Oracle 8i アンインストール 

通常Oracleを削除するには、「Universal Installer」を使用します。
しかしこのInstallerや一部の情報はパソコン内に残って削除することは出来ません。
又、インストール中のエラーなどが原因で、削除自体も正常に行えないケースもあります。
このような場合、手動で作業することにより完全にアンインストールすることが出来ます。

※作業には、レジストリーの直接操作が含まれています。
 念のためレジストリーのバックアップをお勧めします。

※削除権限のあるユーザー(Adoministrator)で作業してください。

※ここでは、Windows 2000の例を書いています。
 他のOSの場合は、一部読み替える必要があります。 

※「C:\・・・」という表現がありますが、ドライブは実際の導入先に読み替えて下さい。


 1、 サービスの停止

   「Oracle・・・」のサービスで「開始」されているものがあれば全て停止させます。 

   ※スタートメニューより「設定/コントロールパネル/管理ツール/サービス」で実行

 2、レジストリの削除

   HKEY_CLASSES_ROOT の
    「Oracle・・・やORCL・・・」のオラクル関係のものを全て削除します。

   HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE の
    「ORACLE」を削除します。

   HKEY_LOCALMACHINE\SOFTWARE\ODBC\ODBCINST.INI の
    Oracle ODBC Driverがあれば削除します。

   HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentContralSet\Services の
    「Oracle・・・」のもを全て削除します。

   HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentContralSet\Services
    \EventLog\Application の
    「Oracle・・・」のもを全て削除します。

   HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE の
    「Oracle・・・やORCL・・・」のオラクル関係のものを全て削除します。

   HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\ODBC\ODBCINST.INI の
    Oracle ODBC Driverがあれば削除します。

   ※コマンドプロンプトより「Regedit」でレジストリエディタが実行できます。
    NTの場合は、「Regedit32」

 3、パスの削除

   Oracle関係のパスを全て削除します。
   「C:\ORACLE\ORA81\BIN;C:\Program Files\ORACLE\JRE\1.1.7\BIN」などが
   これにあたります。

   ※スタートメニューより「設定/コントロールパネル/システム/詳細/環境変数」
    で変更します。
    Windows95,98などは「Autoexec.bat」 にPathが設定されています。

 4、アイコンの削除

   C:\WINNT\Profile\All Users\Start Menu\Programs の
   「Oracle-???」、「Oracle Installation Products」 を削除します。

   ※???はオラクルホームの名前です。 

 5、ファイルの削除

   C:\Program Files\Oracle を削除します。

   C:\Oracle などオラクルディレクトリを全て削除します。

 6、コンピュータの再起動

   これで綺麗さっぱり消えました。

最終更新:2008年11月15日 22:18