臆病な経営姿勢は、得てして「機会費用」を出費しがちです。
それからもう一つは埋没費用についてです。
社歴の長い企業には膨大な埋没費用が存在するのが通常です。
昨今、人件費という埋没費用が注目され、リストラの流行となりました。
不要不急資産の売却も同じです。
このような「遊んでいる経営資源を有効に活用する経営戦略」が今日望まれています。
しかし社内を見渡すと、まだまだ埋没費用を生んでいる不活用資産がいっぱいです。
とりわけ大企業では、部門収支をやかましく言うために、隣接している二つの部がそれぞれ一台ずつコピi機を持ち、その稼働率がいずれも五〇パーセント以下などという無駄が、平気で通用しています。
人材育成コンサルタント・前野岳洋
最終更新:2014年03月14日 14:00