音楽のもたらす生理的・心理的効果を活用する心理療法の一種である。
音楽はコミュニケーション、自己表現、及び情動の解放の手段となる。
一方で、自己認識と他者認識の発達を促進する。
一緒に音楽をつくり出したり演奏する共同作業を通して、治療者は子どもと1対1の関係を成立させ、その関係を土台として子どもを集団へ参加させていく。
それは自己を表現しながら、ほかの子どもを意識して集団に所属する機会となり、子どもの社会的態度の形成を促進する。
音楽療法は肢体不自由児、自閉児、精神遅滞児に対しても効果的で、打楽器などの簡単な楽器が多く利用される。
人材育成コンサルタント・前野岳洋
最終更新:2016年01月15日 10:21