「マジカルスキャナ」とは、さまざまな高性能の機械を使って「ある物体」を分析した映像を見て、その物体は何かを当てるクイズ。ハイテク、コンピューターといったデジタルな当時の番組全体の世界観を一番反映したクイズともいえます。
第2回・1990年11月3日放送より登場。書き問題・通常の早押しクイズ・居残り早押しクイズと解答スタイルやクイズそのものでモデルチェンジがありましたが、およそ4年間続きました。
1994年4月からは「マジカルアナライザー」とタイトルを変え、新たに物体の重さのデータ+物体から出る音のヒントで、「見る」だけでなく「聞く」要素も加わりリニューアルされました。
このクイズで分析に使われた機械は以下の6種類。パネラーはこれらから撮影された映像と具体的な分析結果のナレーションをヒントに、分析された物体は何であるかを当てます。
ちなみに当時エンドロールで「協力」として出ていた以下の企業名は、それぞれマジカルスキャナ/マジカルアナライザーで使用した機器に関する企業・メーカーでした。
出典・参考:
・GEヘルスケア(旧・GE横河メディカルシステム株式会社)公式サイト内「CT」ページ→コンピュータ断層撮影 | GE
HealthCare (Japan)
・日本アビオニクス公式サイト→接合装置・赤外線カメラ・サーモグラフィ・マイクロエレクトロニクスの日本アビオニクス
・MACHIDA(株式会社町田製作所)公式サイト→株式会社町田製作所(ファイバースコープ・内視鏡)
・NISCO公式サイト→ニスコ株式会社
| 放送期間(レギュラー放送) | クイズタイトル | ルール等 |
| 1990/11/3~1991/4/27 | マジカルスキャナ | CTスキャナ・サーモグラフィ・ファイバースコープの3つから それぞれ1回ずつ分析された映像をもとに書いて答える。 |
| 1991/5/25(※1)~1991/9/21 | 早押し マジカルスキャナ |
口答での早押し。1人が正解したら終了、お手付きは1回休みのルールに。 頭脳指数は200からスタートして最後は0。 |
| 1991/10/26~1992/5/23 | 顕微鏡カメラ・3Dデジタイザーの映像も加わり(※2)、 以降は「居残り早押しクイズ」形式に。 頭脳指数は200からスタートして最後はマイナス50。 |
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| 1992/7/4~1993/1/16 | イラツキ早押し マジカルスキャナ |
解答権をルーレットランプで決めるシステムに。 |
| 1993/1/23~1994/3/26 | 早押し マジカルスキャナ |
ルーレットシステム廃止。通常の居残り早押しクイズスタイルに。 頭脳指数は100からのスタート。 |
| 1994/4/7~1994/9/22(※3) | マジカル アナライザー |
「オシロスコープ」と物体の重さのヒントが加わり、改題でリニューアル。 |
※1:早押し形式初登場は1991年3月30日放送の『大マジカル頭脳パワー!!スペシャル』。
※2:顕微鏡カメラ、3Dデジタイザーの初登場は1991年10月12日放送の『大マジカル頭脳パワー!!スペシャルⅡ』。
※3:コーナー最終回は1994年10月13日放送の『大マジカル頭脳パワー!!新バトル王スペシャル』。
ハイテク機器を使って正解そのものズバリを映しているのに、そう簡単に当てられないのがこのクイズの大きな魅力。
など、さまざまな視点から答えを導くために頭を働かせなければならず、『マジカル』のクイズの中でも難易度の高いクイズでした。
| 1人正解 | 2人正解 | 3人正解 | 4人正解 | 5人正解 | 全員不正解 |
| 7回 | 8回 | 4回 | 1回 | 0回 | 1回 |
書き問題形式では全部で21問出題されました。全体正解率(正解者延べ人数/パネラー延べ人数)は37.1%。1問あたりの正解者の数は5人中2人正解のケースが最も多く、全員正解は1回もありませんでした。
この時代は所ジョージさんの正解率は特に高く、初登場した第2回放送から9週連続正解。出演した19回の放送のうち15回正解しています(正解率78.9%)。
| 頭脳指数100 | 頭脳指数120 | 頭脳指数130 | 頭脳指数140 | 頭脳指数150 | 頭脳指数160 |
| 3問 | 4問 | 2問 | 2問 | 8問 | 2問 |
その21問の設定された頭脳指数の平均は135.2。頭脳指数が100より高いと難しい問題とされるので、頭脳指数150の問題が飛び抜けて多いことからも難易度は高め。頭脳指数100未満での出題は1問もありませんでした。
書き問題時代、答え(正解)に幅のある他の問題と違い、このクイズは答えが1つに限定されるので、「マジカル君の答え」を超える発想の別解を出してボーナス点を獲得することができませんでした。
そのため、物体の産地や特徴などより具体的に細かい部分まで指摘した上で正解するとボーナス点がもらえるという形をとっていました。
(例:答えが「ふぐ」の場合、「下関産(産地を特定)のトラフグ(フグの種類まで指摘)」といった具合に解答。それが正しければボーナス獲得。)
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第50回・1992年7月4日放送~第65回・1993年1月16日放送まで「イラツキ早押しマジカルスキャナ」というタイトルで、パネラーの誰かが早押しボタンを押すと、ルーレットのように1席ずつ点灯する動きを繰り返すパネラー席のランプが、押した人を含めまだ正解していないパネラーの中から1人の席のところで止まり、最終的に止まったパネラーに解答権が与えられるという、問題自体はそのままに解答システムを変えたルールで行われました。
答えがわかったパネラーがボタンを押しているのになかなか解答権が得られなかったり、答えがわからず押していなかったパネラーが、他のパネラーが押した結果、たまたま自分に解答権が来てカンで答えてみたら正解してしまったといった一般的な早押しクイズでは見られない、「誰よりも早くボタンを押せばその人に解答権が与えられる」という早押しの当たり前のルールを覆す新しい形の早押しスタイルを生み出した・・・
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本来、CTスキャナは人体の臓器の形や患部などの撮影に用い、サーモグラフィは手足の血流の低下などの診断の際に人体の表面温度分布を測定する時に用いるなど医療の現場で使われる器具。
このような健康診断・人間ドックなどで使う機器で「人体」を調べるという当たり前のことを、「物体」でやってみるとどうなるかというユニークなアイデアのもとに生まれたと思われるこのクイズ・・・
「普段よく見る物体」を「普段あまり見ることのないカメラで撮影された映像」という・・・