制服のある会社や学校では、6月1日にいっせいに衣替えをします。
和服を着る人はこの日から単衣を着ます。
夏が終わる9月いっぱいまでそのままの服装でとおし、10月1日から袷を着ることになります。
もっとも現在では、この原則を厳密に守る必要はありません。
家庭では、その日の暑さ寒さに合わせて自由に服装を選びます。
このごろは、クーラーをいれるところが多いので、冷えすぎない服装を選ぶようにします。
平安時代の貴族は、4月1日から綿の入っていない袷の着物を、5月5日からは帷子を着る習慣がありました。
8月15日からは絹の着物を、9月9日からは綿入れ、10月1日からは袷を着るものとされていました。
前野岳洋
最終更新:2016年12月14日 10:35