10-401

10-373別パターン

「そんな・・・『鹿目さん』なんてやめてよ!名前で呼んで!」
「はぁ?あんたがあたしの事うざいって言ってんのよ?もういいよ、あたしもあんたの事なんか知らない」
「ちょっと・・・違うってば!さやかちゃん!」
「名前で呼ばないでよね、鹿目さん」
「酷いよ・・・どうしてわかってくれないの?さやかちゃんがそんなにわからずやでバカだなんて思わなかった!」
「ちょ、あんたが喧嘩売っといてあたしの事バカ呼ばわりかよ!」
「だってバカじゃない!いつもわたしと勉強する振りしてわたしの答え写してばっかり!」
「まどかだって人の事言えるほど頭良くないでしょーが!あんたもあたしの答え写した事あるでしょ!?」
「ないよ!わたしはそんなズル絶対しない!さやかちゃんとは違うよ!」
「なんだとー!あんたはそうやって」

仁美「あの、いつも私が」

『仁美(ちゃん)は黙ってて!!』

仁美「ご、ごめんなさい・・・」

「で、なんだっけ?」
「さやかちゃんがバカだって話だよ!」
「バカバカうるさいのよあんたは!大体ね、まどかだってこの前のテスト赤点だったでしょ?身体は小さい癖に口だけはでかいよね!」
「あ、あれは・・・あれはさやかちゃん8点しか取ってなかったでしょ!それに身体の大きさは関係ないよ!今回のテストは難しかったってわからないぐらいバカなんだね!」
「何でそんな細かい点数まで覚えてんのよ・・・それに結局赤点だったんだから一緒よ、一緒!」
「一緒にしないでよ!あのテストは親に怒られるからってわたしにくれたでしょ!ホラッ、さやかちゃんが取った8点の答案用紙だよ!」
「ぐっ・・・こ、これは・・・」
「ホラッ!バカでしょ!?バカって認めてよ!あたしはバカですって言って!早く!」
「うぅ・・・あたしって、ホント・・・ハッ、う、うわぁー!」ビリビリ(答案用紙を破り捨てる)
「あー!わたしの答案用紙が・・・」
「まどかのじゃないでしょ!ほら、証拠が無くなった。そもそもまどかがあんなメール寄越すからあたしは深く傷付いたんだよ?謝りなさいよね!」
「えー、さやかちゃんいつからそんな繊細な心を持ち合わせたの?今年一番笑っちゃった、今日のギャグは冴えてるね!」
「はぁ?ギャグで言ってるんじゃないっつーの、ホラッ!このメール見てみなさいよ!」

「あ・・・(こ、これは・・・)」
「あたしはね、まどかの事本当に親友だと思ってたんだよ!?なのに・・・こんなメール・・・」
「え・・・と・・・(か、改行がズレて縦読みができない・・・ぬかったぁ・・・)あのね、これ・・・」
「言い訳なんて聞きたくないよ!どうせバカだバカだって言う気なんでしょ!?」
「違うの、さやかちゃ」
「そもそも何であたしの答案用紙なんて持ってんのよ!あたしをいつでもバカに出来るように持ち歩いてたんでしょ!?」
「そんなわけないよ!」
「そんなわけあるよ!そんな事言いながらここに散らかってる紙切れはまどかが出したあたしの答案用紙だよ?!一体いつのテストだよ!しつこいってレベルじゃないってーの!」
「さやかちゃんがくれた物だから持ってるんだよ!さやかちゃんがくれた物は全部持ってる!わたしの宝物だよ!」
「な、何言ってんのよ、この期に及んで・・・また何かの嫌がらせ?はいはいバカだから気付けません」
「さやかちゃん・・・ホントにバカだよ。だけど、わたしはそんなさやかちゃんが大好きだよ?ホントだよ!」
「だったら、何でこんなメール送るのよ?どういう意図があったの!?今すぐ言ってみなさいよ!」
「えっと・・・これね・・・(今言ったんだけど・・・)あ、そうだ、わたしの携帯で見てみたらわかるよ」
「ふむ・・・(メールを読んで)・・・そういう事、だったんだね・・・」
「さやかちゃん・・・」
「あたしに送ったメールと一字一句違わない、あんた火に油を注いでガソリンぶちまけてる状態なんだけど状況わかってる?」
「・・・(気付かなかったぁー、やっぱりバカだよ・・・さやかちゃん・・・)さやかちゃん、それ頭だけ読んでみて」
「『さやかちゃんてさ』って書いてあるけど?」
「・・・そうじゃないよ、行の頭だけ読んでみて、全部ね」
「はぁ・・・さ・や・か・ち・や・ん・が・だ・い・す・・・」
「あの、わかって・・・くれた?」
「ちょっとこれ・・・何でこんな遠回りな事するのよぉ・・・」
「その、ちょっとした遊び心のつもりだったんだけどね。何か、上手く伝わらなかったみたいで・・・」
「え・・・と、あー全くもう!まどかのやり方はいつもまどろっこしいのよ!仁美、アレ貸して」

仁「はい、これ(拡声器)ですわね」

「さやかちゃん、それって・・・」
「(すぅー)まどかぁー!大好きだぁー!世界一可愛い、あたしの嫁だぁー!」
「ちょ、ちょっとさやかちゃん・・・」
「何?これぐらい出来ないと、まどかの旦那はやってられないってーの。まどかもこれぐらいできるように」
「ちょっとそれ貸して!「あっ」(すぅー)さやかちゃーん!絶対絶対、わたしを幸せにしてねー!絶対だよー!」
「あはは、まぁ、まどかを嫁にしたあたしが一番幸せなんだけどね」
『えへへ・・・』
「まどか、ごめ」
「待って、わたしに言わせてね。今回はホントにごめんなさい!ややこしい事しちゃったよね・・・」
「ううん、いいよ。早とちりしちゃったあたしも悪いんだし。でも、ありがと、まどか。やっぱり世界一可愛いあたしの嫁だ」
「わたしの大好きな、さやかちゃん・・・大好きだよ」

仁「(はいはい、まどさや元鞘)まぁそれはともかく、キマシタワー!」


――
ま「それはそうと、さやかちゃんと一緒にいられるわたしの方が幸せ者だから、さやかちゃんは二番目だよ?」
さ「何言ってんのよ、あたしの方が幸せに決まってるでしょ?」
ま「どうしてさやかちゃんは自分の方が上だっていうの?!わたしの方が幸せだよ!」
さ「まどかと一緒にいられる心地よさはあんたにはわかんないでしょ!?あたしが一番だって言ってるんだから一番なの!」
ま「それならさやかちゃんと一緒にいられる心地よさは・・・ry」

仁「第2ラウンドですわ!」
クラスメイト「(いい加減にしてくれ・・・)」

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最終更新:2011年10月11日 23:22
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