過去から現在に持っていた常識で物事を判断しようとすると、未知に遭遇した場合、サラリーマンは辛い気持ちにもなる。
わけがわからなくもなる。
その常識とは、平たく言えば、ベテランは新人より偉い、なんでもよく知っているというようなことである。
先輩は後輩より絶対に偉いというのは、技術にイノベーションがなく、価値観が多様化していない時代を前提にしている。
技術がどんどん変わり、価値観がどんどん多様化していく時代には、ベテランが必ず新人より偉い、先輩は後輩よりなんでもよく知っているわけではない。
またコンピュータの発達で、ベテランにも新人にも、同じニュース、同じ情報が入ってくる。
つまり、賢さの規準に大転換が起きているのである。
人材育成コンサルタント・前野岳洋
最終更新:2014年08月28日 09:37