カップリング

《カップリング》

1.
昔あったシングルCD、現在で言うマキシシングルCDなどで、表題曲の他に収録されている曲のことを指す(タイトルのところに「C/W(Coupling Withの略)」とついている曲がそれに当たる。つまりカップリング曲)。
表題曲を昔のカセット媒体で言う「A面」に対し、「B面」と呼ぶことも。
同じアーティストがOP、EDともに担当しているアニメのシングルCDの場合、B面(カップリング曲)にはED曲が入ることも多い。
余談だがパーキッツがアニメ主題歌CDとしてリリースした「らびゅらびゅ」「あしたになあれ」「シュガー・シュガー」のCDのカップリングのうち1曲はそれぞれ「さよならサンクチュアリ」(AC11、ボヤージュ)「恋する東京」(AC12、トーキョーロマン)「メルト」(AC13、メルト)である。
同様に新谷さなえがアニメ主題歌CDとしてリリースした「僕のトナリ」「Brownie」のカップリングのうちの1曲はそれぞれ「エブリデイ・ラブリデイ」(CS10、トゥインクルダンス)「Space Dog」(AC11、ウチュウリョコウ)である。

こうしたカップリング曲はアルバムに収録されないことも多く、アルバムのみの収録曲同様表題曲でもないので目立ちにくくマイナーなイメージがあるが、それゆえファンの間で口コミで広がり、そのアーティストの代表的な名曲として話題に上ることも決して少なくはない。
好例を上げるとすれば、B'zの「ZERO」のカップリング曲であった「恋心-KOI GOKORO-」。B'zのようにリリース曲が多いアーティストにはこうした「カップリングの名曲」も多く(特に「恋心」などは表題曲と勘違いしていた人も多かったらしい)、後にB'zのカップリングベストとも呼べるアルバム「Treasure」にこれらの曲が収録され、ベスト版である「Pleasure」に続いて記録的なセールスを上げたことは有名。

ちなみに時々みかけるもので「両A面」というものもある。
これは表題曲が2つ収録されているマキシシングルのことである。この場合は2曲目の曲を「カップリング(曲)」とは言わない。


2.
同人関連用語で、広い意味で「キャラクター同士のペア」を指す。
狭義では明らかな「友達以上の関係」なのだが、「この子とこの子は友達だ!」程度のライトな意味で使われることもある。

キャラは好きなペアであれば性別、種族を問わない。
同性同士のカップリングは珍しくないどころか、異性の組み合わせとほぼ同じかそれ以上存在する。

「キャラ名A」×「キャラ名B」と表記されるのが一般的(キャラ名は略称で表記されることも多い)。
先に記載されるキャラ(A)が「攻め」と呼ばれ、そのペアの主導権を握るキャラにあたり、後に表記されるキャラ(B)が「受け」と呼ばれ立場的に受け身になるキャラを指す。
一般的には「×」を除いて「AB」の表記で記載される場合も多く、また、主導権を握るほうが曖昧だったり、状況的に主導権が入れ替わる場合は「ABA(あるいはBAB)」の形で表記される(どちらのキャラ名が多いかは、受け取り手の好みなど状況にもよる)。


男性同士のカップリングは「ボーイズラブ(やおい)」と呼ばれ、「信者」が多数いる場合も多い。
中にはそのカップリングを盲信しすぎて、他のキャラが絡んだカップリングどころか公式の設定も否定する強硬派も存在する(中にはその専用スレにまで乗り込んで荒らすような狂信者すらいる)というか、基本的に強硬派は少数、多数意見に関わらず他の脳内設定を頭から拒否・排除する傾向にある。
なので、キャラ関係の掲示板でカップリングの話を持ち出すと高確率で荒れるため、あまりそうした話はは持ち出さないのが不文律となっている場所もある。


どんなに好きでも『押し付けは厳禁』なのは言うまでもない。
また、本当にそのキャラが好きな人であれば、異論にも耳を傾け自らの世界をさらに広げていくという剛の者も決して少なくはない。

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最終更新:2010年07月10日 05:11