ミュウツーはエロカッコカワイイ最強まとめサイト

ダークミュウツー

687 :
純悪タイプのミュウツー妄想でどんぶり2杯はいける。

694 :
ミュウツー(ダークフォルム)/悪・エスパー

破壊の遺伝子(ミュウツーに持たせるとエスパー、悪技の威力が上がる)を持たせて特定の場所に行くとフォルムチェンジ
  • 肌は黒
  • 悪巧み、悪の波動など多くの悪技を取得
  • 精神攻撃系のエスパータイプ威力150の専用技取得

これをXDの続編っぽいので出せば良い

シナリオは、グレンの生き残りとロケット団の一部で結成された極秘調査班がハナダの洞窟にてミュウツーの一部である破壊の遺伝子を発見
第2のミュウツーを作ろうと実験を行う

凶暴化させる為に危害を加えられトラウマを呼び起こされた結果オリジナルより凶暴化したダークミュウツーが誕生
覚醒して暴走したダーク化したミュウツーは施設を破壊、ダーク化の実験台にされた他の凶暴化したポケモンを率いて破壊の限りを尽くす

主人公は仲間のポケモンと供にダークミュウツーを止めなくてはならない
(ダークミュウツーはミュウツーで倒さなければならない)

倒せば破壊の遺伝子を手に入れる事が出来る

……ってのが思い浮かんだ

726 :
さて、694さまのシナリオでSSを書いてみているわけだが、
需要あります?
ダークの口調が難しすぎて心が折れそうだ



727 :
重要?ありまくりだよ、主に俺に。
愛してる。


728 :
もちろん需要あるさ、俺に。


729 :

ありがとう。
とりあえず何分割かにしてうpります。
私も愛してる。


という流れより




闇。その言葉を聞いて連想するものは人それぞれだ。
ある者は単に深く暗い絶望の空間を、
ある者は太陽の内側、輝きの裏側を、

またある者は、己とひとつの力を分かち合った影を思い浮かべた。

「っ、」
うめき声は、既に出なかった。
只、ひゅう、と音がしたので、もう喉は使い物にならないかも知れない、と白は思う。
立ち上がろうとした刹那、再び邪悪な波動が白を襲った。

太陽はそろそろ沈もうとしている。
或いはこれが、自分が最後に見る太陽の姿か。
心の片隅でそう覚悟した。

白―彼は一部の人間の間では「ファースト」と呼ばれていたのだが―は、黒の持つ記憶の全てを把握しているわけではない。
彼を凶暴化させるために呼び起こされたと思われる、自分の中に残る残酷な記憶しか、白は知らない。
しかし、黒がかつての自分と比較にならないほど傷つけられてきたことは心得ていた。
刺すような逆光の中で、近づいてくる黒が余計に強調される。
白の心には、恐怖は無かった。同情も無かった。

―諦めも、無かった。
彼の「覚悟」とは、諦めと同義ではない。

その心を知ってか知らずか、黒はゆっくりと近づいてきた。
先ほど白がつけた傷は、その歩行の障害にすらなっていない。
「弱い、な。あまりに弱い。本当に私とお前は同一の種族なのか?」
日が、沈んだ。


夕日に拒絶された黒は、闇からも浮き出て見えた。
一瞬白の言葉を待つような仕草を見せたが、黒は再び話し出す。
「何故、貴様が私に負けたか解るか、貴様と私の違いが解るか」
一瞬、悦に入った表情で黒が問いかけた。
白は、答えない。
傷ついた体で黙っているその姿を何と見たのか、黒は益々満足げな表情を浮かべた。
「勿論、生まれて持った力そのものに差はある。
だが此処までお前が弱った原因は、無益な感情だ」
無理矢理に顎を捕まれ視線を上げれば、自分のそれよりも赤い目がこちらを見ていた。
緊迫した空気に、突如羽音が飛び込んでくる。
顎を捕まれたままの白が目線を上に上げると、既に日は落ちているにも関わらず、仄暗い色をしたピジョンが頭上を飛んでいた。
「私の仲間だ。だが、私はあれが死のうと構わない」
お前とは違ってな、と黒は笑う。
「私は強い。何かを守る、何かと共に戦うなど、私の足手まといになるだけだ。
その点、お前は弱いのだ。守る、助ける? そんな必要が何処にある」
頭上の羽音が不意に止まった。何処かの小枝に止まったのかも知れない、或いは……。
「私は手段を選ばない。必要ならば手に入れる。無駄ならば切り捨てる。お前とは違ってな」
白の首に、黒が食い込んだ。
「それが、お前の答えか」
声が出ることに安堵こそしないものの、白は何処か誇らしげな瞳で黒を見つめていた。
「私の答え? 此処で終わるのはお前だ、答えを必要としているのは、お前だ」
闇の中で、赤が一層と輝いた。
一瞬、白の胸の中に暗い影がよぎった。
言い換えるなら、先ほどまで存在しなかった何か…
例えば、同情のような。
「お前は、それ以上強くなれない」
「十分だ。最早私と肩を並べるものはいない」
ひゅう、と啼いた白の喉が発した言葉は何だったのか、
黒には知る由も無かった。


背後から、突如何かに強烈な打撃を与えられた。
振り向けば、闇に溶け込むようにして一体のヘラクロス、更には彼方此方に見慣れぬポケモンの姿がある。
「それが私の『仲間』だ。確かに、お前のそれとは違うな」
立ち上がった白の体に降り注いだ月の光が、その傷を瞬く間に癒す。
黒の目が、再び攻撃態勢に入るヘラクロスを捕らえる。
「ピジョン!」
返事も、羽音も無い。
「私に答えが必要ならば、これが私の答えだ」
白の紫と、黒の赤が交錯した。
「他のポケモンに頼らねば私に勝てないと考えたわけか。正に弱者だな」
黒は相変わらず不敵な笑みを浮かべてはいるが、それはこの場に限り、白にも言えることだった。
「どちらが強いかは戦って決める、手段は選ばぬ……。それはお前が言ったことだろう」
再び、紫と赤。

戦いは再び。彼らの夜は、長い。

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最終更新:2010年02月19日 20:43