《究極のステージ衣装》

《究極(きゅうきょく)のステージ衣装(いしょう)》

フィールド魔法
このカードの発動時、自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターを１体選択する。
選択されたモンスターの攻撃力と守備力は、このカードがフィールド上に存在する限り３０００ポイントアップする。
選択されたモンスターが相手モンスターに攻撃する場合、ダメージステップの間このカードの効果は無効になる。

• 元ネタは年末恒例の歌番組「紅白歌合戦」にて、演歌歌手・小林幸子が出場する際に着ていた巨大衣装だろう。

元々派手な衣装やコスプレなどを毎年着用していたが、90年代ごろから歌う小林幸子本人より大きいどころか、コンサートホールの舞台上を覆い尽くすような巨大な衣装を用意するのが恒例になった。
インターネット上では「ラスボス」と通称されるなど、「紅白歌合戦」特有の名物となっていたが、小林幸子の番組への出場が2011年、2015年を最後に行われていないため現在は見られない。

• 明らかに装備魔法のような効果なのにフィールド魔法なのは、上記の由来からその大きさをフィールド魔法に例えたものだろう。

下記のアニメの通り、攻撃時に攻撃力アップが無効になってしまうのは、衣装が大きすぎて動けず、脱がないと攻撃ができないからということのようである。

• 原作・アニメにおいて―

アニメGXの「明日香vs吹雪」戦で吹雪が使用。
《褐色のウォリアー》の攻撃力を3000アップして直接攻撃させた。
その凄まじい攻撃力に明日香は敗北を覚悟、観戦していた万丈目は大袈裟に泣き崩れるが、《褐色のウォリアー》は衣装の重さに動けず、結局衣装を脱いで攻撃したため攻撃力は800に戻ってしまう。
これには観戦していた面々はズッコけて明日香も呆れ返り、返しのターンであっさり《祝福の教会－リチューアル・チャーチ》に上書きされてしまった。