ。

※G:爺達の隣に住んでいる胡散臭いお爺さん。ツッコミが冴え渡る。

※三爺:上記の三人の爺さん達の総称。紙面の都合もあり、よく三人一纏めにされる。

※モルディブ:インド南西の島国。碧い海と珊瑚礁が美しい楽園である。

※魔の山:古の悪魔が封印されているという噂の殺伐としたエリア。

※吉幾三:数々の名曲を持つシンガーソングライター。訛り方が凄い。だが、そこが良いッ!

※バリ昼:ビバリーヒルズの略称としても有名。或の警官や青春白書で大ブレイク。

※冬犬(イヴェシアン):最初の仲間。好物は栗。サウスちゃんの方ではない。

※アスモデウス:ソロモン72柱の魔神の1柱である。サラサラな髪が好きなのかもねッ!



2009年4月1日 9回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(此処に来て、マサカの鈴木ッ!)
+ ...

【やる気の無い粗筋】

昔々或る所で、説明すると少々長くなりそうな経緯がありまして……
ピンクでパンクな謎の物体から男の仔が生まれました。
以下、鈴木――











桃雫狼(略称:桃)はスクスクと育ちました。
些かスクスクと育ち過ぎなのではないか? という感もありますが、
語られざる行間を読む事も読者の大切なプレジャーです。

その頃、少子化スパイラルな寒村は、ある深刻な事態にマジ直面していました。
不気味な島に棲みついた鬼達が、夜な夜な村で悪事を働くのです。
困っている村人達の背中を見て育った桃は、ある日突然こう言い放ちました。
「そんな鬼。僕が胎児してやりゅよ!」

そ~なのです。桃は日本語が未だ残念なお仔なのです。
加えて諸事情により、ラ行の発音が苦手な運命をも背負って生まれて来たのでした。

其の桃のヤンチャ発言を真に受けた三爺はというと……
海千山千の恐ろしい鬼達を相手に素手で征かせるのも忍びないと思い、
一人一個のノルマを課し、合計三個のキビ団子をお腰に装備させたのでした。

キビ団子の《キビ》は、厳しいの《キビ》なのだと桃は思いましたが、
「160km/hで投げちゅければ、それなりの武器になる鴨?」と強かに思い直しました。
その辺が非常にモルディブ…もとい、ポジティブ・シンキングなお仔でした。

目的の鬼ヶ島へ渡る為には海へ出る必要がありましたが、
その海へ出る為には、何とも危険な或る山を越えねばならなかったのです。
其れは嘗て芝刈りに行った超爺が、速攻で引き返してきた或の魔の山だったのデス。

ところが、西進すること吉幾三…もとい、幾星霜。
桃は鬼にも遭遇しないまま、実は小1時間で山の麓まで辿りついていたのでした。
とはいえ、やはり育ち盛りのお仔です。「グ~ぅ♪」 何だか小腹が空いて力が出ません。

「キビ団子は武器としてでは泣く、食糧として活用すりゅのが宵のではっ!?」
――と桃が閃いた刹那、
デン★ジャラスッ! 突然背後から忍び寄るモンスターの影がッ!?

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪

桃はッ。キビ団子をッ。大きく振りかぶってッ……ん投げたッ!

――串に刺さらなかった三兄弟の長男は、螺旋を描きながら、夜空を凍らせたッ!
…ら面白いのですが、まだバリバリ昼間でした。即ち…バリ昼である。

残念ながら其の黄色い弾丸は明後日の方向へと飛んでいったのですが、
ターゲット自らが驚きのインパルスで自ら弾丸の方へと飛び込んだので命中しました。
しゅばん☆しゅばばん☆しゅばばば~ん☆

「ほほひほまんは…ゴックン…在ったようだワンッ!」
何と銀色の犬が氣媚弾を喰らいました……
というか、元々は食糧なので寧ろジャスティスというか、
武器として使用する方が間違っていたのではないかと思われました。

「我輩お腹がペコリーノだったのれす。助けてくれてメルスィー」
「坊ちゃん。貴方は我輩の大切な人に何処か似ています」
「是非、我輩もお供させて欲しいのだワンッ!」――と冬犬は言いました。

「兄退治は危険だぞ。泣いちゃうかもだぞ。それでもお前は、僕に着いて来りゅのか?」
「ワンッ!(このラ行の残念さが、寧ろ堪らなく愛しい♪)」
「この地平線に在る限り、貴仔に永遠の愛と忠誠を誓います」
こうして、桃雫狼には一匹目の旅の仲間【冬犬】というお供が出来たのでした。

さて、今日という日の残り時間も僅かとなってきましたが、皆さん大丈夫ですか?
学業は、仕事は順調ですか? 体調は? 元気に着いてこれてますか?
……重畳です。其れでは巻いていきましょう。










其れは、一行が魔の山の中腹に差しかかった時のことでした。
何とも不気味な声が地面の方から響いてきたのです。

「……我ノ眠リヲ妨ゲルノハ誰ダ?」
「畏レヨ。汝、小サキ者ヨ」
「我ガ名ハ、アスモデウス……」

「デハナイ。少シモ似テオラヌ。クックックッ」
何だコイツは? 此れが伝説の独りノリツッコミってやつか!?
  と桃は思いましたが。正直、其処を膨らます余裕はない。兎に角――

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪

桃はッ。キビ団子をッ。大きく振りかぶってッ……「痛ぇっ!!!」
その時、彼方より飛来した一条の矢が桃の胸を貫いた。
其れは偶然、彼方で修練を積んでいた武士、鈴木が放った矢であった。

桃は薄れゆく意識の中で...
時代考証を大胆に無視して何故か存在する...
其の...其の足元の...其の蒼い石畳に倒れ込んだ……。


鈴木はwebで……。



【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者であり、神。超↑遅↓筆↓である。

※桃雫狼(ももだろう):
御存知この物語の主人公の名前。昨年の4月1日に公募したらしい。

※爺:桃を拾ったお爺さんの事である。案外ボケ。

※超爺:同居してはいるが、爺との関係は作中では不明である。最年長かつ、超ボケ。

※G:爺達の隣に住んでいる胡散臭いお爺さん。ツッコミが冴え渡る。

※三爺:上記の三人の爺さん達の総称。紙面の都合もあり、よく三人一纏めにされる。

※モルディブ:インド南西の島国。碧い海と珊瑚礁が美しい楽園である。

※魔の山:古の悪魔が封印されているという噂の殺伐としたエリア。

※吉幾三:数々の名曲を持つシンガーソングライター。訛り方が凄い。だが、そこが良いッ!

※バリ昼:ビバリーヒルズの略称としても有名。或の警官や青春白書で大ブレイク。

※冬犬(イヴェシアン):最初の仲間。好物は栗。サウスちゃんの方ではない。

※アスモデウス:ソロモン72柱の魔神の1柱である。サラサラな髪が好きなのかもねッ!

※鈴木:本名は鈴木檻於之介(すずき・おりおのすけ)。弓術の達人。



2009年4月1日 10回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(歴史を変えたのは……鈴木の一撃ッ!?)
+ ...

【やる気の無い粗筋】

昔々或る所で、説明すると少々長くなりそうな経緯がありまして……
ピンクでパンクな謎の物体から男の仔が生まれました。
以下、鈴木――











桃雫狼(略称:桃)はスクスクと育ちました。
些かスクスクと育ち過ぎなのではないか? という感もありますが、
語られざる行間を読む事も読者の大切なプレジャーです。

その頃、少子化スパイラルな寒村は、ある深刻な事態にマジ直面していました。
不気味な島に棲みついた鬼達が、夜な夜な村で悪事を働くのです。
困っている村人達の背中を見て育った桃は、ある日突然こう言い放ちました。
「そんな鬼。僕が胎児してやりゅよ!」

そ~なのです。桃は日本語が未だ残念なお仔なのです。
加えて諸事情により、ラ行の発音が苦手な運命をも背負って生まれて来たのでした。

其の桃のヤンチャ発言を真に受けた三爺はというと……
海千山千の恐ろしい鬼達を相手に素手で征かせるのも忍びないと思い、
一人一個のノルマを課し、合計三個のキビ団子をお腰に装備させたのでした。

キビ団子の《キビ》は、厳しいの《キビ》なのだと桃は思いましたが、
「160km/hで投げちゅければ、それなりの武器になる鴨?」と強かに思い直しました。
その辺が非常にモルディブ…もとい、ポジティブ・シンキングなお仔でした。

目的の鬼ヶ島へ渡る為には海へ出る必要がありましたが、
その海へ出る為には、何とも危険な或る山を越えねばならなかったのです。
其れは嘗て芝刈りに行った超爺が、速攻で引き返してきた或の魔の山だったのデス。

ところが、西進すること吉幾三…もとい、幾星霜。
桃は鬼にも遭遇しないまま、実は小1時間で山の麓まで辿りついていたのでした。
とはいえ、やはり育ち盛りのお仔です。「グ~ぅ♪」 何だか小腹が空いて力が出ません。

「キビ団子は武器としてでは泣く、食糧として活用すりゅのが宵のではっ!?」
――と桃が閃いた刹那、
デン★ジャラスッ! 突然背後から忍び寄るモンスターの影がッ!?

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪

桃はッ。キビ団子をッ。大きく振りかぶってッ……ん投げたッ!

――串に刺さらなかった三兄弟の長男は、螺旋を描きながら、夜空を凍らせたッ!
…ら面白いのですが、まだバリバリ昼間でした。即ち…バリ昼である。

残念ながら其の黄色い弾丸は明後日の方向へと飛んでいったのですが、
ターゲット自らが驚きのインパルスで自ら弾丸の方へと飛び込んだので命中しました。
しゅばん☆しゅばばん☆しゅばばば~ん☆

「ほほひほまんは…ゴックン…在ったようだワンッ!」
何と銀色の犬が氣媚弾を喰らいました……
というか、元々は食糧なので寧ろジャスティスというか、
武器として使用する方が間違っていたのではないかと思われました。

「我輩お腹がペコリーノだったのれす。助けてくれてメルスィー」
「坊ちゃん。貴方は我輩の大切な人に何処か似ています」
「是非、我輩もお供させて欲しいのだワンッ!」――と冬犬は言いました。

「兄退治は危険だぞ。泣いちゃうかもだぞ。それでもお前は、僕に着いて来りゅのか?」
「ワンッ!(このラ行の残念さが、寧ろ堪らなく愛しい♪)」
「この地平線に在る限り、貴仔に永遠の愛と忠誠を誓います」
こうして、桃雫狼には一匹目の旅の仲間【冬犬】というお供が出来たのでした。

さて、今日という日の残り時間も僅かとなってきましたが、皆さん大丈夫ですか?
学業は、仕事は順調ですか? 体調は? 元気に着いてこれてますか?
……重畳です。其れでは巻いていきましょう。










其れは、一行が魔の山の中腹に差しかかった時のことでした。
何とも不気味な声が地面の方から響いてきたのです。

「……我ノ眠リヲ妨ゲルノハ誰ダ?」
「畏レヨ。汝、小サキ者ヨ」
「我ガ名ハ、アスモデウス……」

「デハナイ。少シモ似テオラヌ。クックックッ」
何だコイツは? 此れが伝説の独りノリツッコミってやつか!?
  と桃は思いましたが。正直、其処を膨らます余裕はないッ。兎に角――

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪

桃はッ。キビ団子をッ。大きく振りかぶってッ……「痛ぇっ!!!」
その時、彼方より飛来した一条の矢が桃の胸を貫いた。
其れは偶然、彼方で修練を積んでいた武士、鈴木が放った矢であった。

桃は薄れゆく意識の中で...
時代考証を大胆に無視して何故か存在する...
其の...其の足元の...其の蒼い石畳に倒れ込んだ……。

「小僧ッ。オ前ハ何者ダ?」
「僕は桃から生まれた百雫狼。お前の方こそ何者だっ?」
「悪魔っぽい感じの生地だから、どうせシャイターイルとかだりょ!」
其れを聴いた緋眼の雉は、奇妙に嗤った……。

「永遠トイウ苦イ毒ヲ、独リデ喰ラウノニモ飽キタ」
「桃ノ御仔ヨ。其ノキビ団子ヲ俺様ニ遣セ。オ前ノ憎ムモノ全テ、コノ嘴デ滅ボソウ!!!」
こうして、桃雫狼には一羽目の旅の仲間【魔雉】というお供が出来たのでした。

其の鈴木は何事も無かったかのように山を降り、此の
鈴木はwebで……。



【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者であり、神。超↑遅↓筆↓である。

※桃雫狼(ももだろう):
御存知この物語の主人公の名前。昨年の4月1日に公募したらしい。

※爺:桃を拾ったお爺さんの事である。案外ボケ。

※超爺:同居してはいるが、爺との関係は作中では不明である。最年長かつ、超ボケ。

※G:爺達の隣に住んでいる胡散臭いお爺さん。ツッコミが冴え渡る。

※三爺:上記の三人の爺さん達の総称。紙面の都合もあり、よく三人一纏めにされる。

※モルディブ:インド南西の島国。碧い海と珊瑚礁が美しい楽園である。

※魔の山:古の悪魔が封印されているという噂の殺伐としたエリア。

※吉幾三:数々の名曲を持つシンガーソングライター。訛り方が凄い。だが、そこが良いッ!

※バリ昼:ビバリーヒルズの略称としても有名。或の警官や青春白書で大ブレイク。

※冬犬(イヴェシアン):最初の仲間。好物は栗。サウスちゃんの方ではない。

※アスモデウス:ソロモン72柱の魔神の1柱である。サラサラな髪が好きなのかもねッ!

※鈴木:本名は鈴木檻於之介(すずき・おりおのすけ)。弓術の達人。

※魔雉(シャイターイル):2番目の仲間。好物は茘枝。意外と傾国の美女と気が合う?



2009年4月1日 11回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(このパターンはッ……ター様マジ切れからの、殺メッ!?)
+ ...

【やる気の無い粗筋】

昔々或る所で、説明すると少々長くなりそうな経緯がありまして……
ピンクでパンクな謎の物体から男の仔が生まれました。
以下、鈴木――











桃雫狼(略称:桃)はスクスクと育ちました。
些かスクスクと育ち過ぎなのではないか? という感もありますが、
語られざる行間を読む事も読者の大切なプレジャーです。

その頃、少子化スパイラルな寒村は、ある深刻な事態にマジ直面していました。
不気味な島に棲みついた鬼達が、夜な夜な村で悪事を働くのです。
困っている村人達の背中を見て育った桃は、ある日突然こう言い放ちました。
「そんな鬼。僕が胎児してやりゅよ!」

そ~なのです。桃は日本語が未だ残念なお仔なのです。
加えて諸事情により、ラ行の発音が苦手な運命をも背負って生まれて来たのでした。

其の桃のヤンチャ発言を真に受けた三爺はというと……
海千山千の恐ろしい鬼達を相手に素手で征かせるのも忍びないと思い、
一人一個のノルマを課し、合計三個のキビ団子をお腰に装備させたのでした。

キビ団子の《キビ》は、厳しいの《キビ》なのだと桃は思いましたが、
「160km/hで投げちゅければ、それなりの武器になる鴨?」と強かに思い直しました。
その辺が非常にモルディブ…もとい、ポジティブ・シンキングなお仔でした。

目的の鬼ヶ島へ渡る為には海へ出る必要がありましたが、
その海へ出る為には、何とも危険な或る山を越えねばならなかったのです。
其れは嘗て芝刈りに行った超爺が、速攻で引き返してきた或の魔の山だったのデス。

ところが、西進すること吉幾三…もとい、幾星霜。
桃は鬼にも遭遇しないまま、実は小1時間で山の麓まで辿りついていたのでした。
とはいえ、やはり育ち盛りのお仔です。「グ~ぅ♪」 何だか小腹が空いて力が出ません。

「キビ団子は武器としてでは泣く、食糧として活用すりゅのが宵のではっ!?」
――と桃が閃いた刹那、
デン★ジャラスッ! 突然背後から忍び寄るモンスターの影がッ!?

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪

桃はッ。キビ団子をッ。大きく振りかぶってッ……ん投げたッ!

――串に刺さらなかった三兄弟の長男は、螺旋を描きながら、夜空を凍らせたッ!
…ら面白いのですが、まだバリバリ昼間でした。即ち…バリ昼である。

残念ながら其の黄色い弾丸は明後日の方向へと飛んでいったのですが、
ターゲット自らが驚きのインパルスで自ら弾丸の方へと飛び込んだので命中しました。
しゅばん☆しゅばばん☆しゅばばば~ん☆

「ほほひほまんは…ゴックン…在ったようだワンッ!」
何と銀色の犬が氣媚弾を喰らいました……
というか、元々は食糧なので寧ろジャスティスというか、
武器として使用する方が間違っていたのではないかと思われました。

「我輩お腹がペコリーノだったのれす。助けてくれてメルスィー」
「坊ちゃん。貴方は我輩の大切な人に何処か似ています」
「是非、我輩もお供させて欲しいのだワンッ!」――と冬犬は言いました。

「兄退治は危険だぞ。泣いちゃうかもだぞ。それでもお前は、僕に着いて来りゅのか?」
「ワンッ!(このラ行の残念さが、寧ろ堪らなく愛しい♪)」
「この地平線に在る限り、貴仔に永遠の愛と忠誠を誓います」
こうして、桃雫狼には一匹目の旅の仲間【冬犬】というお供が出来たのでした。

さて、今日という日の残り時間も僅かとなってきましたが、皆さん大丈夫ですか?
学業は、仕事は順調ですか? 体調は? 元気に着いてこれてますか?
……重畳です。其れでは巻いていきましょう。










其れは、一行が魔の山の中腹に差しかかった時のことでした。
何とも不気味な声が地面の方から響いてきたのです。

「……我ノ眠リヲ妨ゲルノハ誰ダ?」
「畏レヨ。汝、小サキ者ヨ」
「我ガ名ハ、アスモデウス……」

「デハナイ。少シモ似テオラヌ。クックックッ」
何だコイツは? 此れが伝説の独りノリツッコミってやつか!?
  と桃は思いましたが。正直、其処を膨らます余裕はないッ。兎に角――

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪

桃はッ。キビ団子をッ。大きく振りかぶってッ……「痛ぇっ!!!」
その時、彼方より飛来した一条の矢が桃の胸を貫いた。
其れは偶然、彼方で修練を積んでいた武士、鈴木が放った矢であった。

桃は薄れゆく意識の中で...
時代考証を大胆に無視して何故か存在する...
其の...其の足元の...其の蒼い石畳に倒れ込んだ……。

「小僧ッ。オ前ハ何者ダ?」
「僕は桃から生まれた百雫狼。お前の方こそ何者だっ?」
「悪魔っぽい感じの生地だから、どうせシャイターイルとかだりょ!」
其れを聴いた緋眼の雉は、奇妙に嗤った……。

「永遠トイウ苦イ毒ヲ、独リデ喰ラウノニモ飽キタ」
「桃ノ御仔ヨ。其ノキビ団子ヲ俺様ニ遣セ。オ前ノ憎ムモノ全テ、コノ嘴デ滅ボソウ!!!」
こうして、桃雫狼には一羽目の旅の仲間【魔雉】というお供が出来たのでした。










気付けば一行は、昏い冥い地底のような場所に足を踏み入れていました。
「冥府ヘヨゥコソ!」
「――ト謂ィタィ処ダガ。何故、生者ガ母上ヲ裏切ッテ此処ヘ参ッタ?」
「返答次第デハ、其ノ焔。奪ォゥゾ……」

行き成りの急展開ッ。死ぬな桃ッ。生きろ桃ッ。鬼ヶ島への道程は険しい……。
というか、未だ全然鬼が出て来ない。其れでも鈴木はwebで……。



【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者であり、神。超↑遅↓筆↓である。

※桃雫狼(ももだろう):
御存知この物語の主人公の名前。昨年の4月1日に公募したらしい。

※爺:桃を拾ったお爺さんの事である。案外ボケ。

※超爺:同居してはいるが、爺との関係は作中では不明である。最年長かつ、超ボケ。

※G:爺達の隣に住んでいる胡散臭いお爺さん。ツッコミが冴え渡る。

※三爺:上記の三人の爺さん達の総称。紙面の都合もあり、よく三人一纏めにされる。

※モルディブ:インド南西の島国。碧い海と珊瑚礁が美しい楽園である。

※魔の山:古の悪魔が封印されているという噂の殺伐としたエリア。

※吉幾三:数々の名曲を持つシンガーソングライター。訛り方が凄い。だが、そこが良いッ!

※バリ昼:ビバリーヒルズの略称としても有名。或の警官や青春白書で大ブレイク。

※冬犬(イヴェシアン):最初の仲間。好物は栗。サウスちゃんの方ではない。

※アスモデウス:ソロモン72柱の魔神の1柱である。サラサラな髪が好きなのかもねッ!

※鈴木:本名は鈴木檻於之介(すずき・おりおのすけ)。弓術の達人。

※魔雉(シャイターイル):2番目の仲間。好物は茘枝。意外と傾国の美女と気が合う?

※キビ団子:レアなモンスターを仲間に出来るアイテム。現在の成功率は100%ッ!



2009年4月1日 12回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(遂に此の物語も、クライマックスに近いのかッ!?)
+ ...

【やる気の無い粗筋】

昔々或る所で、説明すると少々長くなりそうな経緯がありまして……
ピンクでパンクな謎の物体から男の仔が生まれました。
以下、鈴木――











桃雫狼(略称:桃)はスクスクと育ちました。
些かスクスクと育ち過ぎなのではないか? という感もありますが、
語られざる行間を読む事も読者の大切なプレジャーです。

その頃、少子化スパイラルな寒村は、ある深刻な事態にマジ直面していました。
不気味な島に棲みついた鬼達が、夜な夜な村で悪事を働くのです。
困っている村人達の背中を見て育った桃は、ある日突然こう言い放ちました。
「そんな鬼。僕が胎児してやりゅよ!」

そ~なのです。桃は日本語が未だ残念なお仔なのです。
加えて諸事情により、ラ行の発音が苦手な運命をも背負って生まれて来たのでした。

其の桃のヤンチャ発言を真に受けた三爺はというと……
海千山千の恐ろしい鬼達を相手に素手で征かせるのも忍びないと思い、
一人一個のノルマを課し、合計三個のキビ団子をお腰に装備させたのでした。

キビ団子の《キビ》は、厳しいの《キビ》なのだと桃は思いましたが、
「160km/hで投げちゅければ、それなりの武器になる鴨?」と強かに思い直しました。
その辺が非常にモルディブ…もとい、ポジティブ・シンキングなお仔でした。

目的の鬼ヶ島へ渡る為には海へ出る必要がありましたが、
その海へ出る為には、何とも危険な或る山を越えねばならなかったのです。
其れは嘗て芝刈りに行った超爺が、速攻で引き返してきた或の魔の山だったのデス。

ところが、西進すること吉幾三…もとい、幾星霜。
桃は鬼にも遭遇しないまま、実は小1時間で山の麓まで辿りついていたのでした。
とはいえ、やはり育ち盛りのお仔です。「グ~ぅ♪」 何だか小腹が空いて力が出ません。

「キビ団子は武器としてでは泣く、食糧として活用すりゅのが宵のではっ!?」
――と桃が閃いた刹那、
トイ★ザラスッ! 突然背後から忍び寄るモンスターの影がッ!?

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪

桃はッ。キビ団子をッ。大きく振りかぶってッ……ん投げたッ!

――串に刺さらなかった三兄弟の長男は、螺旋を描きながら、夜空を凍らせたッ!
…ら面白いのですが、まだバリバリ昼間でした。即ち…バリ昼である。

残念ながら其の黄色い弾丸は明後日の方向へと飛んでいったのですが、
ターゲット自らが驚きのインパルスで自ら弾丸の方へと飛び込んだので命中しました。
しゅばん☆しゅばばん☆しゅばばば~ん☆

「ほほひほまんは…ゴックン…在ったようだワンッ!」
何と銀色の犬が氣媚弾を喰らいました……
というか、元々は食糧なので寧ろジャスティスというか、
武器として使用する方が間違っていたのではないかと思われました。

「我輩お腹がペコリーノだったのれす。助けてくれてメルスィー」
「坊ちゃん。貴方は我輩の大切な人に何処か似ています」
「是非、我輩もお供させて欲しいのだワンッ!」――と冬犬は言いました。

「兄退治は危険だぞ。泣いちゃうかもだぞ。それでもお前は、僕に着いて来りゅのか?」
「ワンッ!(このラ行の残念さが、寧ろ堪らなく愛しい♪)」
「この地平線に在る限り、貴仔に永遠の愛と忠誠を誓います」
こうして、桃雫狼には一匹目の旅の仲間【冬犬】というお供が出来たのでした。

さて、今日という日の残り時間も僅かとなってきましたが、皆さん大丈夫ですか?
学業は、仕事は順調ですか? 体調は? 元気に着いてこれてますか?
……重畳です。其れでは巻いていきましょう。










其れは、一行が魔の山の中腹に差しかかった時のことでした。
何とも不気味な声が地面の方から響いてきたのです。

「……我ノ眠リヲ妨ゲルノハ誰ダ?」
「畏レヨ。汝、小サキ者ヨ」
「我ガ名ハ、アスモデウス……」

「デハナイ。少シモ似テオラヌ。クックックッ」
何だコイツは? 此れが伝説の独りノリツッコミってやつか!?
  と桃は思いましたが。正直、其処を膨らます余裕はないッ。兎に角――

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪

桃はッ。キビ団子をッ。大きく振りかぶってッ……「痛ぇっ!!!」
その時、彼方より飛来した一条の矢が桃の胸を貫いた。
其れは偶然、彼方で修練を積んでいた武士、鈴木が放った矢であった。

桃は薄れゆく意識の中で...
時代考証を大胆に無視して何故か存在する...
其の...其の足元の...其の蒼い石畳に倒れ込んだ……。

「小僧ッ。オ前ハ何者ダ?」
「僕は桃から生まれた百雫狼。お前の方こそ何者だっ?」
「悪魔っぽい感じの生地だから、どうせシャイターイルとかだりょ!」
其れを聴いた緋眼の雉は、奇妙に嗤った……。

「永遠トイウ苦イ毒ヲ、独リデ喰ラウノニモ飽キタ」
「桃ノ御仔ヨ。其ノキビ団子ヲ俺様ニ遣セ。オ前ノ憎ムモノ全テ、コノ嘴デ滅ボソウ!!!」
こうして、桃雫狼には一羽目の旅の仲間【魔雉】というお供が出来たのでした。










気付けば一行は、昏い冥い地底のような場所に足を踏み入れていました。
「冥府ヘヨゥコソ!」
「――ト謂ィタィ処ダガ。何故、生者ガ母上ヲ裏切ッテ此処ヘ参ッタ?」
「返答次第デハ、其ノ焔。奪ォゥゾ……」

「裏切るも何も。僕には、おっ母は居ない。おっ父も居ない」
「……………。」
「でも、淋しくなんかないんだぞっ。三人も爺っちゃんが居るんだぞっ」
「皆馬鹿だけど。ボケだけど。こんな妖しい出生の僕を。温かく育ててくれたんだぞっ」
「それに、優しい犬と。頼れる雉も僕を助けてくれるんだぞっ」

「そして、幾千の声が。その倍の瞳が。この地平線を超えて。僕を励ましてくれてるんだっ!」
「見守ってくれてるんだっ。何故か、そんな気がするんだっ!」
「僕はっ。絶対っ。お前何かには負けないっ!!!」

戦え桃ッ。負けるな桃ッ。そうだッ。君は独りなんかじゃないッ!。
此の鈴木はッ、鈴木は更にwebでッ……。




【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者であり、神。超↑遅↓筆↓である。

※桃雫狼(ももだろう):
御存知この物語の主人公の名前。昨年の4月1日に公募したらしい。

※爺:桃を拾ったお爺さんの事である。案外ボケ。

※超爺:同居してはいるが、爺との関係は作中では不明である。最年長かつ、超ボケ。

※G:爺達の隣に住んでいる胡散臭いお爺さん。ツッコミが冴え渡る。

※三爺:上記の三人の爺さん達の総称。紙面の都合もあり、よく三人一纏めにされる。

※モルディブ:インド南西の島国。碧い海と珊瑚礁が美しい楽園である。

※魔の山:古の悪魔が封印されているという噂の殺伐としたエリア。

※吉幾三:数々の名曲を持つシンガーソングライター。訛り方が凄い。だが、そこが良いッ!

※バリ昼:ビバリーヒルズの略称としても有名。或の警官や青春白書で大ブレイク。

※冬犬(イヴェシアン):最初の仲間。好物は栗。サウスちゃんの方ではない。

※アスモデウス:ソロモン72柱の魔神の1柱である。サラサラな髪が好きなのかもねッ!

※鈴木:本名は鈴木檻於之介(すずき・おりおのすけ)。弓術の達人。

※魔雉(シャイタイール):2番目の仲間。好物は茘枝。意外と傾国の美女と気が合う?

※キビ団子:レアなモンスターを仲間に出来るアイテム。現在の成功率は100%ッ!



2009年4月1日 13回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(――かと思いきや、意外とユルい展開にッ!)
+ ...

【やる気の無い粗筋】

昔々或る所で、説明すると少々長くなりそうな経緯がありまして……
ピンクでパンクな謎の物体から男の仔が生まれました。
以下、鈴木――











桃雫狼(略称:桃)はスクスクと育ちました。
些かスクスクと育ち過ぎなのではないか? という感もありますが、
語られざる行間を読む事も読者の大切なプレジャーです。

その頃、少子化スパイラルな寒村は、ある深刻な事態にマジ直面していました。
不気味な島に棲みついた鬼達が、夜な夜な村で悪事を働くのです。
困っている村人達の背中を見て育った桃は、ある日突然こう言い放ちました。
「そんな鬼。僕が胎児してやりゅよ!」

そ~なのです。桃は日本語が未だ残念なお仔なのです。
加えて諸事情により、ラ行の発音が苦手な運命をも背負って生まれて来たのでした。

其の桃のヤンチャ発言を真に受けた三爺はというと……
海千山千の恐ろしい鬼達を相手に素手で征かせるのも忍びないと思い、
一人一個のノルマを課し、合計三個のキビ団子をお腰に装備させたのでした。

キビ団子の《キビ》は、厳しいの《キビ》なのだと桃は思いましたが、
「160km/hで投げちゅければ、それなりの武器になる鴨?」と強かに思い直しました。
その辺が非常にモルディブ…もとい、ポジティブ・シンキングなお仔でした。

目的の鬼ヶ島へ渡る為には海へ出る必要がありましたが、
その海へ出る為には、何とも危険な或る山を越えねばならなかったのです。
其れは嘗て芝刈りに行った超爺が、速攻で引き返してきた或の魔の山だったのデス。

ところが、西進すること吉幾三…もとい、幾星霜。
桃は鬼にも遭遇しないまま、実は小1時間で山の麓まで辿りついていたのでした。
とはいえ、やはり育ち盛りのお仔です。「グ~ぅ♪」 何だか小腹が空いて力が出ません。

「キビ団子は武器としてでは泣く、食糧として活用すりゅのが宵のではっ!?」
――と桃が閃いた刹那、
トイ★ザラスッ! 突然背後から忍び寄るモンスターの影がッ!?

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪

桃はッ。キビ団子をッ。大きく振りかぶってッ……ん投げたッ!

――串に刺さらなかった三兄弟の長男は、螺旋を描きながら、夜空を凍らせたッ!
…ら面白いのですが、まだバリバリ昼間でした。即ち…バリ昼である。

残念ながら其の黄色い弾丸は明後日の方向へと飛んでいったのですが、
ターゲット自らが驚きのインパルスで自ら弾丸の方へと飛び込んだので命中しました。
しゅばん☆しゅばばん☆しゅばばば~ん☆

「ほほひほまんは…ゴックン…在ったようだワンッ!」
何と銀色の犬が氣媚弾を喰らいました……
というか、元々は食糧なので寧ろジャスティスというか、
武器として使用する方が間違っていたのではないかと思われました。

「我輩お腹がペコリーノだったのれす。助けてくれてメルスィー」
「坊ちゃん。貴方は我輩の大切な人に何処か似ています」
「是非、我輩もお供させて欲しいのだワンッ!」――と冬犬は言いました。

「兄退治は危険だぞ。泣いちゃうかもだぞ。それでもお前は、僕に着いて来りゅのか?」
「ワンッ!(このラ行の残念さが、寧ろ堪らなく愛しい♪)」
「この地平線に在る限り、貴仔に永遠の愛と忠誠を誓います」
こうして、桃雫狼には一匹目の旅の仲間【冬犬】というお供が出来たのでした。

さて、今日という日の残り時間も僅かとなってきましたが、皆さん大丈夫ですか?
学業は、仕事は順調ですか? 体調は? 元気に着いてこれてますか?
……重畳です。其れでは巻いていきましょう。










其れは、一行が魔の山の中腹に差しかかった時のことでした。
何とも不気味な声が地面の方から響いてきたのです。

「……我ノ眠リヲ妨ゲルノハ誰ダ?」
「畏レヨ。汝、小サキ者ヨ」
「我ガ名ハ、アスモデウス……」

「デハナイ。少シモ似テオラヌ。クックックッ」
何だコイツは? 此れが伝説の独りノリツッコミってやつか!?
  と桃は思いましたが。正直、其処を膨らます余裕はないッ。兎に角――

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪

桃はッ。キビ団子をッ。大きく振りかぶってッ……「痛ぇっ!!!」
その時、彼方より飛来した一条の矢が桃の胸を貫いた。
其れは偶然、彼方で修練を積んでいた武士、鈴木が放った矢であった。

桃は薄れゆく意識の中で...
時代考証を大胆に無視して何故か存在する...
其の...其の足元の...其の蒼い石畳に倒れ込んだ……。

「小僧ッ。オ前ハ何者ダ?」
「僕は桃から生まれた百雫狼。お前の方こそ何者だっ?」
「悪魔っぽい感じの生地だから、どうせシャイターイルとかだりょ!」
其れを聴いた緋眼の雉は、奇妙に嗤った……。

「永遠トイウ苦イ毒ヲ、独リデ喰ラウノニモ飽キタ」
「桃ノ御仔ヨ。其ノキビ団子ヲ俺様ニ遣セ。オ前ノ憎ムモノ全テ、コノ嘴デ滅ボソウ!!!」
こうして、桃雫狼には一羽目の旅の仲間【魔雉】というお供が出来たのでした。










気付けば一行は、昏い冥い地底のような場所に足を踏み入れていました。
「冥府ヘヨゥコソ!」
「――ト謂ィタィ処ダガ。何故、生者ガ母上ヲ裏切ッテ此処ヘ参ッタ?」
「返答次第デハ、其ノ焔。奪ォゥゾ……」

「裏切るも何も。僕には、おっ母は居ない。おっ父も居ない」
「……………。」
「でも、淋しくなんかないんだぞっ。三人も爺っちゃんが居るんだぞっ」
「皆馬鹿だけど。ボケだけど。こんな妖しい出生の僕を。温かく育ててくれたんだぞっ」
「それに、優しい犬と。頼れる雉も僕を助けてくれるんだぞっ」

「そして、幾千の声が。その倍の瞳が。この地平線を超えて。僕を励ましてくれてるんだっ!」
「見守ってくれてるんだっ。何故か、そんな気がするんだっ!」
「僕はっ。絶対っ。お前何かには負けないっ!!!」

ヨヨヨヨヨヨヨョョョョョ……」
「何故、急ニ真面目ニ為ッティルノダ。ズルィゾ」
「死神ダカラト謂ッテ畏レラレテハ居ルガ。我ハ其ノ手ノ話ニハ弱ィノダ」
「仔ヨ。我ト取引ヲシヨゥデハナィカ。貴仔ノ焔ノ代リニ、我ハキビ団子ヲ奪ォゥ」

こうして、桃雫狼には一柱目の旅の仲間【冥猿】というお供が出来たのでした。

そして、鈴木はwebで……。



【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者であり、神。超↑遅↓筆↓である。

※桃雫狼(ももだろう):
御存知この物語の主人公の名前。昨年の4月1日に公募したらしい。

※爺:桃を拾ったお爺さんの事である。案外ボケ。

※超爺:同居してはいるが、爺との関係は作中では不明である。最年長かつ、超ボケ。

※G:爺達の隣に住んでいる胡散臭いお爺さん。ツッコミが冴え渡る。

※三爺:上記の三人の爺さん達の総称。紙面の都合もあり、よく三人一纏めにされる。

※モルディブ:インド南西の島国。碧い海と珊瑚礁が美しい楽園である。

※魔の山:古の悪魔が封印されているという噂の殺伐としたエリア。

※吉幾三:数々の名曲を持つシンガーソングライター。訛り方が凄い。だが、そこが良いッ!

※バリ昼:ビバリーヒルズの略称としても有名。或の警官や青春白書で大ブレイク。

※冬犬(イヴェシアン):最初の仲間。好物は栗。サウスちゃんの方ではない。

※アスモデウス:ソロモン72柱の魔神の1柱である。サラサラな髪が好きなのかもねッ!

※鈴木:本名は鈴木檻於之介(すずき・おりおのすけ)。弓術の達人。

※魔雉(シャイタイール):2番目の仲間。好物は茘枝。意外と傾国の美女と気が合う?

※キビ団子:レアなモンスターを仲間に出来るアイテム。現在の成功率は100%ッ!

※冥猿(タナピテーコス):3番目の仲間。好物は柘榴。或る意味では冬の生みの親とも。



2009年4月2日 1回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(……)

2009年4月2日 2回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(…………)


2009年4月2日 3回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(……………)



2009年4月2日 4回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(………………)




2009年4月2日 5回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(…………………)





2009年4月2日 6回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(……………………)






2009年4月2日 7回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(………………………)










2009年4月2日 8回目
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(此の期に及んでッ……マサカの鈴木ッ、そして君塚ッ、あと最後の閣下ッ!!!)
+ ...










一行は海岸線まで遣って来ましたが、何と舟がありません。
此の侭では泳いで鬼ヶ島へ渡るか、魔雉の背中に強引に乗るかしかありません。
一行が思案に暮れていると、ジャスト其処に二人の男が遣って来ました。

渡りに哲也…もとい、渡りに船とは正に此の事ッ!
「あのぉ、そのぉ、酢的な船ですねっ!」
「……済みません。僕達、鬼ヶ島に鬼退治に征きたいんですっ!」
「餅論、怪しい者じゃありませんっ。貴方の船に乗せてもりゃえませんか?」

「オぃオぃ鈴木ぃ。コイツラぃやべぇぞぃ!?」
「どっからぃ、どう見てもぃ、怪しさぃ全開じゃねぇかぃ!」
此の君塚という男、実は相当ウザイ喋り方だったのですぃ。おっと、失礼。

「其の船に我々が乗る物語は無いのだろうか?」
「在ルヨナ? オイッ! 貴様ニ今、敢エテ問オウ……」=====
「喪ゥ事ノ堪ェ難キ痛ミニモ、モゥ此ノ辺デ慣レテ見ルカィ?」==========

「ヒぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」

「落着きなされぃ。君塚殿。其方の御三方も。」
「誰も乗せぬとは言っておらぬ」
 「!?」
「!?」「!?」            「!?」
 「!?」

「其処の童子に何やら借りがあるような気がしてならぬのだが……」
「知らぬ間に矢で射って……等おるわけ御座らぬしのぅ……」
「其れでも、まぁお乗りなされぃ。仔等よ」
「此の鈴木檻於之介。困っておる者達を捨て置くような男では御座らぬっ!」

其の時、紫混じりの銀狼が東方より遣って来たのでした……。

「!?」
   「!?」
 「!?」「!?」           「!?」
   「!?」
「ミーシ

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪


鈴木は、
また何時の日にか
Webでッ……。

【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者であり、神。超↑遅↓筆↓である。
最後までこの更新を見届けた諸君、お疲れ様。そして、ありがとう!
オールアドリブで展開させるのは辛いね。書き溜めておかないからこんな目に遭う(笑

※桃雫狼(ももだろう):この物語の主人公の名前。昨年の4月1日に公募したらしい。

※冬犬(イヴェシアン):最初の仲間。好物は栗。サウスちゃんの方ではない。

※魔雉(シャイタイール):2番目の仲間。好物は茘枝。意外と傾国の美女と気が合う?

※冥猿(タナピテーコス):3番目の仲間。好物は柘榴。或る意味では冬の生みの親とも。

※渡哲也:言わずと知れた名俳優。此れぞ漢ッ。説明するのも恐縮ですッ。

※鈴木:本名は鈴木檻於之介(すずき・おりおのすけ)。弓術の達人。実は熱い男。

※君塚:本名は君塚開衛門(きみづか・かいえもん)。鈴木とは同郷の士。実はウザイ男。

※紫狼(エレフリコス):4番目の仲間? 好物は葡萄。異常な程、酒には強いらしいッ!?
でも、コレはコレで良いような気もします。この妙なドキドキ感。これもまたライブであると!
参加者諸君。領拡か、何か、また何処かで逢おうぜd(ゝc_,・*)

※キビ団子:
レアなモンスターを仲間に出来るアイテム。現在の成功率は100%ッ!
全三個だと思われていたが、実は袋の底が二重になっており、もう一個隠されていたッ!?
愛すべき三爺の悪戯が最後に炸裂ッ(笑



2009年4月3日
『桃だろう?』 革命先生 復活記念 特別増刊号!(革命先生の半分は、優しさで出来ていますッ!d(ゝc_,・*))
+ ...

【やる気の無い粗筋】

昔々或る所で、説明すると少々長くなりそうな経緯がありまして……
ピンクでパンクな謎の物体から男の仔が生まれました。
その仔は桃雫狼と名づけられ、予想以上にスクスクと、そしてスクスクと育ち、
キビ団子(by 三爺)を装備し、西進すること吉幾三、変な犬雉猿を仲間にシマウマ!
以下、鈴木――











一行は海岸線まで遣って来ましたが、何と舟がありません。
此の侭では泳いで鬼ヶ島へ渡るか、魔雉の背中に強引に乗るかしかありません。
一行が思案に暮れていると、ジャスト其処に二人の男が遣って来ました。

渡りに哲也…もとい、渡りに船とは正に此の事ッ!
「あのぉ、そのぉ、酢的な船ですねっ!」
「……済みません。僕達、鬼ヶ島に鬼退治に征きたいんですっ!」
「餅論、怪しい者じゃありませんっ。貴方の船に乗せてもりゃえませんか?」

「オぃオぃ鈴木ぃ。コイツラぃやべぇぞぃ!?」
「どっからぃ、どう見てもぃ、怪しさぃ全開じゃねぇかぃ!」
此の君塚という男、実は相当ウザイ喋り方だったのですぃ。おっと、失礼。

「其の船に我々が乗る物語は無いのだろうか?」
「在ルヨナ? オイッ! 貴様ニ今、敢エテ問オウ……」=====
「喪ゥ事ノ堪ェ難キ痛ミニモ、モゥ此ノ辺デ慣レテ見ルカィ?」==========

「ヒぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」

「落着きなされぃ。君塚殿。其方の御三方も。」
「誰も乗せぬとは言っておらぬ」
 「!?」
「!?」「!?」            「!?」
 「!?」

「其処の童子に何やら借りがあるような気がしてならぬのだが……」
「知らぬ間に矢で射って……等おるわけ御座らぬしのぅ……」
「其れでも、まぁお乗りなされぃ。仔等よ」
「此の鈴木檻於之介。困っておる者達を捨て置くような男では御座らぬっ!」

其の時、紫混じりの銀狼が東方より遣って来たのでした……。

「!?」
   「!?」
 「!?」「!?」           「!?」
   「!?」
「ミーシ

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪


鈴木は、
また何時の日にか
Webでッ……。

【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者であり、神。超↑遅↓筆↓である。
最後までこの更新を見届けた諸君、お疲れ様。そして、ありがとう!
オールアドリブで展開させるのは辛いね。書き溜めておかないからこんな目に遭う(笑

※桃雫狼(ももだろう):この物語の主人公の名前。昨年の4月1日に公募したらしい。

※冬犬(イヴェシアン):最初の仲間。好物は栗。サウスちゃんの方ではない。

※魔雉(シャイタイール):2番目の仲間。好物は茘枝。意外と傾国の美女と気が合う?

※冥猿(タナピテーコス):3番目の仲間。好物は柘榴。或る意味では冬の生みの親とも。

※三爺:桃を育てた三人の爺さんの略称。別名、東方の三賢者とも呼ばれたことは一度もナイッ!

※吉幾三:数々の名曲を持つシンガーソングライター。訛り方が凄い。だが、そこが良いッ!

※渡哲也:言わずと知れた名俳優。此れぞ漢ッ。説明するのも恐縮ですッ。

※鈴木:本名は鈴木檻於之介(すずき・おりおのすけ)。弓術の達人。実は熱い男。

※君塚:本名は君塚開衛門(きみづか・かいえもん)。鈴木とは同郷の士。実はウザイ男。

※紫狼(エレフリコス):4番目の仲間? 好物は葡萄。異常な程、酒には強いらしいッ!?
でも、コレはコレで良いような気もします。この妙なドキドキ感。これもまたライブであると!
参加者諸君。領拡か、何か、また何処かで逢おうぜd(ゝc_,・*)

※キビ団子:
レアなモンスターを仲間に出来るアイテム。現在の成功率は100%ッ!
全三個だと思われていたが、実は袋の底が二重になっており、もう一個隠されていたッ!?
愛すべき三爺の悪戯が最後に炸裂ッ(笑
【追記】残念ながら途中見逃した人は、この粗筋から自分で膨らませてみようッ!
最終更新:2017年11月22日 17:10