今泉

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今泉 健太(いまいずみけんた)


リヒトの親友。
昨年「夏の大会」を制したJrユースのメンバーで、ユース昇格と同時にAチーム入りを果たした凄腕のディフェンダー。
性格はリヒト曰く「クソ真面目」
同年代の選手より頭一つ以上身長が高い。今なお成長しているらしく、リヒトからたけのこと称される。
高身長に加え恐ろしい風貌の持ち主で、初対面の市立帝条メンバーに殺人者を彷彿とさせた。
そんな彼の最近の悩みは、近所の子供に怖がられていることである。

フィールドに入った途端、及川に呼吸困難を引き起こさせるほどの圧倒的なプレッシャーを放つ。
また、人間離れした瞬発力を持っており、ペナルティアークからゴールラインまでの距離(約20メートル)を、背を向けて静止した状態から瞬時に詰めることが可能。
さらにゴールポストを狙ってクリアしスローインに逃れるキック精度、リヒトのドリブル突破に喰らいつくボディバランスも備えるという、最強チームの一員に恥じない実力を持ち合わせている。

市立帝条との練習試合では控えメンバーとして参加したが、開始早々に先取点を奪われた後に投入される。
そのプレッシャーは凄まじく、最終ラインに佇んでいるだけで市立帝条メンバーには硬直する者、遁走する者、さらには吹き飛ばされる者まで出現した。
リヒトをして今泉投入後に追加点を挙げられなかったことが、彼の実力を如実に物語っている。

心根では部活サッカーを見下すヴェリタスユースの方針に疑問を抱いており、練習試合の後、部活サッカーを率いるリヒトに自分たちを倒しにきてほしいと思いの丈を口にした。
これにより、市立帝条サッカー部はインターハイではなく高円宮杯を目標として始動することになる。
物語のターニングポイントとなった重要な人物である。

高円宮杯決勝時には見事スタメンを獲得しており、リヒトから賞賛を受けた。
決勝戦開始後、後ろから並外れたプレッシャーをかけて市立帝条に襲いかかる。

「リヒト…やはりお前は相変わらずスゴイ選手だ…
 自分の力を発揮して弱小校を率いて強豪のユースチームに“勝つために”挑んできた…なかなかマネ出来ない…
 だけど…あの人には届かないんだ
 去年…リヒトとオレが中3の時…お前のおかげで…オレたち東京V(ヴェリタス)Jrユースは「夏の大会」で優勝出来た
 同じ年…高1(ひとつ上)あの人が外からヴェリタスユースに入ってきてユースも同じく全国制覇を成し遂げた
 高校のサッカー部が部活三大大会に出場するのと同様にクラブユースチームは夏の「アディダスカップ」秋の「高円宮杯」冬の「Jユースカップ」に出場する
 あの人は1年で全試合スタメンでフル出場して東京ヴェリタスユースを三冠に導いた
 あの人は部活はおろか他チームすべてを見下したような「ヴェリタスユースの方針」をそのまま体現したようなサッカーをするんだ
 ―――いやむしろあの人がヴェリタスユースの進む道を決定づけてしまったんだ
 今のヴェリタスユースはあの人あの人によるあの人のためのチームだ
 だからリヒト…お前が昇格できなかったんだ
 リヒトは…あの人のやるサッカーにとっては全く相容れない…邪魔な存在だ
 監督が…ユースがリヒトじゃなくあの人を選んだんだよ
 リヒト…元チームメイトからの忠告だ…あの人は…最強の高校生だ
 お前は東京ヴェリタスユースAチームには…あの人には勝てない」

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最終更新:2011年05月07日 02:34
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