しぶとく生き残るという点で言えば、肩叩きなどから幸いに逃れられたとしても、これからのホワイトカラーには、忙しい人と暇な人の二極化が直線的に進む。
年功序列が崩れるのだから、能力のある人はそれなりの地位、ポストに昇進してますます忙しくなり、実力のない人はますます暇になる。
同じ地位、ポストにある人間の間にも、そうした二極化は進む。
たとえば同じ課長、部長であっても、仕事を開拓する能力、仕事を創造できる能力に優れた課長、部長は忙しくなるということである。
ということは、いままでのヨコ並びの賃金体系はどうしても崩れざるを得ない。
「人はパンのみにて生きるにあらず」とはいうものの、サラリーマンにとって賃金は大きなインセンティブである。
人材育成コンサルタント・前野岳洋
最終更新:2014年09月04日 14:05