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*ST フォスフォフィライト |BGCOLOR(#FFD9B3):最終更新日時|&lastmod()| **基本情報 |BGCOLOR(#FFD9B3):名前|フォスフォフィライト| |BGCOLOR(#FFD9B3):種族|不死| |BGCOLOR(#FFD9B3):ジョブ|マジシャン| |BGCOLOR(#FFD9B3):召喚コスト|10| |BGCOLOR(#FFD9B3):セフィラ|-| |BGCOLOR(#FFD9B3):タイプ|宝石の国| |BGCOLOR(#FFD9B3):HP|300| |BGCOLOR(#FFD9B3):ATK|5| |BGCOLOR(#FFD9B3):DEF|5| |BGCOLOR(#FFD9B3):PSY|40| |BGCOLOR(#FFD9B3):武装|不可| |BGCOLOR(#FFD9B3):血晶武装|不可| |BGCOLOR(#FFD9B3):アーツ|無| |BGCOLOR(#FFD9B3):CV|黒沢 ともよ| |BGCOLOR(#FFD9B3):対象称号|戦う宝石たち&br()フォスフォフィライトを使って100回勝利する。| **アビリティ |BGCOLOR(#FFD9B3):状態|BGCOLOR(#FFCCFF):ボーナス|BGCOLOR(#FFD9B3):アビリティ| |BGCOLOR(#86CC40):CENTER:召喚|なし|宝石の輝き| |~|~|自身を除く、同種族の自使い魔の移動速度が上がる。&br()ただし、自身が死滅すると、同種族の自使い魔の移動速度が一定時間下がる。&br()これらの効果は、自身の周囲に自軍マナタワーがあるときのみ発動する。| **パラメーター |BGCOLOR(#FFD9B3):状態|BGCOLOR(#FFD9B3):HP|BGCOLOR(#FF8383):ATK|BGCOLOR(#CCDDFF):DEF|BGCOLOR(#EECCFF):PSY|BGCOLOR(#FFD9B3):備考| |BGCOLOR(#86CC40):CENTER:召喚|300|5|5|40|| **DATA・フレーバーテキスト #region(close,Ver4.1) Ver4.1 |BGCOLOR(#FFD9B3):No|不死:1-005| |BGCOLOR(#FFD9B3):身長|不明[meter]| |BGCOLOR(#FFD9B3):体重|不明[kg]| |BGCOLOR(#FFD9B3):愛称|フォス| |BGCOLOR(#FFD9B3):年齢|300歳| |BGCOLOR(#FFD9B3):硬度/靭性|三半/最下級| |BGCOLOR(#FFD9B3):担当仕事|博物誌制作| |BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|市川 春子| |BGCOLOR(#FFD9B3):フレーバーテキスト(カード裏面)| |誰かに頼られたのは 初めてなんだ| |BGCOLOR(#FFD9B3):フレーバーテキスト(LoV4.net)| |「面倒だなぁ。博物誌なんて付ける意味ないのに……ねぇ、ウンコ王?」&br()&br()生い茂る草以外は何もない平原。&br()吹き抜ける風が草花を揺らし、夕日に照らされた海ががどこまでも続いている。&br()しゃがみ込んだフォスは頬杖をつきながら、木の枝で這い回るカタツムリ状の生物を突いた。&br()&br()不名誉な名前で呼んでみたが、こいつの名前はウェントリコススというらしい。&br()元々はこの世界を襲撃しに来る謎の仏像”月人”が連れてきた巨大カタツムリであり、この僕、”フォスフォフィライト”を迂闊にも食べてしまった相手でもある。&br()&br()「どうにか元の姿に戻れたから良かったけど、一時的にカタツムリにされた恨みは一生忘れないぞ」&br()「そう怒るな。たかだか可哀相な人とか、病気扱いされているだけであろう?」&br()「それが不本意だって言ってんの!!」&br()&br()怒りを露わにしたフォスは木の枝で追撃をするが、ウェントリコススは跳ねてそれをかわす。&br()そうなのだ。どういう訳かこいつの言葉は僕にしか理解できず、他の奴らにはギュギャア!とかギュイイィ!!という鳴き声しか聞こえないらしい。&br()お陰で僕はすっかりカタツムリ相手に独り言をつぶやく変人。&br()&br()おまけに金剛先生から与えられた仕事も、博物誌制作なんて誰の役に立つか分からないものだ。&br()仕事というのは普通、一緒に取り組む仲間がいたり、誰かの監視の目があったりする。&br()けど、この仕事をやっているのは僕一人。&br()つまりサボろうが、日がな一日遊ぼうが困る人も叱ってくれる人もいないのだ。&br()&br()「なんじゃ? 不満そうな顔をして。仕事とやらをやりたくないのか?」&br()「仕事をもらったこと自体に不満はないよ。金剛先生の言いつけは絶対だし。けど、こんな誰に必要とされるか分からない雑用じゃなくて、もっと僕にしかできない仕事ならいいのに」&br()&br()なんて、僕はカタツムリ相手に何を言っているんだろう。&br()一抹の寂しさを感じたフォスはふと、海沿いに聳える崖を見た。&br()今にも崩れそうな切り立った断崖にぽっかりと空いた岩だらけの空洞。&br()&br()「シンシャ……今頃何をしているんだろう?」&br()&br()野や海から離れた空洞にシンシャの面影を重ねたフォスはそこに向かって足を進めた。&br()&br()そういえば金剛先生が言っていた。夜の見回りはシンシャが一人で考えた仕事だって。&br()ただ生きているだけでいい。息をしているだけで十分なんて、役立たずもいいところだ。あいつもそんな辛さを抱えているから、一人でいることを選んだのかもしれない。&br()&br()「おーい、シンシャ? いるなら返事してよー?」&br()&br()崖の入り口にまで来たフォスは中を覗き込みながら、恐る恐る呼びかけた。&br()しかし、自分の声が反響するだけで返事はない。&br()&br()「はぁ……僕は何をやっているんだ。帰ろうか?」&br()溜息混じりに踵を返しかけたフォスはウェントリコススが洞窟に入っていくのを見て足を止めた。&br()&br()「おーい、お前までどこに行こうっての? 戻ってこいウンコ王。ったく、ウェントリコススってばー!」&br()&br()呼びかけても反応せず、ぐんぐん奥に進むウェントリコススを目で追った時、フォスはそこかしこに点在する紅い染みに目を見開いた。&br()&br()あれは何の染みだろう? 確か、シンシャが住んでいたって部屋にもあんな毒液の跡があった気がする。&br()ということは、この奥にシンシャが……。&br()&br()意を決したフォスは洞窟に踏み入ると、ウェントリコススの後に続いて岩ばかりの空洞内を進んでいった。&br()こんな場所では日の光は届かず、あたりは徐々に暗闇ばかりが増していく。&br()&br()やっぱり引き返すべきだろうか? けど、僕はどうやってここまで来たのだろう?&br()進む道どころか、帰る道すら分からないとは、我ながら役立たずだ。&br()&br()頭の片隅で自分の非力さを嘆いていた時、フォスの視界を何かが過ぎった。&br()&br()なんだ? 真っ暗で何も見えないはずなのに、何かがある気がする。&br()紅くて、粒みたいに小さくて、水しぶきみたいな……こういうの、霧っていうのかな?&br()けど、この黒と紅が混ざり合った色はやっぱり――。&br()&br()「ねえシンシャ! そこにいるんだろう!? シンシャ!!」&br()&br()たまらず叫んだフォスは手探りで進路を確認しながら、徐々に歩みを速めていった。&br()&br()暗闇で走って、転びでもしたら硬度三半の僕は壊れるかもしれない。&br()でも、この先にあいつがいるなら、それぐらいなんだっていうんだっ!!&br()&br()周囲から遮蔽物が消え、フォスが逸る気持ちを抑えながら洞窟を抜けた瞬間――”その現象”は起こった。&br()&br()「……え? どこだ、ここ」&br()&br()天高く聳える細長い建物群に灰色の鉱物で塗り固められた大地。&br()そして大気中には紅い霧が漂い、世界全土を覆い尽くさんばかりに広がっている。&br()&br()「ねえ、王……僕達、どこに来ちゃったんだろう?」&br()「ギュイ? ギュアアーッ!」&br()「って、ふざけないでよ……それとも本当に喋れなくなっちゃったの?」&br()「ギュイイイーーッ!!」&br()&br()相づちを打つように飛び跳ねるウェントリコススにフォスは僅かに笑みを零した。&br()&br()「僕ら、一緒の夢でも見ているのかな? まあいいや。言っておくけど僕は役立たずだからな。危ないことからはお前が守っておくれよ」&br()&br()フォスは紅い霧を前に息を飲むが、すぐに気を取り直した。&br()&br()そうだ。物は考えよう……ここで凄い発見でもすれば、金剛先生に認めてもらえる。&br()そうすれば新しい仕事がもらえるし、シンシャだって助けられるかもしれない。&br()&br()フォスは淡い期待を胸に見慣れぬ紅の景色に向かって一歩を踏み出した――。| #endregion **セリフ一覧 #region(close,通常版) 通常版 |BGCOLOR(#FFD9B3):CENTER:召喚|戦争に連れてってくれるの!?| |BGCOLOR(#FFD9B3):CENTER:通常攻撃|まだまだ持ってこーい!| |BGCOLOR(#FFD9B3):CENTER:タワー制圧|誰かに頼られたのは 初めてなんだ| |BGCOLOR(#FFD9B3):CENTER:ストーン破壊|僕らと似た生物には死があるの?| |BGCOLOR(#FFD9B3):CENTER:死滅|ごめん 明日からもっと頑張るから| |BGCOLOR(#FFD9B3):CENTER:サポート|もう一声!| #endregion **考察 月刊アフタヌーンの連載漫画、宝石の国からのゲスト参戦。 10コスト使い魔としてはほぼ最低スペックだがアビリティが優秀でPSYも高めなのであまり気にならない。 この使い魔のアビリティの特徴を細かく分けると以下になる ・自身の周囲に自軍マナタワーがあると以下の効果が発動。 ・自身を除いた不死の使い魔の移動速度を7%?増加させる。 ・移動速度変化は戦場全てが範囲になる。 ・死滅すると??秒間、自軍の不死の使い魔の移動速度が?%下がる。 ・自軍マナタワーから離れている場合、死滅してもデメリットは生じない。 これらの特徴から石を割りに行く時やタワー制圧、妨害を行う時にはこの使い魔だけマナタワーで留守番する使い方が主となる。 ロードボーナスと合わせる事で序盤のD・ホワイトが全盛期(よりちょっと早い)並に活躍、ニャルラトホテプは撃破が取り易くなる。 ユダも足が速くなる事で防衛や妨害がやり易くなる。 特にD・ホワイトは次に不死使い魔を出すとアタッカーより早くなる。 ただやはり特徴から圧倒的に狙われやすいので管理と空き巣には要注意。 **キャラクター説明 2017年10月~12月にTVアニメ放送の漫画「宝石の国」の主人公。更に辿れば同名の宝石が元ネタ。 一人称は「僕」でいわゆる僕っ子だが、本作の主要人物(?)は全員宝石を基に作られた生命体であり性別は無い。 (作者曰く、上半身が男性的で下半身が女性的なデザインになっているとの事。) ちなみにフォスフォフィライトの元ネタの宝石自体は地球上での産出量が非常に少ない為、ダイヤモンド以上に稀少で高価な宝石とされている。 砕けても破片を集めれば再生可能な設定と、元ネタ通りに硬度や靭性が低く作中最低クラスの脆さゆえに不死の根元使い魔なのも納得の配置か。 ATK5・DEF5と最低なのも原作での戦闘適性の低さに由来する。 **紹介動画 #region(close,Ver4.1) Ver4.1 ※音声なし &youtube(https://www.youtube.com/watch?v=CZjQ8NtaRrg){560,315} #endregion ---- #region(close,編集用コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします) - デメリットの条件は「自身の死滅」なので、考察のデメリット以降の内容は誤っているかと思われます。 -- 名無しさん (2017-11-30 21:02:13) - 20%って流石に適当かまし過ぎだろw &br()ただでさえエアプ丸出しなのにこれはないて。 -- 名無しさん (2018-01-04 23:29:36) - ↑荒らすぐらいなら真面目に編集しましょう。 -- 名無しさん (2018-01-06 18:36:07) - ↑ごめん 明日からもっと頑張るよ &br()誰かに頼られたのは 初めてなんだ -- 名無しさん (2018-01-06 19:47:50) - フォスありでロードサポートなしのユダが同時スタートしたスノーホワイトに7c後ぐらいに差が出始めたから上昇7%かな -- 名無しさん (2018-01-06 22:26:17) - 血晶ベドラム(素SPD560)で剣主(素SPD580)より僅かに遅かったので &br()7%は無いかと &br() -- 名無しさん (2018-01-18 12:41:33) #comment(size=85,vsize=3,nsize=30,num=20) #endregion -&color(red){余りにも当Wikiやゲームから逸脱した無関係な雑談や、誹謗中傷めいた暴言、ページに関係ないコメントはおやめ下さい。} -wikiは不特定多数の人が利用する場です。プレイヤーの個人名や所属ギルドなどを書き込む行為は慎んで頂きますようお願いします。 -個人的な日記として使用するのも控えて下さい。 #region(close,コメント *雑談や使用方法などの相談にご利用下さい) #comment(size=85,vsize=3,nsize=30,num=20) #endregion
*ST フォスフォフィライト |BGCOLOR(#FFD9B3):最終更新日時|&lastmod()| **基本情報 |BGCOLOR(#FFD9B3):名前|フォスフォフィライト| |BGCOLOR(#FFD9B3):種族|不死| |BGCOLOR(#FFD9B3):ジョブ|マジシャン| |BGCOLOR(#FFD9B3):召喚コスト|10| |BGCOLOR(#FFD9B3):セフィラ|-| |BGCOLOR(#FFD9B3):タイプ|宝石の国| |BGCOLOR(#FFD9B3):HP|300| |BGCOLOR(#FFD9B3):ATK|5| |BGCOLOR(#FFD9B3):DEF|5| |BGCOLOR(#FFD9B3):PSY|40| |BGCOLOR(#FFD9B3):武装|不可| |BGCOLOR(#FFD9B3):血晶武装|不可| |BGCOLOR(#FFD9B3):アーツ|無| |BGCOLOR(#FFD9B3):CV|黒沢 ともよ| |BGCOLOR(#FFD9B3):対象称号|戦う宝石たち&br()フォスフォフィライトを使って100回勝利する。| **アビリティ |BGCOLOR(#FFD9B3):状態|BGCOLOR(#FFCCFF):ボーナス|BGCOLOR(#FFD9B3):アビリティ| |BGCOLOR(#86CC40):CENTER:召喚|なし|宝石の輝き| |~|~|自身を除く、同種族の自使い魔の移動速度が上がる。&br()ただし、自身が死滅すると、同種族の自使い魔の移動速度が一定時間下がる。&br()これらの効果は、自身の周囲に自軍マナタワーがあるときのみ発動する。| **パラメーター |BGCOLOR(#FFD9B3):状態|BGCOLOR(#FFD9B3):HP|BGCOLOR(#FF8383):ATK|BGCOLOR(#CCDDFF):DEF|BGCOLOR(#EECCFF):PSY|BGCOLOR(#FFD9B3):備考| |BGCOLOR(#86CC40):CENTER:召喚|300|5|5|40|| **DATA・フレーバーテキスト #region(close,Ver4.1) Ver4.1 |BGCOLOR(#FFD9B3):No|不死:1-005| |BGCOLOR(#FFD9B3):身長|不明[meter]| |BGCOLOR(#FFD9B3):体重|不明[kg]| |BGCOLOR(#FFD9B3):愛称|フォス| |BGCOLOR(#FFD9B3):年齢|300歳| |BGCOLOR(#FFD9B3):硬度/靭性|三半/最下級| |BGCOLOR(#FFD9B3):担当仕事|博物誌制作| |BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|市川 春子| |BGCOLOR(#FFD9B3):フレーバーテキスト(カード裏面)| |誰かに頼られたのは 初めてなんだ| |BGCOLOR(#FFD9B3):フレーバーテキスト(LoV4.net)| |「面倒だなぁ。博物誌なんて付ける意味ないのに……ねぇ、ウンコ王?」&br()&br()生い茂る草以外は何もない平原。&br()吹き抜ける風が草花を揺らし、夕日に照らされた海ががどこまでも続いている。&br()しゃがみ込んだフォスは頬杖をつきながら、木の枝で這い回るカタツムリ状の生物を突いた。&br()&br()不名誉な名前で呼んでみたが、こいつの名前はウェントリコススというらしい。&br()元々はこの世界を襲撃しに来る謎の仏像”月人”が連れてきた巨大カタツムリであり、この僕、”フォスフォフィライト”を迂闊にも食べてしまった相手でもある。&br()&br()「どうにか元の姿に戻れたから良かったけど、一時的にカタツムリにされた恨みは一生忘れないぞ」&br()「そう怒るな。たかだか可哀相な人とか、病気扱いされているだけであろう?」&br()「それが不本意だって言ってんの!!」&br()&br()怒りを露わにしたフォスは木の枝で追撃をするが、ウェントリコススは跳ねてそれをかわす。&br()そうなのだ。どういう訳かこいつの言葉は僕にしか理解できず、他の奴らにはギュギャア!とかギュイイィ!!という鳴き声しか聞こえないらしい。&br()お陰で僕はすっかりカタツムリ相手に独り言をつぶやく変人。&br()&br()おまけに金剛先生から与えられた仕事も、博物誌制作なんて誰の役に立つか分からないものだ。&br()仕事というのは普通、一緒に取り組む仲間がいたり、誰かの監視の目があったりする。&br()けど、この仕事をやっているのは僕一人。&br()つまりサボろうが、日がな一日遊ぼうが困る人も叱ってくれる人もいないのだ。&br()&br()「なんじゃ? 不満そうな顔をして。仕事とやらをやりたくないのか?」&br()「仕事をもらったこと自体に不満はないよ。金剛先生の言いつけは絶対だし。けど、こんな誰に必要とされるか分からない雑用じゃなくて、もっと僕にしかできない仕事ならいいのに」&br()&br()なんて、僕はカタツムリ相手に何を言っているんだろう。&br()一抹の寂しさを感じたフォスはふと、海沿いに聳える崖を見た。&br()今にも崩れそうな切り立った断崖にぽっかりと空いた岩だらけの空洞。&br()&br()「シンシャ……今頃何をしているんだろう?」&br()&br()野や海から離れた空洞にシンシャの面影を重ねたフォスはそこに向かって足を進めた。&br()&br()そういえば金剛先生が言っていた。夜の見回りはシンシャが一人で考えた仕事だって。&br()ただ生きているだけでいい。息をしているだけで十分なんて、役立たずもいいところだ。あいつもそんな辛さを抱えているから、一人でいることを選んだのかもしれない。&br()&br()「おーい、シンシャ? いるなら返事してよー?」&br()&br()崖の入り口にまで来たフォスは中を覗き込みながら、恐る恐る呼びかけた。&br()しかし、自分の声が反響するだけで返事はない。&br()&br()「はぁ……僕は何をやっているんだ。帰ろうか?」&br()溜息混じりに踵を返しかけたフォスはウェントリコススが洞窟に入っていくのを見て足を止めた。&br()&br()「おーい、お前までどこに行こうっての? 戻ってこいウンコ王。ったく、ウェントリコススってばー!」&br()&br()呼びかけても反応せず、ぐんぐん奥に進むウェントリコススを目で追った時、フォスはそこかしこに点在する紅い染みに目を見開いた。&br()&br()あれは何の染みだろう? 確か、シンシャが住んでいたって部屋にもあんな毒液の跡があった気がする。&br()ということは、この奥にシンシャが……。&br()&br()意を決したフォスは洞窟に踏み入ると、ウェントリコススの後に続いて岩ばかりの空洞内を進んでいった。&br()こんな場所では日の光は届かず、あたりは徐々に暗闇ばかりが増していく。&br()&br()やっぱり引き返すべきだろうか? けど、僕はどうやってここまで来たのだろう?&br()進む道どころか、帰る道すら分からないとは、我ながら役立たずだ。&br()&br()頭の片隅で自分の非力さを嘆いていた時、フォスの視界を何かが過ぎった。&br()&br()なんだ? 真っ暗で何も見えないはずなのに、何かがある気がする。&br()紅くて、粒みたいに小さくて、水しぶきみたいな……こういうの、霧っていうのかな?&br()けど、この黒と紅が混ざり合った色はやっぱり――。&br()&br()「ねえシンシャ! そこにいるんだろう!? シンシャ!!」&br()&br()たまらず叫んだフォスは手探りで進路を確認しながら、徐々に歩みを速めていった。&br()&br()暗闇で走って、転びでもしたら硬度三半の僕は壊れるかもしれない。&br()でも、この先にあいつがいるなら、それぐらいなんだっていうんだっ!!&br()&br()周囲から遮蔽物が消え、フォスが逸る気持ちを抑えながら洞窟を抜けた瞬間――”その現象”は起こった。&br()&br()「……え? どこだ、ここ」&br()&br()天高く聳える細長い建物群に灰色の鉱物で塗り固められた大地。&br()そして大気中には紅い霧が漂い、世界全土を覆い尽くさんばかりに広がっている。&br()&br()「ねえ、王……僕達、どこに来ちゃったんだろう?」&br()「ギュイ? ギュアアーッ!」&br()「って、ふざけないでよ……それとも本当に喋れなくなっちゃったの?」&br()「ギュイイイーーッ!!」&br()&br()相づちを打つように飛び跳ねるウェントリコススにフォスは僅かに笑みを零した。&br()&br()「僕ら、一緒の夢でも見ているのかな? まあいいや。言っておくけど僕は役立たずだからな。危ないことからはお前が守っておくれよ」&br()&br()フォスは紅い霧を前に息を飲むが、すぐに気を取り直した。&br()&br()そうだ。物は考えよう……ここで凄い発見でもすれば、金剛先生に認めてもらえる。&br()そうすれば新しい仕事がもらえるし、シンシャだって助けられるかもしれない。&br()&br()フォスは淡い期待を胸に見慣れぬ紅の景色に向かって一歩を踏み出した――。| #endregion **セリフ一覧 #region(close,通常版) 通常版 |BGCOLOR(#FFD9B3):CENTER:召喚|戦争に連れてってくれるの!?| |BGCOLOR(#FFD9B3):CENTER:通常攻撃|まだまだ持ってこーい!| |BGCOLOR(#FFD9B3):CENTER:タワー制圧|誰かに頼られたのは 初めてなんだ| |BGCOLOR(#FFD9B3):CENTER:ストーン破壊|僕らと似た生物には死があるの?| |BGCOLOR(#FFD9B3):CENTER:死滅|ごめん 明日からもっと頑張るから| |BGCOLOR(#FFD9B3):CENTER:サポート|もう一声!| #endregion **考察 月刊アフタヌーンの連載漫画、宝石の国からのゲスト参戦。 10コスト使い魔としてはほぼ最低スペックだがアビリティが優秀でPSYも高めなのであまり気にならない。 この使い魔のアビリティの特徴を細かく分けると以下になる ・自身の周囲に自軍マナタワーがあると以下の効果が発動。 ・自身を除いた不死の使い魔の移動速度を3%?増加させる。 ・移動速度変化は戦場全てが範囲になる。 ・死滅すると約18秒間、自軍の不死の使い魔の移動速度が?%下がる。 ・自軍マナタワーから離れている場合、死滅してもデメリットは生じない。 簡単にまとめれば自身がタワー上に居ると「トライブサポートS」を自ユニット全員に与えるというもの。 これらの特徴から石を割りに行く時やタワー制圧、妨害を行う時にはこの使い魔だけマナタワーで留守番する使い方が主となる。 ロードボーナスと合わせる事で序盤のD・ホワイトが全盛期(よりちょっと早い)並に活躍、ニャルラトホテプは撃破が取り易くなる。 ユダも足が速くなる事で防衛や妨害がやり易くなる。 特にD・ホワイトは次に不死使い魔を出すとアタッカーより早くなる。 ただやはり特徴から圧倒的に狙われやすいので管理と空き巣には要注意。 死滅すると移動速度低下が約18秒とデメリットは重め。つまり再召喚ができる直前までデバフが付いてしまう。 ([[ナムタル>Ver4/ナムタル]]で復活時間短縮した場合は要検証) アタッカーも速度を上げてないと基本スマッシュができなくなる。 **キャラクター説明 2017年10月~12月にTVアニメ放送の漫画「宝石の国」の主人公。更に辿れば同名の宝石が元ネタ。 一人称は「僕」でいわゆる僕っ子だが、本作の主要人物(?)は全員宝石を基に作られた生命体であり性別は無い。 (作者曰く、上半身が男性的で下半身が女性的なデザインになっているとの事。) ちなみにフォスフォフィライトの元ネタの宝石自体は地球上での産出量が非常に少ない為、ダイヤモンド以上に稀少で高価な宝石とされている。 砕けても破片を集めれば再生可能な設定と、元ネタ通りに硬度や靭性が低く作中最低クラスの脆さゆえに不死の根元使い魔なのも納得の配置か。 ATK5・DEF5と最低なのも原作での戦闘適性の低さに由来する。 **紹介動画 #region(close,Ver4.1) Ver4.1 ※音声なし &youtube(https://www.youtube.com/watch?v=CZjQ8NtaRrg){560,315} #endregion ---- #region(close,編集用コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします) - デメリットの条件は「自身の死滅」なので、考察のデメリット以降の内容は誤っているかと思われます。 -- 名無しさん (2017-11-30 21:02:13) - 20%って流石に適当かまし過ぎだろw &br()ただでさえエアプ丸出しなのにこれはないて。 -- 名無しさん (2018-01-04 23:29:36) - ↑荒らすぐらいなら真面目に編集しましょう。 -- 名無しさん (2018-01-06 18:36:07) - ↑ごめん 明日からもっと頑張るよ &br()誰かに頼られたのは 初めてなんだ -- 名無しさん (2018-01-06 19:47:50) - フォスありでロードサポートなしのユダが同時スタートしたスノーホワイトに7c後ぐらいに差が出始めたから上昇7%かな -- 名無しさん (2018-01-06 22:26:17) - 血晶ベドラム(素SPD560)で剣主(素SPD580)より僅かに遅かったので &br()7%は無いかと &br() -- 名無しさん (2018-01-18 12:41:33) #comment(size=85,vsize=3,nsize=30,num=20) #endregion -&color(red){余りにも当Wikiやゲームから逸脱した無関係な雑談や、誹謗中傷めいた暴言、ページに関係ないコメントはおやめ下さい。} -wikiは不特定多数の人が利用する場です。プレイヤーの個人名や所属ギルドなどを書き込む行為は慎んで頂きますようお願いします。 -個人的な日記として使用するのも控えて下さい。 #region(close,コメント *雑談や使用方法などの相談にご利用下さい) #comment(size=85,vsize=3,nsize=30,num=20) #endregion

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