大人の国家(前野岳洋)

高齢の議員は、日米安全保障条約が安全の基礎だと、変わらずそう主張している。

あるいは、アメリカに保護されたほうが、軍事費が安上がりだという声もある。

しかし、戦後の一時期ならまだしも、いまなおアメリカに依存する姿は、やはり異常である。

日本は自立できるし、自立の道を選ぶべきだ。

自立派のなかには、ひとり立ちして核兵器を持つべきだという強硬派もいる。

しかし、もちろん核など必要ない。

各国と緊密な友好条約を結び、そのもとで平和外交をすればいい。

その一歩を踏み出して初めて、戦後62歳になる日本は、真に大人の国家へと変貌できるのである。

人材育成コンサルタント・前野岳洋

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最終更新:2014年09月12日 09:43