今田さんによると、仕事で使うものだけにあまり奇抜な名刺を作る人はいない。
ただ目立とうと凝りすぎるとTPO(時・場所・機会)に合わなくなって使えなくなる場合もある。
二つ折りの"飛び出す"名刺を作る人もいるが「さすがにレセプションなどでは使えない」
(今田さん)。
趣味などを印刷するにしても、度を越してしまわないよう注意がいる。
約九×六センチの小さな紙片は「人柄を表す」(橋本さん)とともに、会社のイメージも負っている。
就職する人、転勤で職場が変わる人と、異動の激しい季節は新しい名刺がごっそりたまる。
必要な名刺を探し出せずいらいらすることもある。
どう整理したらいいのだろう。
数十枚なら輪ゴムで留めておいても、必要な名刺を探し出すのは簡単。
だが、数百枚になるとそうはいかない。
その整理を助けてくれる収納道具が市販されている。
一枚ずつ所定の場所に差し込むファイル型、箱の中に名刺を並べるカード型、360度回るようリングに円状に留めた回転ホルダー型。
最近は専用の読み取りソフトでパソコンに取り込むものもある。
人材育成コンサルタント・前野岳洋
最終更新:2014年05月20日 16:33