らき☆すたSSスレまとめ@ ウィキ内検索 / 「1―6」で検索した結果

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  • 1―6
    1―6 「こなたって、魔導言語が読めるのね」 「うん。アウレの図書館には翻訳前と後の魔導書があるからね。それで自力で覚えたんだ。まだ訳されてない魔導書も読みたかったから」 アウレを出て数日が経った。かがみ達の村〈オーフェン〉はアウレの南に位置しており、徒歩で行くには数日の時間を要するのだ かがみは昨日、キャンプでこなたが読んでいた魔導書を横から見たものの、現代語でなかったために驚いたのだ 「昔、絵本は飽きたーって駄々をこねたことがあってな。試しに魔導書を読ませたらすっかり虜になったんだよ」 「え、そんなエピソードがあったんだ……」 昔話に花が咲く。特にこなたは、同年代の友人がいなかったためにとても楽しんでいた 「もう結構歩いたよね」 「そうよね。もうそろそろ着く頃だけど……」 「ん……?」 ずっと先からだが、しろい煙があがっているのが見える 「火事、かな?」 「いや、それにしちゃ煙が出てる...
  • らき☆すた・ファンタジー『Another』
    第一章 プロローグ 1―1 1―2 1―3 1―4 1―5 1―6 1―7 オマケ 第二章 2―1 2-2 2―3 2―4 2―5 まとめて読む↓ 第一章 ID GtOxjXwDO氏 らき☆すた・ファンタジー『Another』 第二章 らき☆すた・ファンタジー『Another』第二章
  • 1―1
    1―1 それから5ヶ月後、少女――泉こなたはアウレ町を歩いていた アウレ町は彼女と彼女の父が住む町。道が石畳で舗装されており、近くの集落の中では一番大きな場所だ 彼女は今、町の図書館を目指して歩いている 彼女の目当ては図書館が貯蔵している魔導書にある 彼女は基本的に勉強が大の苦手だが、魔導書に書かれている文字『魔導言語』を学ぶのは好きな様子 毎日と言っていいほど図書館を訪れていた 「ふふふ、館長さん、今日は封書を読ませてくれるって話だし、楽しみだな~」 彼女は鼻歌を歌いながら道を歩いていく。何が書かれているか気になって仕方がない 封書を早く読みたいがために、足速に通りを歩く 町の武器屋を通り過ぎたあと、近道のために裏路地へと入る 「きゃ!!」 「うわ!!」 裏路地に入ろうとした直前、その裏路地から女の子が出てきた 避けることは出来ず、こなたは女の子とぶつかってしまった こなたはよろめきな...
  • 1―2
    1―2 「ふ~、少し早く走りすぎたかな?」 こなたはあの後、図書館ま走ってきた 太陽の位置がまだ東の空にあることを確認し、図書館のドアを開ける 「いらっしゃい、こなたちゃん。今日は早いわね」 図書館の館長だ。人手不足により、カウンターで貸し出し業務も並行している 「うん、早く封書が読みたくてね~」 「急がなくても、封書は逃げないわよ」 そう言うこなたに笑いかけながら、一冊の本を取り出し、カウンターに置く タイトルは現代の文字で書かれていないうえに中身まで同じ調子。故にこれまで封書とされてきた本だ 「よし、さっそく読もうかな」 こなたは図書館中央に位置する読書ルームに移動 「……おおお……」 本を開いてすぐ、こなたの目が輝きだした   どれくらい時間が経過しただろうか、窓の外はオレンジ色に染まっていた 本来ならお昼頃に本を読むのを一時中断、古武術の修行を行うはずだった しかし、本に夢中...
  • 1―3
    1―3 (さて、どうしようかな……) 暗闇の中、こなたは宿屋の前で思案していた アウレ町の宿屋は少し特殊で、宿泊客以外の人間が中に入るには宿泊客の許可を得ないといけない もちろん向こうは自分の名前を知らない。自分も向こうの名前を知らない。これでは会うことはほぼ不可能だ (……仕方ない、覗きみたくなっちゃうけど、窓の外から……) こなたは宿屋と隣の家屋との間に入り、裏手に回る そこは意外と広々としており、夕方なら小さな子供が鬼ごっこをしていそうだ こなたは宿屋の窓から見えないよう、窓の下を通る 中をそっと確認し、目当ての女の子がいないと、次の窓に向けて動きだす。その繰り返し そして、とある窓の下で彼女の動きが止まる 窓の下から目の部分から上だけを出し、中を確認する そこには、薄紫色の髪の女の子が二人いた 一人は椅子に座り、一人はベッドの中で上半身を起こしている 「……つかさ、またひどくなっ...
  • 1―5
    1―5 「お姉ちゃん!」 「つかさ!」 泉家に帰ってきた二人を待っていたのはすっかり元気になったつかさだった かがみはつかさと抱き合い、喜びを噛み締める 「よかったね、つかさ! これでもう苦しまなくて済むよ!」 「うん! ありがとう、お姉ちゃん!」 美しい姉妹愛、こなたは思わず笑顔になった 「まあ、疲れてるだろうし、まずは入りなさい」 「あ、はい!」 そうじろうの言葉を聞き、かがみは家の中に入っていく 「……姉妹、か……いいな……」 こなたはそう呟くと、ゆっくりした足取りで中に入った       「こなた、ありがとね。あんたがいなかったら、つかさは治らなかったわ」 「いやいや、困ってる人を助けるのは当たり前だよ」 家の中で、先ほど洞窟で起きた出来事を話した。さっきからかがみに何度もお礼を言われたため、こなたは少し照れていた 「で、そのことなんだけど、あの光はなんだったの? 見たことなかった...
  • 1―4
    1―4 翌日、こなたは家の前で待っていた 目的は、前日の柊かがみ、つかさを出迎えるため 父親のそうじろうには、事の次第を全て説明してある 背負ったリュックには松明や薬草、念のための食料も入っているが、武器は一切入っていない。格闘家のこなたにとっては必要がないからだ 「お、来た来た。おはよー!」 行き交う人々の間から薄い紫色のツインテールが見えた 間違いない、柊かがみだ つかさの腕を肩にかけ、つかさ自身の負担を軽くしているようだ 「おはよ!」 「おはよー、こなちゃん」 「こ、こなちゃん!?」 「そ。こなたちゃんだからこなちゃん。ダメかな?」 こなたはガックリとうなだれ、「18」とだけ呟いた 「へ?」 「私……もう18なんだけど……」 二人は、どう受け止めていいかわからないといった様子だった 「ご……ごめんね……」 「いや、いいよ。一度定着しちゃった呼び名は変え辛いだろうし。さ、行こうか」 ...
  • 1―7
    1―7 「はっ!」 「ハッ!」 かがみが一気に距離を詰める。パティの剣を防ぐと同時に甲高い音を立てる! (く! なんて重い一撃なの!?) パティの力に圧倒されつつも、なおも剣は交じり合い、お互いの身体へは届かない 「ッ!!」 突如、かがみがバックステップで距離を取った (学校で習った剣技だけじゃ、とてもじゃないけど適わないわ……) 「つかさ、こなた、援護して。素手のアンタたちじゃ、絶対に不利だから」 「うん!」 「わかった!」 こなたは早速両の拳を合わせ、魔術の準備――詠唱に取り掛かる 「見せてやるわ、柊家に代々受け継がれてきた剣術を!」 「!」 「――魔神剣!」 かがみは体をひねって左腕を後ろへ回し、全身の力を込めてそれをまったくの間合いの外から、幻影を斬り付けるかのように空振りした その瞬間、一閃させた剣から発生した剣圧が衝撃波となり、パティ目がけ疾る! 「――シャドウウィスパー!」 ...
  • ID:GtOxjXwDO氏:らき☆すた・ファンタジー『Another』
    ...……) 1―6 「こなたって、魔導言語が読めるのね」 「うん。アウレの図書館には翻訳前と後の魔導書があるからね。それで自力で覚えたんだ。まだ訳されてない魔導書も読みたかったから」 アウレを出て数日が経った。かがみ達の村〈オーフェン〉はアウレの南に位置しており、徒歩で行くには数日の時間を要するのだ かがみは昨日、キャンプでこなたが読んでいた魔導書を横から見たものの、現代語でなかったために驚いたのだ 「昔、絵本は飽きたーって駄々をこねたことがあってな。試しに魔導書を読ませたらすっかり虜になったんだよ」 「え、そんなエピソードがあったんだ……」 昔話に花が咲く。特にこなたは、同年代の友人がいなかったためにとても楽しんでいた 「もう結構歩いたよね」 「そうよね。もうそろそろ着く頃だけど……」 「ん……?」 ずっと先からだが、しろい煙があがっている...
  • ID:zJJmrC+TO氏:タイトル不明
    タイトル「努力と意地と卓球と」 ―きっかけは一つのケンカだった― 「つかさのくせに~」 「こなちゃんのくせに~」 お互いがつかみ掛かろうとするのを私とみゆきで全力で止める。 こなたの方はわからないが、つかさからは普段からは想像出来ない程の力で私を振りほどこうとしている。 気を抜くとすぐにでもこなたに飛びかかりそうだ。 私は即つかさをなだめにかかるが、私の言葉はつかさには届いていない様だった。 肩で息をする両者。みゆきはこなたを押さえながらも、この事態に戸惑っているのか、目をしきりにキョロキョロと動かす。 こなたはというと、いつもの眠たそうな目が嘘の様にしっかりと開いていて、つかさをキッと睨んでいる。 不意につかさが口を開いた。 「勝負……私と卓球で勝負だ!」 勝負は一週間後の日曜、学校の体育館に決まった。 それから二人は顔も合わさず、別々に行動する様になっていた。 私はというと、そ...
  • FILE 5
    警察の捜査は難航を極めていた 田村ひよりの殺害現場から、証拠となりえるものが何一つ見つからなかったからだ 指紋は元より、足跡、犯人が残していった遺留品、頭髪や体液もまったくない 人通りも少なく――ほとんどと言った方が適切だろうが――目撃証言すら見つけだせない 『容疑者は?』と聞かれても、『この町の誰か』とまでしか言えないのだ 見ず知らずの彼女をメッタ刺しにするのはありえないので、おそらく知り合いなのだろうが……情報が少なすぎるだけに、警察は動けないでいる もともとその裏路地が人通りがほとんどないところだと、みなみは知っていた 家に帰って血のついた服を処理。切り刻んで細切れにし、排水溝に流す それから服を着替え、殺害現場まで戻って血液が固まったのを確認すると、辺りの掃除を始めた 自らの髪の毛や靴についていたであろう泥を掃いていく 『殺害現場の周りだけが綺麗では怪しまれるだろう』ということまで...
  • らき☆すた殺人事件~紅く染まる白銀の世界~FILE.1
    冬休みを目前に控えた陵桜学園。 すでに受験を終えた生徒も多数いるため、休み時間には『冬休みの予定を話し合う生徒』と『受験勉強をする生徒』とにきっぱり別れるのである。 今、3―Bで昼食をとっている六人組のうちの三人――泉こなた、高良みゆき、峰岸あやのは前者であり、もう三人――柊かがみ・つかさ姉妹、日下部みさおは後者だ。 「冬休みはスキーかぁ……いいなぁ……」 「みゆきさんの家の別荘、楽しみだヨ」 「私も。スキーしたことないから、ちょっぴりわくわくしてるの」 受験を終えたこなたとみゆきとあやの。この三人は冬休みを利用して北海道にあるみゆきの別荘に向かう予定だ。 「私達はこれから受験だからねぇ……楽しんで来なさいよ?」 「わかってますよ。かがみさんつかささんも、そして日下部さんも、お勉強頑張ってくださいね」 「うぐ……ぜ、善処するってヴぁ……」 聞いていて、こなたは耳が痛かった。 みゆき、あやの...
  • ID:zJJmrC+TO氏:努力と意地と卓球と
    ―きっかけは一つのケンカだった― 「つかさのくせに~」 「こなちゃんのくせに~」 お互いがつかみ掛かろうとするのを私とみゆきで全力で止める。 こなたの方はわからないが、つかさからは普段からは想像出来ない程の力で私を振りほどこうとしている。 気を抜くとすぐにでもこなたに飛びかかりそうだ。 私は即つかさをなだめにかかるが、私の言葉はつかさには届いていない様だった。 肩で息をする両者。みゆきはこなたを押さえながらも、この事態に戸惑っているのか、目をしきりにキョロキョロと動かす。 こなたはというと、いつもの眠たそうな目が嘘の様にしっかりと開いていて、つかさをキッと睨んでいる。 不意につかさが口を開いた。 「勝負……私と卓球で勝負だ!」 勝負は一週間後の日曜、学校の体育館に決まった。 それから二人は顔も合わさず、別々に行動する様になっていた。 私はというと、そんな二人の間に行くのが、気まずかった...
  • 「starry heavens」ID:MrhsWEDO氏
    「ついに、明日ですね」 “そうね。でも、口調とかでばれたりしないかしら?” 「大丈夫ですよ。あいつ、結構にぶちんですし」 “に、にぶちんって……” 「……でも、私としては……ちゃんと会って欲しいんですよ、あいつとも」 “……それは……ダメ。だって私は、もうこの世にいない人間ですから……” 「そっか……そう、ですよね……」 “とにかく、明日は一日よろしくね?” 「ええ、こちらこそ」 ―――1――― 今の時間は午後1時、私とお姉ちゃんはこなちゃんの家の前にいます。 インターホンを押すと、しばらくしてこなちゃんがドアを開けてくれました。 「いらっしゃい! つかさ&かがかっこあ~るわい」 「略すな! しかも口で言うな、口で!!」 「あはは……」 見慣れたやりとり、これが私達の日常です。 いつもならもっと怒っていたでしょうが、今日のかがかっこあ~るわい……じゃなくて、...
  • らき☆すた殺人事件 ~愛憎の陵桜学園~
    ※ これを読む際は、先に『らき☆すた殺人事件 ~嵐の夜の惨劇~』を読んでから本編をお読みください。 FILE.1 「くさくってさー!」 「あはは、だよなー!」 あの、嵐の夜の惨劇から一ヶ月が経過した たった一ヶ月でも、柊かがみと日下部みさお、二人での生活が日常となりつつあった 「柊の弁当って最近豪華になってね?」 「あ、いや、今まではだいたいつかさが作ってくれたけど、全部私が作らないといけなくなったから自然と、ね」 「……なんか、皮肉だな……」 「……そうね……」 それでも、心の傷はまだ癒えない 春の訪れとともに消えていくの雪のように、この悲しみも溶けてなくなってしまえばいいと、何度思ったことか…… ・・・ 「おう、お前ら」 「黒井先生!」 帰る直前、廊下で黒井ななこと出会った。あの事件後、授業以外では初めての会話である 去年までこなた達の担任で――今年も担任に...
  • FILE 6
    ※〔〕書きは英語 〔――…そう、元気してるんだ。……うん、うん……あ、もうすぐ授業だから……うん、それじゃ〕 同じクラスの女子生徒――辻さくらと共に廊下を歩いていたパティはケータイを切り、ポケットにしまった 「あれ? パトリシアさん、ケータイ変えたんだね」 「Yes! 新機種が出たのデ乗り換えてみましタ!」 「乗り換えてって……」 教室のドアを開けると、教壇には三年生のかがみが立っていた 「あれ、柊先輩」 「ドウかしましタ? もうすぐChime鳴るデスよ?」 「ええ、ちょっとね。二人も座ってちょうだい」 言われた通り、自分の席につこうとするが、なぜかそこには別の生徒が座っていた ゆたかとひよりの席には、担任教師と黒井先生がついている 「カガミ、コレは?」 「私が座る席を決めてるの。さくらさんはそっち、パトリシアさんはその隣ね」 てきぱきと席を決めていくかがみ さくらは最後列右端。例の掃除...
  • らき☆すた殺人事件 ~紅く染まる白銀の世界~
    冬休みを目前に控えた陵桜学園。 すでに受験を終えた生徒も多数いるため、休み時間には『冬休みの予定を話し合う生徒』と『受験勉強をする生徒』とにきっぱり別れるのである。 今、3―Bで昼食をとっている六人組のうちの三人――泉こなた、高良みゆき、峰岸あやのは前者であり、もう三人――柊かがみ・つかさ姉妹、日下部みさおは後者だ。 「冬休みはスキーかぁ……いいなぁ……」 「みゆきさんの家の別荘、楽しみだヨ」 「私も。スキーしたことないから、ちょっぴりわくわくしてるの」 受験を終えたこなたとみゆきとあやの。この三人は冬休みを利用して北海道にあるみゆきの別荘に向かう予定だ。 「私達はこれから受験だからねぇ……楽しんで来なさいよ?」 「わかってますよ。かがみさんつかささんも、そして日下部さんも、お勉強頑張ってくださいね」 「うぐ……ぜ、善処するってヴぁ……」 聞いていて、こなたは耳が痛かった。 みゆき...
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