相手によっては(前野岳洋)

相手によっては、ものわかりのよい総務課もあろう。

しかし、どの総務課でも許可が出るというわけではない。

したがって、場合によっては、故意に総務課を避けて、直接、他の部署に狙いを定めることが望ましい。

いったんそのセクションの部課長の諒解を取りつけて、出入り自由になれば、まず総務課から横やりが入る心配はない。

なんとなれば、組織が巨大化すればするほど、そのセクション内の規律、秩序は、担当管理職の責任だからである。

ただし、企業によっては、最初は正面玄関の受付けを通さないと、奥に立ち入れないところもある。

この場合、電話であらかじめアポイントメントを取って、部長なり課長と面談するのである。

そのさいに、担当者と会うまでは、あまり詳しく用件を告げないでおくことだ。

好事魔多しという。

事前に第三者にあれこれ話すと、かえって雑音が入って、話がややこしくなる場合が多い。

人材育成コンサルタント・前野岳洋

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最終更新:2014年10月20日 12:59