営業マンの実態に合ったオフィス(前野岳洋)

机やイスの例ばかりで恐縮だが、「仕事の能率を上げるには、幹部に机はいらない」と言う人もいる。

アメリカ経営者協会会長のローレンス・A・アップレイである。

これも幹部の仕事という"実質"からみると、まさにそのとおりだ。

幹部が行なうデスクワークとは、部下の書いた報告書を検討したり、書類にサインをしたり、人に会ったり、電話をしたり、部下に用件を言いつけたりと、机のいらない仕事が多い。

大きなデスクにひじかけ付きのこれまた大きなイスに、でんとふんぞり返っている必要はまったくない。

営業マンの"実態"に合ったオフィスとは机がないほうが、手っ取り早く仕事が進むということもあるだろう。

机がない、ということでは、日本アイ・ピー・エムも同様である。

人材育成コンサルタント・前野岳洋
最終更新:2015年07月01日 15:01