《栄光の七皇》
速攻魔法
自分フィールド上のモンスターエクシーズ1体を選択して発動できる。
ゲームから除外されている「CNo.10X」と名のついたモンスターエクシーズを
選択したモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。
(Xは1~7の任意の数値)
このターン、選択したモンスターは戦闘によって破壊されず、
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
ターン終了時、自分のライフポイントはこのターンに相手のライフポイントが変化した数値と同じになる。
自分フィールド上に「C」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードは相手のバトルフェイズ中に手札から発動できる。
効果を使う前提として101以降のCNo.が必要になるため、使用できるデッキは限られる。
また、カオス・オーバーハンドレッド・ナンバーズはいずれもデッキの切り札となりうる大型であり、それをX素材として用いるとなると、必然的にそれらの存在を前提とする《CX 冀望皇バリアン》に対して使用することになる。
後半の効果は相手のライフの変化に合わせて自分のライフを変更する効果。
少々ややこしいが、要は相手のライフが300回復したのであれば自分のライフは300となり、3000ダメージを受けたのなら自分のライフは3000になる、ということである。何らかの理由でライフ変化をかわされるとエンドフェイズに敗北することになるため、場合によっては《ギフトカード》などを組み込んででも回避したい。
しかし最大の問題は、そこまでしてこのカードを使う意味がそうないということである。
このカードを使用する筆頭格である《CX 冀望皇バリアン》は墓地のNo.をコピーすることで真価を発揮するため相性が悪く、さらに《ストイック・チャレンジ》を用いた1ショットキルを狙うのならばこのカードの出番はそもそもない。
投入するとしても、ナッシュのファンデッキになるだろう。
「遊馬VSナッシュ」戦においてナッシュが使用。
《ドロー・リセット・バトル》の効果によるドローの際、バリアンズ・カオス・ドローによって創造されたカードで、イラストには人間体のバリアン七皇のシルエットが描かれている。
《No.39 希望皇ホープ》の攻撃に対して
《ドロー・リセット・バトル》を発動し、お互いにドローカードを使用しなければ敗北、という正真正銘のラストドローであり、ゼアルはシャイニングドローで引き込んだ《ダブル・アップ・チャンス》で再攻撃を宣言。
そのまま攻撃していればこのカードの効果によるダメージ反射でナッシュの勝利だったのだが、仲間を犠牲にする勝利など不要、という信念からゼアルを解いた遊馬は《No.39 希望皇ホープ》の効果により攻撃を無効にした。
しかし、そのために遊馬のライフが変化しなかったことでバトルフェイズ終了時に発動されたこのカードの効果は実質的に不発に終わり、ライフ0となったナッシュは敗北、遊馬の想いと裏腹に決着がついてしまう皮肉な結果となった。
最終更新:2024年06月12日 10:20