「この新製品なら、御社の業績も伸びますよ」ではなく、「この新製品なら、御社の業績もグーンと伸びますよ」と言われたほうが、聞いているほうはなんだか本当にそうなるような気がするだろう。
擬態語をうまく使えば、話がいい意味で生々しくリアルになるのだ。
擬声語もまた然りである。
たとえば、ただ「赤ちゃんが泣いている」というよりも、「赤ちゃんがワーワー泣いている」と言うほうが、どんな泣き方なのか、どれくらいの激しさなのかが伝わりやすい。
あまりにも稚拙な使い方や、しつこく使うのは感心しないが、「ここぞ」と言う時に擬態語・擬声語を遠慮なく使う。
これもまた、優れた話術のひとつである。
人材育成コンサルタント・前野岳洋
最終更新:2013年12月10日 11:09