その日、少女――ランカ・リーは、いつも通りの日常を過ごしていた。
東京のライブハウスを中心に、人気急上昇中の歌手として話題を集め、メジャーデビューも間近か?などと雑誌に書かれている、アイドルシンガー。それが、ランカの日常だ。
今日もお気に入りの衣装でステージに立ち、観客でいっぱいとなったライブハウスで歌い、踊り、ファンと交流し。
今日の予定が全て終わったのは、もう日付が変わろうかという時間だった。
マネージャーと別れ、タクシーに乗るために駅へと歩く。
時間が遅く、人通りの少なくなった裏通りの公園を歩いているということもあり、無意識のうちに早足となっていた。
いつからだっただろうか。
そんな『当たり前』だった日常に、僅かな違和感を感じるようになったのは。
歌うことに対してではない。ランカは、これまでもずっと歌を生業としてきた。
数多くのファンが彼女の歌を求め、憧れたシンガーの叱咤激励を受け、ほのかな想いを抱く青年と交流し――
「アル、ト・・・君・・・・・・・・・!?」
脳裏に浮かんだ青年の名をつぶやいた時、記憶にかかっていた黒いもやのような物が一気に消し飛び、ランカは全ての記憶を取り戻した。
銀河移民船団・フロンティア船団の超時空シンデレラ、ランカ・リー。それが少女の真実。
ならば、今、ここ東京で歌手として活動している彼女はなんなのだろうか?
それと同時に、ランカの右手に熱い僅かな痛みが走った。
手の甲を見てみれば、いつのまに浮かび上がったのか、赤い模様が刻まれている。
なんだこれは。先ほどのライブで、いつのまにか怪我でもしていたのか?
「ちっ、思い出しやがったか」
混乱するランカの背後から、不機嫌な声がかけられた。
振り返ってみれば、二人組みの男が、いつのまにかランカの近くにいたのだ。
男のうち一人は、西洋風の鎧で身を包み、その手には身の丈ほどもある巨大な剣を握っている。
「な、なんなんですか!? 思い出したって、いったい何の・・・!」
「・・・あんたに恨みはないが、聖杯を取るためだ」
もう一人の男の声が響き、その冷徹な瞳が、まっすぐランカを見つめた。
「すまないが・・・死んでくれ」
「!」
気づけば、ランカは全力で後方に飛び下がった。
別に狙って飛んだわけではない。
彼女の全神経が、体に流れるゼントラーディ人の血が、どんな体勢になろうと後ろに飛べ!と命令したのだ。
事実、めちゃくちゃな体勢で飛んだランカは無様に背中から倒れ、体に痛みが走る。
だが、その無様な跳躍が、ランカの命を首の皮一枚で救った。
コンマ数秒まで自分がいた場所に、鎧男の剣が無造作に振り下ろされ、アスファルトの地面がたった一撃で粉々になっていたからだ。
鎧男が「ヒュー」と息を吐き、剣を肩にかつぐ。
「んー、一発で終わらすつもりだったが、野生のカンってヤツか?」
「セイバー、遊んでる場合か。東京のあちこちで起きてる事件で、警察が動いてるのを忘れたか。事情聴取に巻き込まれるのも面倒だ。次で終わらせろ」
「あいよマスター。ってことだ、お嬢ちゃん。悪いが、次で終わらせるぜ」
セイバーと呼ばれた鎧男が、再び剣をランカに向ける。
ランカは逃げ出そうとするが、倒れた時の背中の痛みがひどく、恐怖で足も震え、まともに立つこともできない。
(これで、終わりなの・・・!? お兄ちゃん・・・! シェリルさん・・・!)
命を賭けて自分を守ってくれた、本当の兄と義理の兄。
ライバルとして切磋琢磨することを誓った、憧れの女性。
数多くの友人が、仲間の顔が、ランカの脳裏を走りぬける。
その最後に見えたのは、光の中から自分に手を伸ばす、青い髪の青年の笑顔。
「じゃあな」
「アルトくん・・・!」
鎧男の無慈悲な言葉と、ランカが想い人の名を叫んだのは、ほぼ同時だった。
その声に遅れること、コンマ数秒後。
ランカに刃が振り下ろされる、コンマ数秒前
「歯ぁ!! くいしばれえええぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」
更なる別の声と同時に、鎧男が勢いよく真横に吹き飛んだ。
いったい何事かと、鎧男が認識する前に、その頬にすさまじい痛みが走る。
拳だ。熱く握り締められた鉄拳だ。
何者かが繰り出した全力の拳が、鎧男の頬に叩き込まれたのだ。
「ぐはあぁぁっ!?」
突然の一撃に受身も取れず、まともにくらった鎧男はもう一人の男を巻き込み、数メートル先の遊具の壁に激突、盛大な砂埃を巻き起こした。
自らに突き刺さるはずだった刃が振り下ろされず、周囲の風がうねりをあげた事に気づいたランカが、おそるおそる目を開ける。
その目に映ったのは、一人の男の背中だった。
サングラスを掛けた、髑髏を形作る炎の紋章が刻まれたマントを翻し、男はランカに振り返る。
まるで星を形作ったようなサングラスをかけた、歳若い青年は、ランカに手を差し伸べた。
「待たせたなマスター。君の意思によって呼ばれた、ライダーのサーヴァントだ!」
「ライダーの、サーヴァント・・・?」
突然現れ、自分をマスターと呼ぶ青年の登場に、ランカはもう何が何だか分からなくなっていた。
その時、ライダーと名乗った男が拳で吹き飛ばした鎧男が、激突した壁付近の煙を吹き飛ばして立ち上がる。
顔に痣こそ作ってはいたが、そんなにダメージを与えられたわけではないようだ。
「てめぇ!その嬢ちゃんのサーヴァントか!?」
「ああ! サーヴァントとして、この子は俺が守る! てめぇなんかに殺させてたまるかっ!!」
叫ぶや否や、ライダーは空に拳を掲げ、力強く握り締める。
その全身から緑の光が生み出され、やがて光は、掲げた右手に集約。
次の瞬間。光は、ライダーの右手を変化させた。
刻まれた右回りの螺旋。
光沢を持つ先端。
ドリルだ。ライダーの右手が、光を放つドリルとなったのだ。
「おおおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
迷うことなく、ドリルとなった右手を地面に叩きつける。
アスファルトを砕き、右手首までが地面に埋まった次の瞬間、周囲の地面に亀裂が走り、緑の閃光が大地を駆け巡った。
「うおっ!?」
「ちぃっ!!」
鎧男がもう一人の男の襟を掴み、迷うことなく跳躍。
男がいた場所も含めた地面が砕かれ、遊具を巻き込んだ大破壊が、公園の姿を一気に崩壊へと導いた。
盛大な砂埃にランカがむせる中、ライダーがランカの目線に合うように膝を折る。
「マスター、君の名前は!?」
「え!えっと、ランカです、ランカ・リー・・・あの、これっていったい・・・」
「いい名前だ! じゃあランカ、詳しい説明はこの場を切り抜けてからするけど、今だけでいい! 俺に力を貸してくれ!
俺の最強の宝具を使うためには、君の協力が必要なんだ!」
「ほ、宝具? 私の力って・・・」
「頼む! あいつを倒して、君を助けるためだ!」
一直線に自分の目を見つめ、まっすぐな言葉をストレートに告げる。
初めて出会った初対面の人間に、ここまで正直に助けを求める人間は、そうはいない。
いたとしても、何かしらの下心を持っていたりするパターンがほとんどだろう。
だが、ライダーはランカを貶める事など、これっぽっちも考えてはいない。
その熱い言葉が。まっすぐな瞳が。真正面からランカを見据えていた。
自らの声を生きる術としているランカには、その言葉に嘘偽りがない事が理解できる。
それと同時に、この青年を信じてみたくなった。
マスターだのサーヴァントだの、分からない事はたくさんある。
なぜ、自分はフロンティア船団ではなく、この東京にいるのか?
アルトやシェリルもここにいるのか?
あの二人組みの男は、どうして襲ってきたのか?
その答えを知るまで。大好きな人々に再会するまで、命を諦めるわけにはいかない――!
「・・・分かりました! あなたを・・・信じます!」
「ありがとう!じゃあ、早速いくぜっ!」
ライダーが叫び、胸からかけていた小さいドリルのようなアクセサリーを掴むと、まばゆい光があふれ出した。
その光が徐々に形を作り、光がはじけ飛ぶと同時に、二人の眼前にソレは現れた。
◆
光が弾けた衝撃で砂塵が舞い踊り、公園内の視界が一気に不明確となる。
それに巻き込まれまいと、ライダーの一撃から退避した二人組みの男が、少し離れた箇所で立ち止まっていた。
「ちっ、何も見えん・・・! おいセイバー、逃げられるぞ!」
「あわてんな。何してるか知らんが、少なくともあいつら逃げちゃいねぇ。ここから俺の宝具で、公園ごと一気にぶち壊してケリだ!」
大剣を最上段に構え、意識を集中。
放つは、自らの逸話が再現された絶対必殺の対人宝具だ。
先ほどは突然の攻撃に戸惑いはしたが、あの程度の打撃と、体を変化させて地面を破砕するレベルの宝具ならば、こちらの一撃の方が遥かに強い。
この一撃さえ決まれば――
『『天を突き破る螺旋の象徴(コアドリル)』っ! スピンオンッ!!』
次の瞬間。大地を震わす叫び声と、強烈な地鳴りが公園を支配した。
宝具の発動タイミングを失い、二人の男は叫び声が聞こえた方へと目をやる。
すなわち、公園を形作るために決められる中央点――天元へと。
やがて砂塵が晴れていき、その声の主が姿を見せる。
天に近い高さから晴れていく砂塵の中、彼は堂々と腕を組み、不適な笑みを浮かべ、『何か』の上に立っていた。
やがて全ての砂塵が晴れ、そこには一体の巨大な人間――否、赤い装甲のロボットがいた。
三日月を模した額当てを持つ兜、胴体には巨大な顔とサングラス、背中には飛翔用のウイング、肩の装甲には紅蓮の髑髏の紋章。
突然現れたその姿に、鎧男は戸惑いを隠せない。
「巨大、ロボットだと!?」
「こいつは、巨大ロボットなんてチャチな名前じゃねぇぜ!」
男の驚きの声をかき消すかのように、ライダーは叫ぶ。
遥か天空に見える月に指をかざし、吹き荒れる風にマントをなびかせる。
「たとえ異邦の地だろうと、俺の魂は決して折れない!!
立ちふさがる壁に風穴をぶち開け、マスターの願いに命を預ける!!
俺は、大グレン団リーダー!そして、ライダーのサーヴァント『シモン』!! そしてこいつの名は、『グレンラガン』だっ!!」
「グレン・・・!?」
「ラガン・・・・・・!?」
男達の驚く声を横目に、ライダー――『シモン』は、頭部に位置するコクピットに搭乗。
すでに座っていたランカと位置を交代し、二本のレバーを力強く握る。
『悪いが、こんな所で止まっていられねぇ! 殺さないように手加減はするが、一発で決めさせてもらうぜ!』
コクピット前面のエネルギーゲージが螺旋を描き、一気に限界まで出力が上昇。
グレンラガンの全身に設けられた空洞箇所が光を帯び、無数のドリルが姿を現す。
次の瞬間、掲げた右手に全身のドリルが集約され、一本の巨大なドリルとなる。
「セ、セイバー! 何をやってる! あんなの見掛け倒しだ! やれぇ!!」
「う、うおおぉぉぉぉぉぉっ!!」
男の半分狂乱した声に応えるように、鎧男が掲げた剣を振り下ろす。
先ほどまで剣に溜め込んでいた魔力を刃として飛ばし、剣閃がグレンラガンに突き進む。
『ひっさああぁぁぁぁぁつっ!!!!』
。
背中のブースターに火が灯り、グレンラガンの巨体が大地を離れ、剣閃を迎え撃つ。
『ギガアァァァッ!!』
唸りを上げて回転するドリルで剣閃を弾き飛ばし、そのまま一気に肉薄。
『ドリルウゥゥゥゥッ!!!!』
剣を盾のようにして防ごうとするが、ドリルの先端が触れたと思うや否や、剣が粉々に砕け散る。
『ブレイィィィクウゥゥゥーーーーッ!!!!!!』
放たれたグレンラガン最大の一撃――『ギガドリルブレイク』は、男達の眼前の大地に突き刺さり、その余波だけで男達を遥か彼方まで吹き飛ばした。
◆
「とりあえず、説明できる事はこんなところだ。大体分かったかな?」
「う、うん・・・」
静けさを取り戻した夜の東京。
先ほどまでいた公園から少し離れた、秋葉原に流れる神田川の上に掛かっている万世橋の下にある、今は使われていない階段に、ランカとシモンは移動していた。
深夜という時間帯と、人目につかない場所ともいうこともあり、彼女らに気づく人々は誰もいない。
戦いの後、シモンは自らの最強宝具『重なる魂燃え上がる超絶合体(グレンラガン)』を解除し、戦いの前の約束通り、ランカに全てを話した。
聖杯戦争、マスター、サーヴァント、右手の甲に宿っていた令呪。
ランカは自らが巻き込まれた境遇を改めて思い知らされ、さすがに気分が落ち込んでいた。
「ランカ・・・今こんな事を聞くのもなんだけど・・・君はどうしたい?」
「どうしたい、って・・・?」
「聖杯戦争。戦わない道を選ぶのも、ランカの自由だ。君がそれを選ぶなら、俺は君を守る目的以外では戦わない」
「で、でも。ライダーにも、願いがあるんじゃないの? サーヴァントにも叶えたい願いって、あるんでしょ?」
「・・・確かにあるよ。もう一度アニキやニアに会いたいって気持ちは、確かにある」
少し言葉のトーンを落として話す。
自分を導いてくれた兄貴分。全てを愛した女。
他にも、数え切れないほどの仲間達に会いたい。
それは、英霊となった今でも、シモンの中で変わらない絶対の気持ちだ。
「でも、アニキもニアも他のみんなも、精一杯生きて死んだんだ。
俺は神様じゃない。少しの時間だったとしても、死んだ人間が生き返ったって、生きてる人間の邪魔になるだけだ。
だから、俺の願いなんて叶わない方がいいんだよ」
「ライダー・・・」
「はは、気にすんなって」
笑顔で答える。
そのシモンの言葉に、ランカは自らの願いを口にした。
「・・・私は、元の世界に戻りたい。でも、他のマスターを殺したくない・・・!
アルト君やお兄ちゃん達の戦いが終わって、新しい星も見つかって、バジュラとも仲良くできる可能性がやっと見つかったの。
シェリルさんとのちゃんとした勝負も、全部全部これから始まるのに、こんな所で死にたくないよ・・・!」
辛い日々があった。
悲しい別れもあった。
それ以上に、素晴らしい出会いもあった。
彼女を巻き込んだ戦いは終わり、銀河を巡る旅もひとまずの終わりを迎え、ようやく新しい一歩を踏み出せるのだ。
「だから・・・お願い、ライダー! 私にできる事なら、なんでも協力する!
誰も傷つけずに、私が元の世界に帰る方法を探すのを手伝って! 力を貸して!」
「ああ、俺を誰だとおもってやがるっ!」
大好きな人たちとの未来を掴むために、この偽りの世界から必ず脱出してみせる。
一人の歌姫の決意に、全宇宙を救った螺旋の戦士は、彼の象徴となる言葉で答えた。
これは、英霊となった螺旋の男と、星を救った歌姫の物語――
【クラス】ライダー
【真名】シモン
【出典】天元突破グレンラガン
【性別】男性
【属性】秩序・善
【パラメーター】
筋力:D+ 耐久:D 敏捷:D 魔力:C+ 幸運:C 宝具:A
【クラススキル】
騎乗:C+
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、野獣ランクの獣は乗りこなせない。
シモンの気合と根性と天性のカンにより、未知の機械から動物まで、初見の乗り物でも基本的な操作は可能となる
【保有スキル】
螺旋力:EX
生命のDNAに刻まれた、二重螺旋の中に持っている力。
「気合」と「信念」により、一回りすればほんの少しだけ前に進むドリルのように、どこまでも際限なく増幅する力である。
発動者の持つ螺旋力によっては、生命の創造や宇宙の創生までも可能とする。
シモンは自らの螺旋力を腕に集め、ドリルを創造する事が可能。
言霊:C
彼の魂から放たれる言葉は、敵味方問わず、相手の心に深く突き刺さる。
これといった特殊な効果があるわけではないが、対象の注意を自身に向ける事が可能。
カリスマ:B
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。
自らが前線に立ち、その背中を仲間達に見せることで、共闘する味方の戦意を高揚させる。
【宝具】
『天を突き破る螺旋の象徴(コアドリル)』
ランク:EX 種別:対人(自分) レンジ:1 最大捕捉:1
螺旋力を収束、増幅させる事を可能とする、親指大の小さなドリル。
シモンの持つ英霊としての全ての能力は、このコアドリルを核としており、後述の宝具発動のためのキーとなる。
単体の媒介としても機能し、シモンの持つ莫大な螺旋力を、殴りつけた際に相手の肉体に直接流し込んで爆発させるといった荒業も可能。
彼の魂の象徴でもあり、次の世代へと永遠に受け継がれる逸話を持つ故、ランクEXという破格の神秘性を持つ。
シモンが自分から譲り渡すことを決めない限り、彼とこの宝具を切り離す事は絶対に不可能。
『魂を纏いし小型顔面(ラガン)』
ランク:D 種別:対人 レンジ:1 最大捕捉:1
シモンの愛機となる小型機動兵器。
腕部・頭部から出るドリルでの攻撃や穴掘りが可能で、下半身を収納する事でそこから更に巨大なドリルを出現させる事ができる。
機動兵器としてはかなりの小型でパワーも低く、宝具としての神秘性もほぼ皆無だが、
下半身のドリルを突き刺して『合体』したメカを支配し、なおかつその構造をも作り変えて操縦を可能とする能力を持っている。
この合体能力は、機械を用いている物質を対象とすることが可能であり、他のサーヴァントが呼び出した巨大ロボットなども支配可能となる。
宝具単体の発動や、この宝具のみの戦闘による消費魔力はそんなに高くはないが、支配合体能力発動時には、対象の神秘性の高さや宝具のランクにより、消費魔力が増大する。
『魂を受け継ぎし中型顔面(グレン)』
ランク:D 種別:対人 レンジ:1-5 最大捕捉:1
シモンと共に戦った多くの仲間達の愛機となった中型機動兵器。
本来はシモンと共に戦った仲間達がパイロットとなるが、宝具となった事により、シモンが『魂の兄弟』と認めた相手に貸し与える形で発動が可能となる。
顔についている巨大サングラス『グレンブーメラン』による近接戦闘のほか、馬力に任せた肉弾戦も可能。
操縦するのがシモンとは別人となり、それなりの防御力も兼ね備えているため、一時的な避難場所としての利用も可能。
『男の魂燃え上がる超絶合体(グレンラガン)』
ランク:B 種別:対軍 レンジ:1-30 最大捕捉:1-20
シモンが搭乗したラガンと、パートナーが搭乗したグレンが合体することで誕生する、紅蓮の大型機動兵器。
手足が伸長して大型サイズの巨大ロボットとなり、背部に装着された『グレンウィング』による空中戦も可能。
シモンの螺旋力を元として全身からドリルを生み出す機能を持ち、全ドリルを右手に集約して突撃する『ギガドリルブレイク』は、あらゆる『防御』という概念に風穴を開け、無効とする事ができる(攻撃による相殺は可能)。
生前ではグレンラガンを核としたさらなる大型のグレンラガンを操縦していたが、今回の聖杯戦争においてこれ以上のサイズのグレンラガンは、どんな手段を用いても召喚や製造は不可能。
ちなみに、基本の操縦は頭部のラガンに搭乗しているシモンが行うが、操縦権を渡すことで、腹部に座っているグレンのパイロットが操縦する事も可能。
【weapon】
ハンドドリル
シモンが愛用していた手持ち型のドリル。
これといった特殊な能力はなく、ただ地面に穴を開けたり硬い物を削るだけの道具。
「穴掘りシモン」の異名で呼ばれた彼の手にかかれば、時間をかければどんな硬い物質にも穴を穿つ事ができる。
【人物背景】
これは、愛する女の魂を救い、瞳に螺旋を宿して生き抜いた男が、死んだ後の物語。
ただ地面に穴を開ける事を仕事としていた一人の少年は、小さな小さな螺旋を見つけた事により、全銀河を巡る戦いの運命へと歩き出した。
その背中に憧れ続けた兄貴分、絶対的な信頼で結ばれた女スナイパー、自分にできない事をやってくれる天才、気さくだがやる時はやる頼もしい仲間達。
愛する女を救い出し、その最後を見届けた彼は、螺旋の象徴を次の世代へと託し、元の穴掘りとして歴史の中に消えていった。
今回の聖杯戦争においては、最後の戦いを終えた青年時の肉体で現界。
服装は最後の戦いに赴く際に装着した、超銀河ダイグレンでの戦闘服となる。
【サーヴァントとしての願い】
ランカを守り、元の世界に戻す
【基本戦術、方針、運用法】
生身の戦闘力はそれなりのレベルだが、サーヴァント相手に決して生身で戦おうとしてはいけない。
シモンの真骨頂は、魂の兄弟となった人物との協力によって発動可能となる、『男の魂燃え上がる超絶合体(グレンラガン)』にある。
ラガン単体でもある程度の戦闘は可能なため、通常時はラガンで牽制しつつ、隙を見てグレンラガンへの合体に成功すれば、破格の攻撃能力とシモンの螺旋力により、戦闘で有利な状況を呼び寄せる事ができるだろう。
たとえグレンラガンが呼び出せない場面でも、他のサーヴァントが巨大ロボットを呼び出す宝具を備えている場合、展開次第では相手の機体をそのまま乗っ取って自らの機体とする事ができる。
ただし機体の神秘性によってはかなりの魔力を消費するため、巨大ロボットが出たからとりあえず合体して奪う!という展開はおすすめしない。
【マスター】ランカ・リー
【出典】マクロスフロンティア
【性別】女性
【令呪の位置】右手
【マスターとしての願い】
生き残ってアルトやシェリルの元に帰る
【weapon】
なし
【能力・技能】
歌手
元の世界ではトップクラスの人気を誇るアイドル歌手。
決め台詞は『抱きしめて!銀河の果てまでー!』
【人物背景】
銀河中心付近を航行する移民船団「マクロス・フロンティア」で、『超時空シンデレラ』の異名を持つ人気アイドル歌手。
異星人ゼントラーディ人とのクォーターで、興奮したり喜びを表現する際に「デカルチャー!」と叫ぶ事がある。
想いを抱く青年『早乙女アルト』と、憧れの歌手『シェリル・ノーム』と三角関係となり、その歌声が異星生命体『バジュラ』に何かしらの影響を与えるという事実が判明してからは、大好きな歌が軍事利用されている事に精神的に追い詰められていくが、アルトやシェリルの励ましもあり、自らの歌う意味と歌に対する喜びを思い出した。
本聖杯戦争においては、TVシリーズの最終回後からの参戦。
【方針】
シモンと共に、元の世界に戻る方法を探す
与えられた『秋葉原を中心に活動する人気上昇中のシンガー』という設定も積極的にこなす。
候補作投下順
最終更新:2016年03月03日 12:37