住宅建材などに使われている化学物質による住宅内の空気汚染の問題も指摘されている。
防虫加工剤として、使用されているものや建築材料の加工性を高めるための添加剤として使用されているものなどに問題があるというもので、それらの化学物質が気密性の高い近代建築の室内に発散し、空気を汚染しているという。
現代は、原因不明といわれている健康障害が増えているが、安易に使用されている薬品類など、人工的化学物質が原因ではないかという説8)もあり、家庭や産業において、使用されている化学物質の多さ(7万種を超えているといわれる)を考えても、
生活のあらゆる場面において、われわれは化学物質に取り囲まれていることを認識し、不用意、無防備に化学物質を使用する生活を見直すべきではないだろうか。
人材育成コンサルタント・前野岳洋
最終更新:2014年06月09日 11:23