幽霊船の正体を掴むことができた。
あの亡霊たちが、話に聞くコルセアなのだろう。
ナジャ社長に報告しなければならない。
Gessho : 此処は……
……なしゅもでござるか?
Gessho : !!
Gessho : [Your Name]殿!
Pyopyoroon : ぷるぷる、ぷるんっ!
Pyopyoroon : オバケ、さがしてるた、
[おにーさん/おねーさん]!!
Pyopyoroon : おばけのふねから、とびでてきた!
ピョピョルン、びっくりー!
ドキドキやよー!
Gessho : 無念なり。
あの物の怪どもは、今もまだ
この海を彷徨っているのでござろうか……。
Gessho : それにしても、
あの頭目が内に隠していた奇怪な気……
Gessho : ……いや、失敬。
拙者の取り越し苦労でござろう。
Gessho : そういえば、御主には
あの船について拙者の調べしこと、
まだ、何ひとつ伝えていなかったでござるな。
Gessho : もし、噂どおりなら、
あの船の名は「ぶらっくこふぃん」。
「
漆黒の柩」の意でござる。
Gessho : されど、あとるがんの
歴史書によれば、ぶらっくこふぃん号は、
200年ほど前に沈められたはず……。
Gessho : その時、
船に乗っていたのは、いふらまど王国の浪人。
Gessho : 通称「こるせあ」でござった。
Gessho : 「こるせあ」とは海賊がこと。
されど、ただの海賊ではござらん。
Gessho : 彼らは王国再興を悲願とし、
強大なあとるがん艦隊と勇敢に渡り合った
亡国いふらまどの、元御家人だったのでござる。
Gessho : そして、
その「こるせあ」を束ね、
率いていた提督こそが……。
Gessho : るざふ王子。
Gessho : 鬼神の提督と
恐れられた武人でござる……。
Gessho : やっと、
羽毛が乾いてきたようでござる……。
Gessho : これっ、羽根を抜くでないっ!
Gessho : 話を元に戻すでござる。
Gessho : このききるん共の住む
「なしゅも」も、大元をたどれば、
いふらまどの海軍基地だったそうでござる。
Gessho : つまり、ここ、なしゅもを中心とする
あらぱご諸島は王都を失った、いふらまど王国の
最後に残された領地であり……
Gessho : 民に託された
再興という望みの火を……
Gessho : いつしか復讐の炎へと
変えざるをえなかった、るざふ王子
最期の地でもあったのでござる……。
Gessho : もし、噂が真実なら、
船であった男は、あるいはその……
Gessho : ともかくも、
御主も見聞したように、幽霊船は夢幻ではなく、
現を漂う船であったことは確か。
Gessho : まっこと信じ難きことなれど、
我らは事実をありていに報告するしかござるまい。
Gessho : 拙者と御主が別に証言すれば、
さしもの疑り深い社長も信じようというもの。
Gessho : 我らの勤務評価も
うなぎのぼりではござるまいか?
Gessho : されば、拙者は
一足先に帰社し、社長に概要だけ言上しよう。
Gessho : 御主も早々に戻られよ。
Gessho : 御免!
■関連項目
アトルガンミッション ,
ナシュモ
Copyright (C) 2002-2014 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
最終更新:2014年05月29日 22:14