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【 役作り 】 その2 - (2005/07/05 (火) 13:41:14) の編集履歴(バックアップ)


【 役作り 】 その2

 
 
ピンフ  平和  【一翻】

  

 【 役作り 】編第2回。

 本日は皆さんがお世話になっている【 ピンフ 】の考察です。

 
 ではまず【 ピンフ 】の定義から。
 【 ピンフ 】の定義は

 ● 副底符のみの20符で作ること

 のことなんですが、くだいて言うと、

 ○ 3面子 + 1雀頭  面子は全て順子
 ○ 残り1塔子の待ちが 【 リャンメン待ち 】であること
 ○ 雀頭が 自風、場風、役牌でないこと

  そして重要なのが、

 ○ 面前で作ること

 以上の4つの条件を全て満たしたときに和了った役を【 ピンフ 】といいます。
 まあ、これはおわかりですね。
 【 順子 】がわからない人用に以下の図を参考にしてください。
 わかってる人は飛ばしてね。


 面子【 メンツ 】の構成要素名
 1.順子 【 シュンツ 】  ' 数牌が順番につながって3つできたもの
 2.刻子 【 コーツ 】    同じ牌が3つ揃ったもの
 3.塔子 【 ターツ 】      あと1つで面子になるもの
 4.対子 【 トイツ 】      ターツの仲間で、同じ牌が2つそろったもの
 5.槓子 【 カンツ 】     同じ牌が4つ揃ったもの


 いじょ。
 まあ、非常に基本的な役なわけです。

 じゃあ、次に【 ピンフ 】の特性を見てみましょう。

 ① 面前で作る役であるということ
 ② 順子構成なので、他の役との複合が容易であること
 ③ 面子作りの待ち牌が比較的多いこと
 

 まず ①について
 面前とは、ポン、チー、カンで牌をさらさないことです。暗カンのみ面前にはなりますが、

 暗カンしたら【 ピンフ 】にはなりません。

 当たり前ですが。
 よって、面前状態でしか付かない他の役と複合することが可能です。
 特に【 ツモ 】・・・(面前清自摸)との相性が良い。
 また、【 リーチ 】とも複合することが多いようです。

 で、②は①ともかぶりますが、他の役との複合が簡単です。
 下に他の役との複合のしやすさを表にしました。

 難易度  易     超オススメ
 【 ピンフ 】  +  【 タンヤオ   】
         +  【 リーチ   】
         +  【 ツモ    】
 
 難易度  中     まだまだ狙える
 【 ピンフ 】  +  【 サンショク  】
         +  【 イッツー   】
         +  【 イーペーコ  】
         +  【 ジュンチャン 】
 難易度  難     理論上は可能だが。。。
 【 ピンフ 】  +  【 チャンタ   】
         +  【 ホンイツ   】
         +  【 チンイツ   】
         +  【 リャンペーコ 】
 難易度  不可    ムリw
            【 チートイツ  】
            【 トイトイ   】
            【 サンアンコウ  】
            【 サンカンツ  】
            【 ホンロウトウ  】
            【 ヤクハイ   】
            【 ショウサンゲン 】

 参考にしてね。

 で、③は、最終待ちが【 リャンメン待ち 】になることから、手牌構成のターツがリャンメン残しになりやすい。
 そのため、比較的手が進みやすく、最終待ちも多い。

 まずは以下の例。

 手牌
     ツモ


 この場合、【 ピンフ 】は【 リャンメン待ち 】にしなければならないので、

 ① 
 ② 
 ③ 
 のうち、②の  を落としていくことになる。

 手牌
    切り

 よって聴牌に必要な待ち牌は     の4種16枚となる。

 こりゃあ多いね

 だからこそ、【 ピンフ 】は

 初心者が最初に覚えるべき役
 なんでしょうな。
 

 さて、反面、欠点のほうを見てみましょう。

 ① ツモった時の点数がやや低い
 ② 牌効率が若干悪くなる
 ③ ドラ等が複数は使いにくい

 ①はちょとわかりづらいが、

 平均的な【 タンヤオ(面前)+ツモ 】 が 2000点

 であるのに対し、
 

 【 ピンフ + ツモ 】 は 1300点

 にしかならない。いずれも子の場合です。
 これにドラが一個加わると、3900点 対 2600点 になり、結構な差になります。

 オーラスなど、点差にシビアにならざるを得ないときはやや不自由な役です。

 ②は先ほどの例をもう一度見てみましょう。

 先ほどの手牌
 Ⅰ :    切り
 となってるが、以下はどうか。

 Ⅱ :    切り

 Ⅱだと、     に   でも聴牌になり、6種20枚。
 
 ( が、もちろん   では【 ピンフ 】にならない)

 常に起こる命題として、

 ピンフを採るか棒テンを採るか

 を考えなければならない。具体的には、

 Ⅰ :  切りで【 ピンフ 】確定
 Ⅱ :  切りで     ツモなら【 ピンフ 】、   ならリーチ

 と二者択一を常に迫られる。
 まあそういう時は手がいいときだけど。

 ③に関しては言わずもがなでしょう。

 【 順子 】主体の手牌構成のため、雀頭以外は同じ牌を持つことは少ない。
 よって、ドラや赤牌などが複数枚あると、使い勝手に困る時がある。

 【 ピンフ 】も一翻、ドラも一翻だからだ。

 これは状況判断によるので省略。
 ただし、【 複合面子 】化すれば複数枚持つことは可能とだけ。
 残りは【 ピンフ 】中級編に続きます。

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