「Ver3/【炎剣】スルト」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

Ver3/【炎剣】スルト - (2017/04/11 (火) 20:49:40) の最新版との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

【炎剣】スルト(R) :基本情報| |BGCOLOR(#FFD9B3):名前|【炎剣】スルト| |BGCOLOR(#FFD9B3):種族|魔種| |BGCOLOR(#FFD9B3):ジョブ|マジシャン| |BGCOLOR(#FFD9B3):召喚コスト|80| |BGCOLOR(#FFD9B3):<タイプ>|<蛮闘志>| |BGCOLOR(#FFD9B3):タイプ|ムスペル| |BGCOLOR(#FFD9B3):HP|750| |BGCOLOR(#FFD9B3):ATK|190| |BGCOLOR(#FFD9B3):DEF|210| |BGCOLOR(#FFD9B3):アーツ|無| |BGCOLOR(#FFD9B3):CV|| &br() |>|BGCOLOR(#FFD9B3):アビリティ| |BGCOLOR(#FF8383):CENTER:超覚醒|降臨『炎剣』| |~|転醒力ゲージを消費し、自軍マナタワーからのみ召喚できる。召喚すると一定時間後に戦場に【降臨】する。&br()&br()アビリティ詳細&br()攻撃力と防御力が上がり、ファイタースタイル時に射程距離が延びる。&br()さらに、自身が攻撃した敵ユニットに与えるダメージが上がる。この効果は、自身と敵ユニットの距離が近いほど上がる。&br()ただし、スマッシュアタックができなくなる。| |>|BGCOLOR(#FFD9B3):以前修正されたバージョン|Ver3.511 [2017.03.07]| |>|BGCOLOR(#FFD9B3):最近修正されたバージョン|Ver3.512 [2017.03.30]| :ステータス| |BGCOLOR(#FFD9B3):状態|BGCOLOR(#FFD9B3):HP|BGCOLOR(#FFD9B3):ATK/DEF| |BGCOLOR(#FF8383):CENTER:超覚醒|750|220/240| :DATA・フレーバーテキスト| #region(close,Ver3.5) |>|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.5| |BGCOLOR(#FFD9B3):身長|60[meter]| |BGCOLOR(#FFD9B3):体重|3万[t]| |BGCOLOR(#FFD9B3):目的|終末を取り戻す| |BGCOLOR(#FFD9B3):標的①|黒き聖竜| |BGCOLOR(#FFD9B3):標的②|ロキ| |BGCOLOR(#FFD9B3):妻|シンモラ| |BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|もりお| |BGCOLOR(#FFD9B3):フレーバーテキスト| |&br()――from “ver 3.5 ~黄昏の黒竜~”&br()&br()幾億と繰り返されてきた終末とは異なる最後を迎えた“黄昏”――喧騒は去り、その落ちた光の果てには、もはや神も、魔も、巨人も、誰一人として立ってはいなかった。&br() 漆黒に焼け焦げた大地はひび割れ、あちこちから煙を立ち昇らせている。残されたものはただ、静寂のみ。&br()しかし終末が訪れてから7度目の夜――たった一人、その地で目覚めた者がいた。&br()大きな振動が響き、地面から吹き上がるように砕かれた瓦礫がバラバラと飛び散る。&br()その中心――地面を割り、天に向かって真っ直ぐ突き上げられた拳に、徐々に血が巡っていくように静かな炎が駆けていく。&br() 地に埋もれ横たわっていた者は、終末の巨人――スルト。&br()「……許さねぇ……俺は……絶対に認めねえ……!」&br()“勝利の剣”レーヴァテインに胸を貫かれたまま、スルトは薄く目を開けた。&br() そして世界のありようを認識すると、眉を歪め、夜の闇を裂くように胸から轟々と噴き漏れる炎をじっと見つめ、手を当てた。&br()「何だってんだ……何が起きてやがる――」&br()スルトは聖竜にこの神剣で貫かれ、世界を燃やす自身の炎に焼き尽くされたはずだった。&br()しかし今、胸に刺さる剣から流れ込む炎は、スルトの宿す“ムスペルの炎”と同化し、力強い血潮のように全身を流れ、傷ついた体に活力を与え続けている。&br()果たしてこの状況は、あの魔術好事の戦神めの策略か、それとも終焉の魔神を気取る道化者の戯れなのか――何にせよ、スルトにとってこの現状は屈辱以外の何物でもなかった。全てを焼きつくす「終末の炎」たる自分が、他者の炎に生かされるなど……。&br() もはや痛みを与えることもなく、元から体の一部であったかのように胸を貫く剣に手を添え、いっそ抜き放ち叩き折ってくれようかと思案していたその時、ふと、スルトは己を包む静寂に妙なものが混じっていることに気付いた。そしてゆっくりと横たわったまま顔を傾けると、一点を見つめた。&br()「……おい、あんなもんがあの戦いの結末だってのか……?」&br()その視線の先にいた者は、真っ白な、少女と見まごうほどに美しい少年――彼は、膝を抱えてうずくまり肩を震わせて泣いていた。&br()「……よぉ、どうした。テメェ……何をそんなに嘆いてやがる?」&br()しかし少年は、スルトの呼びかけに答えることなく、只々泣き続けた。そしてそのまま8度目の朝が来た時、少年はすっくと立ち上がり空を見上げると、涙を拭いてスルトの方を向いた。そして遠い空を指さすと、もう一雫だけつつぅと涙をこぼし――消えた。&br()「……チッ、何だって……ぐっ――!!」&br()スルトの体が跳ねた。&br()胸が、熱い――だが、炎の化身であるスルトが、“熱さ”などというものを感じるはずはない。&br()その“熱さ”は“悲しみ”だった。死闘を繰り広げた末、黒淵をまとって黒くその身を染めた聖竜の、無垢であるがゆえに知ってしまった、深く、激しい悲しみ――それが彼の額に収めれていたレーヴァテインを通し、スルトの体に流れ込んできたのだ。&br()激しく、絶え間なく噴出し続ける悲しみの炎は更に勢いを増し、スルトの腕、手、脚へと伝わっていく。そして、炎がスルトの全身を覆い隠してしばらく後、陽炎に姿を揺らしながらスルトは静かに口を開いた。&br()「……許せねぇ……まったくもって許せねぇなぁ……これはテメェが成した“終末”だろうが……オレから“終末”を奪っておきながら、テメェは! 何を! 嘆いてやがる!!」&br()吼え、両手で大地を殴りつける。その気勢に臆したように全身を包む炎が消し飛んだ。&br()その後、スルトは全てを吐き出してしまったかのように静かに横たわっていたが、ゆっくりと立ち上がり、手ごろな岩を砕いて“玉座”を作った。そして倒れ込むようにドカリと腰を落ろし、胸に刺さったまま、煌々と光を放つレーヴァテインを見つめた。&br()「つまりよぉ、“鳥野郎”――テメェがオレに“こいつ”を託した……そういうことなんだな……? 」&br()そう呟くと、スルトは胸に突き刺さった神剣の柄を掴み――&br() &br()「がはぁあああ!」&br() &br()――自分の中へと押し込んだ。&br()神剣レーヴァテインが、再び生気を得た終末の炎に焼かれ、ドロドロに溶けながらスルトの体に吸い込まれていく。数刻かけてその全てを取り込むと、スルトはぶはぁと大きな火炎の息を吐き、ぐうっと左手に力を込めた。&br()ドンッと大地が揺れた。&br()見ると、スルトの左腕から大蛇のように蠢く火炎が伸びている。火炎はひとしきり暴れ回った後、緩やかに動きを弱めてゆき、ついには時が止まったように“形”を成した。&br() それは、勝利の神気をまとった「炎剣」だった。&br()「……いいぜぇ、乗ってやろうじゃねぇか。テメェは“扉”ってのを開ければいい。オレはその向こう側へ行く……そこでもう一度勝負だ。テメェも、世界も、今度こそ全部燃やし尽くしてやるぜ――それまでのついでだ、犬っころのことは頼まれといてやらぁ」&br()そう言うとスルトは「炎剣」を横なぎに振り、巨大な炎を巻き起こした。&br() 炎は唸りを上げて広がりながらスルトをも飲み込んでゆき、その輝きが消えた後にはスルトの姿もまた、跡形もなく消え去っていたのだった。&br()| #endregion :考察| 降臨は25カウント レンジアップはおよそユニット3体分半ほど離れていても届くようになる。更に攻撃した敵ユニットとの距離に応じて追加ダメージが入る。 以前は、密着状態でATK220相当、1体分離れるとATK170相当、2体分以上離れるとATK120の追加ダメージが入っていたが、Ver3.511の修正により下方された。 スペックは防御よりだが追加ダメージにより接近戦でもかなりのダメージを通せる。(追加ダメージの詳細な数字については要検証) 逃げようとした敵に対してもレンジアップでダメージを通していけるので防衛からの追撃が最も強さを発揮できるだろう。 &br() Ver3.511 [2017.03.07~]にて、「降臨『炎剣』」の攻撃力上昇値と防御力上昇値が+40から+30に下方修正され、追加で与えるダメージも下方された。 Ver3.512 [2017.03.30~]にて、「降臨『炎剣』」の射程距離が、およそユニット6体分から3.5体分へと下方修正された。 :キャラクター説明| [[スルト>Ver3/スルト]]は北欧神話に出てくる炎の巨人である。 北欧神話には、主神[[オーディン>Ver3/オーディン]]を中心とした神々と、神に敵対する多くの巨人族が登場する。スルトは火の巨人族の世界・ムスペルヘイムに属する巨人である。 &br() 北欧神話は、最終戦争「神々の黄昏」を描いて終わる。「神々の黄昏」とは、別名ラグナロクとも呼ばれる、神々と巨人・怪物たちとの総力戦である。 巨人も、怪物も、オーディンを含むほとんどの神々も、次々戦死していく悲惨な戦いが続き、 最後はスルトの放った大火が、スルトたち火の巨人もろとも世界を焼き尽くし「神々の黄昏」は終了する。と同時に北欧神話も終わる。 &br() LoVでは、「神々の黄昏」は何度も何度も幾億回も繰り返されているらしい。 そのたびに神々が巨人族と共に滅び、世界が終わり、また新たに始まる…という輪廻が繰り返されるのである。 さすがに嫌になったオーディンは、「神々の黄昏」の輪廻を断ち切るため、魔術の研究を重ね一匹の蒼翠の聖竜を生み出すことにした。 「神々の黄昏」の別名である[[ラグナロク>Ver3/ラグナロク]]の名をもらったその竜は、不毛な戦の結末を変えるはずであった。 しかし、いざ「神々の黄昏」が始まると、無垢であった聖竜は真っ黒な[[~黄昏の黒竜~>Ver3/~黄昏の黒竜~]]へと転醒してしまう。終焉の魔神を気取る道化者・ロキが細工した結果であった。 気の毒なのはスルトで、「今度の黄昏も俺が終わらせるんだ!」と参戦したのに、味方のはずの戦船[[ナグルファル>Ver3/ナグルファル]]に邪魔され、自分の武器レーヴァテインを聖竜に奪われ、逆にその武器で刺し貫かれたうえ、黒竜転醒の糧にされてしまう。 そうやって「神々の黄昏」はいつもとは異なる結果を迎えたが、それはオーディンの望むような終わり方ではなかった。 戦いが終わり、皆が去った7日後、スルトはふたたび目を覚ますが…… ---- #region(close,編集用コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします) - ステータスは 220/240です &br() &br() &br()アビリティは &br()攻撃力と防御力が上がり、ファイタースタイル時に射程距離が延びる。 &br()さらに、自身が攻撃した敵ユニットに与えるダメージが上がる。 &br()この効果は、自身と敵ユニットの距離が近いほど上がる。 &br()ただし、スマッシュアタックができなくなる。 &br() &br() &br()射程距離は【】ハルフゥと同じくらい? &br()与えるダメージが上がる効果は固定ダメを追加するわけではないようです。 &br()密着でシューター時(ATK145)に10○(DEF10)の相手に182ダメほど与えてました。 &br() &br() &br()どなたかわかる方がおられましたら検証、考察等お願いします -- 名無しさん (2017-01-19 14:05:38) - ↑の追記 &br() &br() &br()ダメージ検証時の【】スルトはトラサポAでA+20してある状態です -- 名無しさん (2017-01-19 14:11:26) - 230/260になった -- 名無しさん (2017-01-26 13:19:02) - 修正で230/250に上方。固定ダメージも上がった模様 &br() -- 名無しさん (2017-01-28 21:14:30) #comment(size=85,vsize=3,nsize=30,num=20) #endregion -&color(red){余りにも当Wikiやゲームから逸脱した無関係な雑談や、誹謗中傷めいた暴言、ページに関係ないコメントはおやめ下さい。} -wikiは不特定多数の人が利用する場です。プレイヤーの個人名や所属ギルドなどを書き込む行為は慎んで頂きますようお願いします。 -個人的な日記として使用するのも控えて下さい。 #region(close,コメント *雑談や使用方法などの相談にご利用下さい) - コストは同じなのに()ヨルムンガンドより降臨までの時間が短いのか -- 名無しさん (2017-01-18 15:50:30) - ヨルムンは根元一掃出来る()から短いとマズイ! &br()って開発は思ったんだろうな -- 名無しさん (2017-01-18 22:42:26) - スマッシュが出来ない=複雑な操作は必要ない &br()初心者にも勧めたらそこそこ使えるスペックかつ超強い。 -- 名無しさん (2017-03-21 02:39:08) #comment(size=85,vsize=3,nsize=30,num=20) #endregion
【炎剣】スルト(R) :基本情報| |BGCOLOR(#FFD9B3):名前|【炎剣】スルト| |BGCOLOR(#FFD9B3):種族|魔種| |BGCOLOR(#FFD9B3):ジョブ|マジシャン| |BGCOLOR(#FFD9B3):召喚コスト|80| |BGCOLOR(#FFD9B3):<タイプ>|<蛮闘志>| |BGCOLOR(#FFD9B3):タイプ|ムスペル| |BGCOLOR(#FFD9B3):HP|750| |BGCOLOR(#FFD9B3):ATK|190| |BGCOLOR(#FFD9B3):DEF|210| |BGCOLOR(#FFD9B3):アーツ|無| |BGCOLOR(#FFD9B3):CV|| &br() |>|BGCOLOR(#FFD9B3):アビリティ| |BGCOLOR(#FF8383):CENTER:超覚醒|降臨『炎剣』| |~|転醒力ゲージを消費し、自軍マナタワーからのみ召喚できる。召喚すると一定時間後に戦場に【降臨】する。&br()&br()アビリティ詳細&br()攻撃力と防御力が上がり、ファイタースタイル時に射程距離が延びる。&br()さらに、自身が攻撃した敵ユニットに与えるダメージが上がる。この効果は、自身と敵ユニットの距離が近いほど上がる。&br()ただし、スマッシュアタックができなくなる。| |BGCOLOR(#FFD9B3):以前修正されたバージョン|Ver3.511 [2017.03.07]|Ver3.512 [2017.03.30]| |BGCOLOR(#FFD9B3):最近修正されたバージョン|Ver3.513 [2017.04.27]| :ステータス| |BGCOLOR(#FFD9B3):状態|BGCOLOR(#FFD9B3):HP|BGCOLOR(#FFD9B3):ATK/DEF| |BGCOLOR(#FF8383):CENTER:超覚醒|750|210/230| :DATA・フレーバーテキスト| #region(close,Ver3.5) |>|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.5| |BGCOLOR(#FFD9B3):身長|60[meter]| |BGCOLOR(#FFD9B3):体重|3万[t]| |BGCOLOR(#FFD9B3):目的|終末を取り戻す| |BGCOLOR(#FFD9B3):標的①|黒き聖竜| |BGCOLOR(#FFD9B3):標的②|ロキ| |BGCOLOR(#FFD9B3):妻|シンモラ| |BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|もりお| |BGCOLOR(#FFD9B3):フレーバーテキスト| |&br()――from “ver 3.5 ~黄昏の黒竜~”&br()&br()幾億と繰り返されてきた終末とは異なる最後を迎えた“黄昏”――喧騒は去り、その落ちた光の果てには、もはや神も、魔も、巨人も、誰一人として立ってはいなかった。&br() 漆黒に焼け焦げた大地はひび割れ、あちこちから煙を立ち昇らせている。残されたものはただ、静寂のみ。&br()しかし終末が訪れてから7度目の夜――たった一人、その地で目覚めた者がいた。&br()大きな振動が響き、地面から吹き上がるように砕かれた瓦礫がバラバラと飛び散る。&br()その中心――地面を割り、天に向かって真っ直ぐ突き上げられた拳に、徐々に血が巡っていくように静かな炎が駆けていく。&br() 地に埋もれ横たわっていた者は、終末の巨人――スルト。&br()「……許さねぇ……俺は……絶対に認めねえ……!」&br()“勝利の剣”レーヴァテインに胸を貫かれたまま、スルトは薄く目を開けた。&br() そして世界のありようを認識すると、眉を歪め、夜の闇を裂くように胸から轟々と噴き漏れる炎をじっと見つめ、手を当てた。&br()「何だってんだ……何が起きてやがる――」&br()スルトは聖竜にこの神剣で貫かれ、世界を燃やす自身の炎に焼き尽くされたはずだった。&br()しかし今、胸に刺さる剣から流れ込む炎は、スルトの宿す“ムスペルの炎”と同化し、力強い血潮のように全身を流れ、傷ついた体に活力を与え続けている。&br()果たしてこの状況は、あの魔術好事の戦神めの策略か、それとも終焉の魔神を気取る道化者の戯れなのか――何にせよ、スルトにとってこの現状は屈辱以外の何物でもなかった。全てを焼きつくす「終末の炎」たる自分が、他者の炎に生かされるなど……。&br() もはや痛みを与えることもなく、元から体の一部であったかのように胸を貫く剣に手を添え、いっそ抜き放ち叩き折ってくれようかと思案していたその時、ふと、スルトは己を包む静寂に妙なものが混じっていることに気付いた。そしてゆっくりと横たわったまま顔を傾けると、一点を見つめた。&br()「……おい、あんなもんがあの戦いの結末だってのか……?」&br()その視線の先にいた者は、真っ白な、少女と見まごうほどに美しい少年――彼は、膝を抱えてうずくまり肩を震わせて泣いていた。&br()「……よぉ、どうした。テメェ……何をそんなに嘆いてやがる?」&br()しかし少年は、スルトの呼びかけに答えることなく、只々泣き続けた。そしてそのまま8度目の朝が来た時、少年はすっくと立ち上がり空を見上げると、涙を拭いてスルトの方を向いた。そして遠い空を指さすと、もう一雫だけつつぅと涙をこぼし――消えた。&br()「……チッ、何だって……ぐっ――!!」&br()スルトの体が跳ねた。&br()胸が、熱い――だが、炎の化身であるスルトが、“熱さ”などというものを感じるはずはない。&br()その“熱さ”は“悲しみ”だった。死闘を繰り広げた末、黒淵をまとって黒くその身を染めた聖竜の、無垢であるがゆえに知ってしまった、深く、激しい悲しみ――それが彼の額に収めれていたレーヴァテインを通し、スルトの体に流れ込んできたのだ。&br()激しく、絶え間なく噴出し続ける悲しみの炎は更に勢いを増し、スルトの腕、手、脚へと伝わっていく。そして、炎がスルトの全身を覆い隠してしばらく後、陽炎に姿を揺らしながらスルトは静かに口を開いた。&br()「……許せねぇ……まったくもって許せねぇなぁ……これはテメェが成した“終末”だろうが……オレから“終末”を奪っておきながら、テメェは! 何を! 嘆いてやがる!!」&br()吼え、両手で大地を殴りつける。その気勢に臆したように全身を包む炎が消し飛んだ。&br()その後、スルトは全てを吐き出してしまったかのように静かに横たわっていたが、ゆっくりと立ち上がり、手ごろな岩を砕いて“玉座”を作った。そして倒れ込むようにドカリと腰を落ろし、胸に刺さったまま、煌々と光を放つレーヴァテインを見つめた。&br()「つまりよぉ、“鳥野郎”――テメェがオレに“こいつ”を託した……そういうことなんだな……? 」&br()そう呟くと、スルトは胸に突き刺さった神剣の柄を掴み――&br() &br()「がはぁあああ!」&br() &br()――自分の中へと押し込んだ。&br()神剣レーヴァテインが、再び生気を得た終末の炎に焼かれ、ドロドロに溶けながらスルトの体に吸い込まれていく。数刻かけてその全てを取り込むと、スルトはぶはぁと大きな火炎の息を吐き、ぐうっと左手に力を込めた。&br()ドンッと大地が揺れた。&br()見ると、スルトの左腕から大蛇のように蠢く火炎が伸びている。火炎はひとしきり暴れ回った後、緩やかに動きを弱めてゆき、ついには時が止まったように“形”を成した。&br() それは、勝利の神気をまとった「炎剣」だった。&br()「……いいぜぇ、乗ってやろうじゃねぇか。テメェは“扉”ってのを開ければいい。オレはその向こう側へ行く……そこでもう一度勝負だ。テメェも、世界も、今度こそ全部燃やし尽くしてやるぜ――それまでのついでだ、犬っころのことは頼まれといてやらぁ」&br()そう言うとスルトは「炎剣」を横なぎに振り、巨大な炎を巻き起こした。&br() 炎は唸りを上げて広がりながらスルトをも飲み込んでゆき、その輝きが消えた後にはスルトの姿もまた、跡形もなく消え去っていたのだった。&br()| #endregion :考察| 降臨は25カウント レンジアップはおよそユニット3体分半ほど離れていても届くようになる。更に攻撃した敵ユニットとの距離に応じて追加ダメージが入る。 以前は、密着状態でATK220相当、1体分離れるとATK170相当、2体分以上離れるとATK120の追加ダメージが入っていたが、Ver3.511の修正により下方された。 スペックは防御よりだが追加ダメージにより接近戦でもかなりのダメージを通せる。(追加ダメージの詳細な数字については要検証) 逃げようとした敵に対してもレンジアップでダメージを通していけるので防衛からの追撃が最も強さを発揮できるだろう。 &br() Ver3.511 [2017.03.07~]にて、「降臨『炎剣』」の攻撃力上昇値と防御力上昇値が+40から+30に下方修正され、追加で与えるダメージも下方された。 Ver3.512 [2017.03.30~]にて、「降臨『炎剣』」の射程距離が、およそユニット6体分から3.5体分へと下方修正された。 Ver3.513 [2017.04.27~]にて、「降臨『炎剣』」の攻撃力上昇値、防御力上昇値が+30から+20へと下方修正された。 :キャラクター説明| [[スルト>Ver3/スルト]]は北欧神話に出てくる炎の巨人である。 北欧神話には、主神[[オーディン>Ver3/オーディン]]を中心とした神々と、神に敵対する多くの巨人族が登場する。スルトは火の巨人族の世界・ムスペルヘイムに属する巨人である。 &br() 北欧神話は、最終戦争「神々の黄昏」を描いて終わる。「神々の黄昏」とは、別名ラグナロクとも呼ばれる、神々と巨人・怪物たちとの総力戦である。 巨人も、怪物も、オーディンを含むほとんどの神々も、次々戦死していく悲惨な戦いが続き、 最後はスルトの放った大火が、スルトたち火の巨人もろとも世界を焼き尽くし「神々の黄昏」は終了する。と同時に北欧神話も終わる。 &br() LoVでは、「神々の黄昏」は何度も何度も幾億回も繰り返されているらしい。 そのたびに神々が巨人族と共に滅び、世界が終わり、また新たに始まる…という輪廻が繰り返されるのである。 さすがに嫌になったオーディンは、「神々の黄昏」の輪廻を断ち切るため、魔術の研究を重ね一匹の蒼翠の聖竜を生み出すことにした。 「神々の黄昏」の別名である[[ラグナロク>Ver3/ラグナロク]]の名をもらったその竜は、不毛な戦の結末を変えるはずであった。 しかし、いざ「神々の黄昏」が始まると、無垢であった聖竜は真っ黒な[[~黄昏の黒竜~>Ver3/~黄昏の黒竜~]]へと転醒してしまう。終焉の魔神を気取る道化者・ロキが細工した結果であった。 気の毒なのはスルトで、「今度の黄昏も俺が終わらせるんだ!」と参戦したのに、味方のはずの戦船[[ナグルファル>Ver3/ナグルファル]]に邪魔され、自分の武器レーヴァテインを聖竜に奪われ、逆にその武器で刺し貫かれたうえ、黒竜転醒の糧にされてしまう。 そうやって「神々の黄昏」はいつもとは異なる結果を迎えたが、それはオーディンの望むような終わり方ではなかった。 戦いが終わり、皆が去った7日後、スルトはふたたび目を覚ますが…… ---- #region(close,編集用コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします) - ステータスは 220/240です &br() &br() &br()アビリティは &br()攻撃力と防御力が上がり、ファイタースタイル時に射程距離が延びる。 &br()さらに、自身が攻撃した敵ユニットに与えるダメージが上がる。 &br()この効果は、自身と敵ユニットの距離が近いほど上がる。 &br()ただし、スマッシュアタックができなくなる。 &br() &br() &br()射程距離は【】ハルフゥと同じくらい? &br()与えるダメージが上がる効果は固定ダメを追加するわけではないようです。 &br()密着でシューター時(ATK145)に10○(DEF10)の相手に182ダメほど与えてました。 &br() &br() &br()どなたかわかる方がおられましたら検証、考察等お願いします -- 名無しさん (2017-01-19 14:05:38) - ↑の追記 &br() &br() &br()ダメージ検証時の【】スルトはトラサポAでA+20してある状態です -- 名無しさん (2017-01-19 14:11:26) - 230/260になった -- 名無しさん (2017-01-26 13:19:02) - 修正で230/250に上方。固定ダメージも上がった模様 &br() -- 名無しさん (2017-01-28 21:14:30) #comment(size=85,vsize=3,nsize=30,num=20) #endregion -&color(red){余りにも当Wikiやゲームから逸脱した無関係な雑談や、誹謗中傷めいた暴言、ページに関係ないコメントはおやめ下さい。} -wikiは不特定多数の人が利用する場です。プレイヤーの個人名や所属ギルドなどを書き込む行為は慎んで頂きますようお願いします。 -個人的な日記として使用するのも控えて下さい。 #region(close,コメント *雑談や使用方法などの相談にご利用下さい) - コストは同じなのに()ヨルムンガンドより降臨までの時間が短いのか -- 名無しさん (2017-01-18 15:50:30) - ヨルムンは根元一掃出来る()から短いとマズイ! &br()って開発は思ったんだろうな -- 名無しさん (2017-01-18 22:42:26) - スマッシュが出来ない=複雑な操作は必要ない &br()初心者にも勧めたらそこそこ使えるスペックかつ超強い。 -- 名無しさん (2017-03-21 02:39:08) #comment(size=85,vsize=3,nsize=30,num=20) #endregion

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: