悩み、狼狽
通称さやかのテーマ。
その名の通り、
美樹さやかに関する重要な場面によく使われている。
第7話のクライマックスにこの曲が流れたことで注目を集めたが、実はかなり早い段階から
BGMに使われていた。
初期に流れたバージョン(Conturbatio)はややテンポが遅くメロディーは鉄琴が中心となっているが、さやかの思い人である上条恭介が
さやかの魔法によって指のケガが治ってからはまるで上条が奏でているかのようにバイオリンの旋律が入るようになった(Decretum)。
しかし華やかになったアレンジとは裏腹に、これ以降はさやかが破滅への道を突き進んでいく辛いシーンに使われるようになり第7・8話終盤の悲劇的な展開をより際だたせている。
その悲愴的な曲調からイギリス民謡のグリーンスリーブスやフォーレのシシリエンヌっぽいという意見もあり、梶浦由記がクラシック音楽への造詣が深いことや、グリーンスリーブスの歌詞の内容がさやかの境遇と重なるからこれらの曲に構想を得て作曲したとも考えられる。
PSP版のFeliciterには、明るい曲調のバージョンと哀愁を含んだバージョンの二つがある。
明るい方は日常の明るいさやかや、正義の魔法少女として活躍するさやかを意識した曲調になっている。
一方の哀愁バージョンは上条恭介の演奏時などで流れており、原作とはまた一味違った感動を味わえることだろう。
最終更新:2012年12月27日 17:21