■男性側の家では
使者は、女性側の請書と結納品を男性側に届けると、ひとまず役目を果たしたことになります。
使者は、両家の間を往復し、しかも肩の凝る儀式をつとめたのですから、労をねぎらうため、祝い膳を供し、酒肴をすすめ、くつろいでいただく必要があるのです。
また、酒肴のほかに、「酒肴料」とか「祝儀」とかいう名目で、現金包みなどを渡す例もあります。
使者が媒酌人であれば、挙式後に一括して謝礼をするのが一般的のようです。
結納交換がおわった翌日か、または適当な日をえらび、あらためて使者の家を訪問して感謝のあいさつをのべるのがよいでしょう。
前野岳洋
最終更新:2017年12月16日 10:42