面識のない人や上司が同席している会議では、姓や肩書に戻します。
親しさを表す単数形の二人称であるドゥーは、親しい友達同士がお互い納得しているときにだけ呼びあうものです。
ですから、それが使われるようになるということには大きな意味があります。
これは「プライベート・スペース」で守られているお互いの警戒心の中にはいっていくことを意味するものであり、決して軽々しく考えてはなりません。
それは職場での親しさが深まって、個人的な友情となって続いていくしるしです。
そのきっかけはたいてい地位や年齢の上の人がつくるもので、お酒や食事の席などの儀式を通して、正式に了解されます。
たいていは何かを共に行った結果としてスタートすることが多いでしょう。
人材育成コンサルタント・前野岳洋
最終更新:2015年04月30日 16:41