大事な場面を前に緊張するのはある程度歓迎すべきだが、「頭が真っ白になる」「体がガチガチになって声も出ない」ほど緊張してしまうのは、確かに問題がある。
そういう人はなにかしらの対策を考える必要があるだろう。
「大事な会議も、そのうち慣れてくるよ。
オレも最初のうちは震えるほど緊張したものさ」とアドバイスしてくれる先輩もいるかもしれない。
しかし、先にもいったように、「慣れてくれば緊張しなくなる」というものではない。
では、なぜ以前は緊張していたその先輩が、今はそれほど緊張しなくなったのか。
その先輩は何度も同じような会議を経験していくうちに、「会議とはこういう具合に進んでいくものだ」「このようにすればうまくいく」と学習したのだろう。
人材育成コンサルタント・前野岳洋
最終更新:2014年01月14日 09:27