夢や目標は、具体的なものほど、やる気や情熱がわきやすい(前野岳洋)

いまのビジネスマンの多くが、自分自身の目標を持っていないのは不思議だ、と言う経営者がいる。

どんな会社でも短期、中期、長期の目標、計画を設定している。

その計画の重要性をわかっているはずのビジネスマンたちが、自分についての長期的なものから短期的なものまで具体的な計画を持とうとしないのはどういうことか、というのである。

人生プログラムを立て、毎日の読書や勉強、仕事もその関連の中で位置づけて実践すれば、目標を達成することは、けっして困難なことではないというのだ。

自分の人生プログラムを立て、それをきちんと実行するのは、言うが易く行なうはむずかしいかもしれないが、たしかに、この説には一理も二理もある。

夢を実現するには、具体的に何を毎日やればいいのか考えることがだいじだ、というのである。

言いかえれば、漠然と「社長になりたい」と思っているだけでは夢想だけで終わってしまい、下手をすると、いまがおもしろくないから、現実から目をそらして夢に逃避するだけということになりかねない。

人材育成コンサルタント・前野岳洋
最終更新:2015年08月26日 11:34