動詞

 リュシャの動詞は自他両用で、対格、与格がある場合に他動詞、ない場合に自動詞となります。他動詞として使いながら自明な対、与格を省略したい時は、他動詞接辞(-e)を動詞の後ろに接続します。

人称変化

 動詞の原型は(-il)で終わりますが、人称に応じて形が変化します。

原型 -il
0人称 -ix
1人称 -as
2人称 -et
3人称 -ok
4人称 -un

 3人称形と0人称(無生物)形が異なることに注意してください。

時制と相

 動詞の時制及び相は動詞に接辞を接続して表します。
  • 時制

現在 なし
過去 -at
未来 -is
不定 -ev



無相 なし
定相 -er-
将然相 -ax-
経過相 -od-
継続相 -al-
完了相 -et-
影響相 -es-
経験相 -om-


 接辞は必ず「受動接辞-動詞語幹-時制-相-動詞語尾-他動詞化」の順でつなげます。

 時制と相について詳しくはこちらをどうぞ。

動詞の定不定

 動詞の定不定は動詞がとる格に応じて変化します。定動詞は主に移動動詞に存在します。

複合動詞

 ある動詞の語幹に別の動詞の語幹を連結させて複合動詞を作ることができます。「~し始める」「~し終える」「~してみる」「~し忘れる」「~し損ねる」などの表現はすべて複合動詞で行われます。

動名詞

 動詞の原型はそのまま動名詞になり、「~すること」を表します。

分詞

 リュシャには、無相分詞、将前分詞、経過分詞、継続分詞、影響分詞、完了分詞の6つの分詞が存在します。
 分詞を作るには、動詞の品詞語尾(-il)を形容詞語尾(-em)に付け替えるだけです。
最終更新:2016年12月21日 18:43