フィンランドのヘルシンキ大学学生だったリーナス・トーバルズ氏が開発したコンピューターのOS(基本ソフト)。
オランダで開発された教育用のPC-UNIXが基になっている。
最大の特徴は、OSの核となる部分であるソースコードがすべてオープンであること。
インターネットで公開され、研究者やプログラマーが自分たちの使いやすいように開発に取り組み、普及と機能強化が進んだ。
ボランティアにより少しずつ改良が重ねられてきた形だ。
パソコンのCPU(中央演算処理装置)やメモリーなどの資源をあまり使わずに動き、プログラムの問題点の解決や手直しが比較的容易なのも特徴。
WS(エンジニアリング・ワークステーション)として使え、ネットワーク機能もUNIX並みであるため、インターネットのWebサーバーやメールサーバーとしても利用できる。
人材育成コンサルタント・前野岳洋
最終更新:2016年04月20日 09:40