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Ver4/セルディッド - (2018/08/04 (土) 00:36:26) の編集履歴(バックアップ)
C セルディッド
最終更新日時 |
2019年05月05日 (日) 19時35分42秒 |
基本情報
名前 |
セルディッド |
種族 |
神族 |
ジョブ |
ディフェンダー |
召喚コスト |
10 |
タイプ |
エルフ |
HP |
300 |
ATK |
5 |
DEF |
5 |
PSY |
30 |
武装 |
不可 |
血晶武装 |
不可 |
アーツ |
無 |
CV |
中村 知子 |
対象称号① |
己のみの正義 神名千尋でセルディッドを使って50回勝利する。 |
対象称号② |
[サマーSCのみ]ミスサマー・オブ・イケWOMEN! サマーシーズンコレクションの「ミスサマー・オブ・イケWOMEN!」に入選した 使い魔を使って50回勝利する。 |
アビリティ
召喚 |
アームドコストカット |
自身の周囲にいる、自身と同じ種族の自使い魔の武装コストを下げる。 ただし、一定コスト以下にはならない。 |
パラメーター
状態 |
HP |
ATK |
DEF |
PSY |
備考 |
召喚 |
300 |
5 |
5 |
30 |
|
DATA・フレーバーテキスト
+
|
Ver4.0 |
Ver4.0
Ver4.0 |
No |
神族:019 |
身長 |
1.70[meter] |
体重 |
52[kg] |
出身 |
禁忌の森 |
異名 |
白きエルフ |
苦手 |
機械 |
この世界で気に入ったもの |
ポップス |
イラストレーター |
カスカベ アキラ |
フレーバーテキスト(カード裏面) |
私の歌ステキでしょ? 好きになっちゃっても無駄だけどね |
フレーバーテキスト(LoV4.net) |
不思議な感覚――本来なら空を飛ぶことなんかできないのに、私は宙を漂い、石でできた建物ばかりの地上を見下ろしていた。
この世界は“森の声”がほとんど聞こえず、エルフの私にはとても息苦しい。
頭がふらふらとしてきて、このまま風でどこかに飛ばされてしまうのではないかと不安になってきたところで、丁度よく「金属の樹」の間に手ごろな大樹を見つけたので腰を下ろした。
この世界では、私は物質としては存在していないらしい。誰の目にも見えないし、誰の耳にも私の詩は聞こえない。
それはそれで思いっきり詠えていいのだけど、誰にも気づかれないというのはやはり寂しいものだ。どちらかと言えば誰かと楽しく笑っているのが好きな私が、ひとりこうしているのには当然理由があった。
私をこの世界へと誘った死の国の女王は言った――『守護者』にならないか、と。
彼女が見せてくれた世界の運命、『始原の運命の樹・アルカナセフィーロ』――それに刻まれた11の運命と、その“道”となる22の素子――その一つを守り、“運命を繋ぐ”ため、私はこの世界にやってきた。
まずは、私の守護すべき“運命素子”を宿す“器”を探さなければならない――。
「……だとして、それっていったいどこにいるのよ! あの子ったら『感じろ』ってそれだけ? そんなので本当に見つかるの!?」
誰に聞かれることもないことをいいことに大声で叫んでみる――が、思いの他、気持ちは晴れやかだった。
以前の私だったらこうはいかなかっただろう。ひとりうじうじと思い悩んで、ともすれば逃げ出してしまっていたかもしれない。けれど今の私には“あの人”への確かな想いがあり、彼が最後に見せてくれた笑顔が気持ちを支えてくれていた。
「ま、先行きは不安だけど、私らしく気楽にいくしかないよね」
あの戦いの日々の中、束の間の休息――彼は、森や丘の樹の下で、その香りを感じながら戯曲を読むのが好きだった。そして私はその傍で、竪琴をつま弾いている時間が好きだった――。
私は竪琴を手に、思い出のまま短く一節つま弾くと、
「それじゃ、何して遊ぼっかな」
と、意気も新たに、森の香りがする方へと飛んだ。 |
|
+
|
ECR |
ECR
ECR |
No |
ECR:019 |
身長 |
1.70[meter] |
体重 |
52[kg] |
異名 |
白きエルフ |
学部 |
上恵大学 英文学科 2年生 |
サークル |
園芸サークル『きみどり』 |
恋した人 |
右の瞳が紅い騎士 |
イラストレーター |
Tomatika |
フレーバーテキスト(カード裏面) |
- |
フレーバーテキスト(LoV4.net) |
私は、ある日突然いなくなった。
体は存在している。ただ私の心は、体とはどこか別の場所に移され、閉じ込められてしまっているようだった。
暗くもなく、明るくもなく、ただそこにある――そんな空間。
不思議だったのは、この現状に対して、“怖い”とか“嫌だ”といった感情がまったく湧いてこないこと――普通に考えればあり得ないことだし、不安にいたたまれなくなり、心がどうにかなってしまうだろう状況だとは思う。けれどそのように思うことは微塵も無く、とても温かな感覚で、小さな頃にお母さんと一緒の布団で眠ったあのときのような、そんな安心感に包まれていた。
幽体離脱……? それとも……死んでしまった? 色々と考えてみたが、どれも確信が持てないし、しっくりとこない。それよりも私の心に引っかかったのは、こうして体を無くすことで得ている安心感――それが、ある意味私を“寂しく”させていることだった。
心はそのままに体を失う――それを安心と感じた――それはもしかしたら、私が“自分の体を嫌っていた”ということにならないだろうか。自分の“リアル”を嫌っていて、何か違う存在になりたい、違うところに行きたいと願っていたのではないか、と。
――そうだ……そういうのが高まって、あのとき……。
思い返すと、とても息苦しかった。特に目的も無く、“入らなきゃいけない”という一心で入った大学で、際限のないレポートと生活費を稼ぐためのアルバイト、突然増えてしまった友だちとの付き合いに日々追われていた。
初めはその忙しさも楽しかった。でも、今になって思うとそれは、それまで部活にも入らず、勉強ばかりで人付き合いというものをほとんどしてこなかった私が、急な環境の変化に舞い上がっていただけなのかもしれない。次第にそんな生活――慣れない上辺の友人関係、サークルの付き合いや、携帯に表示されるLIMEのメッセージがどんどん重く、気づまりになっていって――。
自分で選んだ学校に通い、普通に生活できているだけでも恵まれていることはわかっている。けれど、我儘なのかもしれないけど、やっぱりそうやって“合わせていく”だけの日常が――実は周りの子たちも私と同じで、お互い“合わせている”だけなんじゃないかと感じてしまったことが――自分をとても無意味なものに感じさせて、とても苦しかったのだ。
――でも、一人だけ、そうじゃない人もいたな。
神名千尋くん――彼だけは違っていた。彼とは2年のゼミから一緒だったが、僅かにいる友人らしき人と一緒の時以外、笑ったところを見たことがない。皆と交流らしい交流を持つことも無く、ゼミコンにだって一度も顔を出したことはなかった。
みんなは、表情のない“ロボットマン”とか、陰でいろいろ言っていたけれど、彼はまったく気にするそぶりも見せなかった。周りに流されることなく、自分の道だけをしっかり見据えて歩いている、そんな風に見えた。彼には彼なりの辛いことや、悩みがあるのかもしれない。けれど、全部自分で決めたのだからどんなことでも納得して歩んでいる――まったく違うのかもしれないが、勝手にそんな風に想像し、ああいう風にできたらいいのに、そう思ってしまっていた。
そういう自分を見つめ返すだに、結局、私には“こうしなきゃ”というものが他人の中にしかないのだということに気付かされる。
誰かに良く思われたくて、周りの評価だけを気にして、その為に何かをするしかない“偽物”なんだと――。
そんな自分に嫌気がさして、どうしようもなくなったとき――“その子”が入ってきた。
今、私の体は、私じゃない“その子”が動かしている。
詳しいことはわからない。どう説明すればいいのかもわからない。“外”の様子が見えるわけでもないし、感じることもできない。ただ、私の体を“その子”が動かしていることがわかり、“その子”の感情が伝わってくる――そんな感じだ。
“その子”は、恋に全てを懸けていた。
陳腐で、愚かしく聞こえるかもしれない。しかし、私にはそうとしか表現できない。こんな私でも恋をしたことはあるが、“その子”のそれは、私のものとは比べものにならないほど純粋で、強い想いだったからだ。
“その子”が懸けていたものは、自分の“命”。それなのに――まったく期待できなくはないみたいだけど――“その子”は自分の想いが報われないことを重々承知しているようでもあった。
私自身はもちろん、友だちや親であっても、ここまでの想いを実際に目にしたことはない。それこそ映画や小説の中にしかないそんな強い感情を、この空間で、私はまるで自分の心のように感じることができていた。そしてその、辛くて、ある意味常軌を逸した、けど真剣に生きている“その子”の心に、これが“本物”なのかと、例えようもない感銘を受けてしまってもいた。
確信はないが、私のこの状態はそのうち終わると思う。これは夢のようなもので、いつかは覚める、そう予感がしている。そういえば、『テンペスト』でもそのようなことを言っていたっけ……。
そしてもし元の体に戻れたら、そんな心に触れた今の私なら、前よりは前向きな私になれているのではないだろうか――いつの間にか、そう思えていた。
結局のところ、いつか私は元の体に戻りたいわけだ。けれど今の私は、“その子”の想いが何かしらの結末を迎えるまで……それまでの間は、その心を見守っていたいとも思ってしまっている。
そして誰が認めなくても、せめて私、森園英子だけは、“その子”――セルディッドの恋を応援したいと、そう思っている。 |
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セリフ一覧
+
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通常ボイス版 【Ver4.0/ECR】 |
通常ボイス版 【Ver4.0/ECR】
召喚 |
それじゃ 何して遊ぶ? |
通常攻撃 |
ふふっ こっちだよ |
タワー制圧 |
危ない遊びだったかなぁ…ごめんね |
ストーン破壊 |
私の歌ステキでしょ? 好きになっちゃっても無駄だけどね |
死滅 |
あ!…ごめん、やっちゃったぁ |
サポート(Ver4.0) |
この子には触れさせない |
サポート(ECR) |
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+
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Ver4.1ブースターパック シーズンコレクション |
Ver4.1ブースターパック シーズンコレクション
召喚 |
|
通常攻撃 |
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タワー制圧 |
|
ストーン破壊 |
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死滅 |
あ~んごめんなさ~い 森のエルフは泳げないの~ |
サポート |
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考察
Lov3より続投の、神族の必須根元ディフェンダー。
アビリティ「アームドコストカット」は、武装と血晶武装に使うコストをそれぞれ5減らす能力。
主力3枚が血晶武装すると計30コストもカットする。
ただ「アームドコストカット」は適用範囲があり、武装させたいユニットがセルディッドから離れると効果を受けられなくなる。
最大限活用するには、タワーで血晶武装まで育てることになるので、どうしても主力ユニットの出足が遅れがち。
LoVにおいては、荒らしを先に敵タワーに着地させた側が優勢になる状況が多くあり、使い魔を素早く送り出すのも大切なので、5マナカットを取るか、先手を取ることを優先させるかは上手く判断しよう。
もう少し頑張るなら、セルディッドを自タワーの上端に置き、主力は敵タワーに向かいながら、タワーとタワーの間の、セルディッドの効果範囲ギリギリで武装のタイミングを待つこともできる。
なおアルテミスなど20コスを血晶武装させた後、タワー上に配置しているセルディッドはさっさとタワーの下側までさげてしまおう。
相手の30コスがカウンターでラインを上げてきた時に真っ先に狙われて死滅するのはよくある話である。
そのアビリティの有効性とステータスの低さのために荒らしに狙われる可能性が非常に高い。
使い魔1体を超覚醒させて浮くマナは10。セルディッドが1回死滅するだけで浮いた分が吹っ飛んでしまう。
キャラクター説明
過去作から続けて続投。1と2では名前はなく、「エルフ」という名であった。
長身で美しい見た目に反し、性格は明るくやんちゃ。イラストも美しかったが、ボイスがとても幼いのでギャップを感じた人も多かったかもしれない。
それに合わせてかVerを挟む毎に画風もだんだんと可愛らしいものに変わっていった。
かつては名もなき男、そして3では前作主人公のギデオンに種族違い故の悲しい恋心を抱いており、
何とか吹っ切れたものの、やはり思う所があるのか今作ではどこか冷めた言動になっている。
今作の主人公である神名千尋のパートナー使い魔である。
千尋とギデオンは顔と声は似ているが、何事にも正面から立ち向かうギーデに対し、千尋はどこかネガティブで受け身である。
果たしてセルディッドはかつて愛した男に似た彼に、何を思って付き従っているのだろうか…。
依代である「森園英子」は千尋と同じ大学のゼミに所属する、普通の大学生。周囲に合わせて生きることに追われ、息苦しさを感じる、普通の大学生。
自分の道を歩んで見える千尋と比べたとき、自分に嫌気を感じていた折、セルディッドに憑依される。
自身の体と切り離された森園英子の心に浮かぶ想いは…
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編集用コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします |
- 石破壊のセリフ「歌」でなく「詩」じゃないかな。過去作のフレーバー的に -- 名無しさん (2017-08-25 23:29:27)
- 遅い回答になってしまいすみません。カードの裏に記載されている言葉が「歌」なので、こちらの漢字であると思っています。秘め詩ではない、他の歌を歌っているのかもしれませんね。フレーバーを読むと、今は他人に聞こえるようには詠えないようですが、いつかオズマのように、ECRかなにかで急に歌いだす日が来るかも。
…ないな。 -- 名無しさん (2017-12-12 08:50:27)
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