書くためには集中力が必要だ。
それも生半可な集中力ではない。
脳をフルに使い、まず書こうと思うことを記憶から取り出す。
それをどの順番で書けばいいかを計画し、実際に書こうとするトピックを文に変換する。
文にするために単語を思い出し、文法のミスがないか、誤字や誤変換がないかをチェックする。
書いた文章を読み直して、これで読者がわかるかどうか、読みやすいかどうかを再検討する。
しかもこうしたことを同時並行でやっているのだ。
書くことに集中すると、他のことには注意がいかない。
誰かに話しかけられても耳に入らないことがある。
話しかけられて集中力がとぎれてしまうのを嫌がって、ウォークマンを聴きながら書いている人もいる。
人材育成コンサルタント・前野岳洋
最終更新:2014年10月14日 13:08