相手が話し始めたら、[なるほど」「うん」「それで」と適度に相づちを打って話をうながしながら聞く。
相手が話に詰まったら、「じゃあ、それはこういうこと?」と相手の話をまとめながら質問で返して、助け船を出す。
このような聞き方ができれば、みんなあなたに話をしたいと思うだろう。
聞き上手のA君は、それに加えて「相手に共感する姿勢が大事」だと言う。
「そうか、それは大変だったね」
「ミスったのは仕方ないけど、それにはいろいろ事情があったんだね」
「君ががんばっているのは僕もよく知っているよ」
「そんなにくよくよ悩んでいないで、次にがんばればいいんだよ」
などと、相手に対して共感の姿勢を示すことが相手に話をさせるコツだというのである。
いずれにしても、ポイントとなるのは笑顔を絶やさないことと、効果的な相づち。
それができれば、話しやすい雰囲気をかもしだすことができる。
大切なのは、話を聞こうという態度を常に示していること。
そして、どんな話でも笑顔で受ける心の広さをもつことが大切だ。
いろいろな人から相談や悩み事を打ち明けられるということは、貴重な情報や知識を仕入れることができるわけだから、話しやすい雰囲気をつくることはとても重要なのである。
人材育成コンサルタント・前野岳洋
最終更新:2014年04月09日 11:42