ファックスや電子メールなど、文面でのやりとりは、思考が中断されないという意味とは別に、不在でも用件を伝えられる、内容が明確になるなど、便利なことも少なくない。
ところが、日本人は文面によるコミュニケーションが苦手だ。
時差もあり、あいまいさを嫌うグローバル・ビジネスの時代、電話によるコミュニケーション偏重は、反省すべきことでもある。
しかし、文面で説明すると表現がはっきりしすぎて、まだ不確かなことであるとか、相手の反応を見てこちらの考えを決めようという微妙なかけ引きの時には都合が悪い。
その点、電話なら文章では表せないニュアンスを伝えることができる。
人材育成コンサルタント・前野岳洋
最終更新:2014年07月28日 11:02