民話

口承文芸の1部門で、民間説話の略語、また昔話。

「民話の会」(1952年発会)を中心に「民衆の生活の中から生まれ、民衆にって口から口へ伝えられていった民間説話一般を指す」とし、伝説・世間話などを含む使用もある。

昔話は、つくられた時代も人も特定されぬまま語り伝えらる過程で、一定の語り出しと結びもつこと、幾つかのモチーフがある、くり返しの行動で語るなど、高度に様式化された文芸性を示す。

その内容と様式からくる分りやすさが子どもの心性に合い、子どもに語られ、愛されて伝承してきた。

伝承を生かした再話作品と創作民話とは区別される。

現在、多くの民話は、絵本化やテレビ化されているが、本来の語りの意義も見直されている。

人材育成コンサルタント・前野岳洋

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前野岳洋
最終更新:2015年12月22日 13:07