特使の御楯

Shield of Diplomacy
再び、カラババ一行のために働くことに。
役目も現地ガイドではなく護衛だ。
ナジャ社長の手前、今度こそ顧客に
満足してもらえる仕事をせねば……。
それにしても、目的地はナバゴ処刑場
いったい何をしに行くのだろうか……?


アトルガン白門 / サラヒム・センチネル


Naja Salaheem : ……なぁああんだって!?

Abquhbah : (……どうして、こんな
困ったことになってるんです?)

Naja Salaheem : あっ!
Naja Salaheem : ……いえ、その
なんで……ございますって?
Naja Salaheem : あたい……
じゃなくて、へ、弊社の傭兵が
社長のあたくしめに断わりもなくっ!
Naja Salaheem : 身分を伏せて、勝手に
現地ガイドとしてお客様に雇われたと……
Naja Salaheem : ……そう、
おっしゃれらるのですかっ!?

Abquhbah : (もはや、僕1人の
手には負えない状況です……。)

Naja Salaheem : も、も、
申しわけのございませんっ!
Naja Salaheem : あ、あいつは……
いえ、あの者はっ!
Naja Salaheem : 皇宮御用達の
弊社の看板に泥を塗った、とんでもない
不良社員でございますっ!!

Abquhbah : ……ひっ、ひえぇぇ。
(社長が謝るなんて初めて聞きました……。)

Naja Salaheem : おまけに……
Naja Salaheem : 傭兵でありながら、
キキルンにのされた上……
Naja Salaheem : 大切なお客様を
ほっぽらかして、エジワ蘿洞でグーグー
寝てるだなんてネェ!

Abquhbah : ……あうぅぅ。
(これは、後が怖すぎます!)
Abquhbah : ……あ。
[Your Name]さん。
Abquhbah : 君という人は、いつもいつも
間の悪いときに出社してくるんですねー。
(僕の気のせいだろうか……?)
Abquhbah : 今、ウィンダスの大使さまが
商談にいらしてるのですけれど……
Abquhbah : さっきの……聞こえてました?
ナジャ社長は今、すこぶるご機嫌が悪いです。
ふひー!
Abquhbah : ……とりわけ
[Your Name]さんは、出直してきたほうが
いいんじゃないかって思います。

Naja Salaheem : アブクーバ!!!

Abquhbah : はっ、はいぃぃ!!

Naja Salaheem : 誰かそこにいるのかい?

Abquhbah : いえ……
は、はい……。
Abquhbah : (すみません……
[Your Name]さん。)
Abquhbah : (だって、ナジャ社長の耳は
100マルム先のキキルンのくしゃみだって
感知するに違いないですから……。)

Naja Salaheem : フン。
Naja Salaheem : まあ、いいさ。
Naja Salaheem : あんた、すぐに
「水晶指向儀」を見ておいで。
Naja Salaheem : 大使様は
すぐに、ご出立されたいそうだから
派遣できる者をお見繕いするんだ。

Abquhbah : はっ、はいぃぃ!!

Naja Salaheem : ちょいと、お待ち。

Abquhbah : ……は、はい。

Naja Salaheem : わかってるだろうけど
[Your Name]だけは、候補から
外すんだよっ。
Naja Salaheem : ……あいつは
我が社の傭兵の能力を大使様に示す、
またとないチャンスを潰したんだからネェ。

Abquhbah : はっ、はい!!

Karababa : オホホ。
こちらの会社は話が早いんですのね。

Naja Salaheem : ……お褒めにあずかり
光栄にぞんじます。大使様。
Naja Salaheem : 弊社では、常日頃より
迅速をモットーにしておりますので。

King of Hearts : カラババ★サマ ハ
イダイ★ナル ウィン★ダス レン★ポウ
ノ トク★メイ ゼン★ケン タイ★シ。
King of Hearts : ソンナ★ノ
オフ★コース デー★ス!

Naja Salaheem : …………。

King of Hearts : ダ★ガ……

Naja Salaheem : ……ん?

King of Hearts : カラババ★サマ ヲ
ガー★ド デキ★ル ヨウ★ヘイ ガ
コ★ノ カンパ★ニー ニ イル★ノカナ?

Naja Salaheem : ……なんっ!?

Karababa : ……なん?

Naja Salaheem : ……なん……と
申しましても、弊社は皇宮御用達。
社員教育も徹底。
Naja Salaheem : 多少のピンキリはあれど……
皆、優秀な者たちにございます。
Naja Salaheem : お目にかけてしまった
あのような不良社員は……
Naja Salaheem : ごくごくごく!
一部なんでございますので。
Naja Salaheem : えぇ、もちろん、
大使様にはピンのほうをお付けいたします
所存でございますとも。

King of Hearts : ピン★カ……
タト★エテ イウ★ナラ ソ★ウ……
King of Hearts : コ★ノ
キン★グ ノ ヨウ★カ?

Naja Salaheem : ……んなわっ!?

Karababa : ……んなわ?

Naja Salaheem : ……そ……んなわけ
ございませんですとも♪
Naja Salaheem : 弊社の傭兵が
粒ぞろいなのは保証いたします。
Naja Salaheem : で・す・が
さすがに、キング様には及びませんネェ。

King of Hearts : フフ★フフフ……。
ソーダ★ロー ソーダ★ロー。

Karababa : ……オホホ。
キングや。それくらいにおし。

King of Hearts : デス★ガ
カラババ★サマ……。

Karababa : 正式な依頼でしたら
あのような現地ガイドに、ぶちあたる
心配もないはず……
Karababa : ですことよね?

Naja Salaheem : ええ。ええ。それはもう!
当社の誇る、最良の傭兵陣から
選んだ者をお付けさせていただきますとも!
Naja Salaheem : もう、そろそろ
その候補を記したリストが……。

Naja Salaheem : まだ……のようですネェ。
Naja Salaheem : いえね。
弊社の社員は、どれも優秀ですから
いつも選ぶのに難儀いたしまして……。
Naja Salaheem : アブクーバ!!!

Abquhbah : はっ、はいぃぃ!!

Naja Salaheem : ……大使様が
お待ちでございますよ?

Abquhbah : す、すみませんっ!


Naja Salaheem : さぁ、さ、大使様!
長らく、お待たせいたしましたっ。
Naja Salaheem : これから
弊社の誇る優秀な……

Abquhbah : も、申し訳ありませんっ!

Naja Salaheem : ……ったく
なんだいっ!?

Abquhbah : そ、それが……。

Naja Salaheem : ま。
我が社の、働き手だってことだけは
間違いないけどね。

Abquhbah : それに……本人も、
社長の期待にぜひとも応えたいと
思ってるようですから。

Naja Salaheem : ヘェェ……。
Naja Salaheem : 意気込みだけはいっちょ前に
なってきたようだネェ。結構なことだよ。

Naja Salaheem : さぁ、大使様。
改めまして……
Naja Salaheem : たいへん長らく
お待たせいたしました。

Abquhbah : ドドドドドドドドド~♪

Naja Salaheem : 弊社、飛び切りの
逸材にして不撓不屈の猛者。
その名も……

Abquhbah : ダダンッ♪

Naja Salaheem : 猛虎のファルズンっ!
で、ございま~すっ!!

Karababa : …………。

Falzum : あ、あの
はじめまして……。ボク、ファ……

Naja Salaheem : このファルズン!
一見、虚弱かと思われますでしょうが、
人は見かけによらぬもの。

Karababa : …………。

Naja Salaheem : なぁあんと!
先のビシージでは、なみいる蛮族を
ちぎっては投げ、ちぎっては喰らい……

Karababa : ……よござんす。

Naja Salaheem : そ、そんな……
頼りないように見えますのは
見かけだけでございまして……えっ?

Karababa : よござんす。
わたくし、そちらの傭兵で結構ですわ。
Karababa : 命知らずなら、
それだけで十分ですことよ?

Naja Salaheem : え、ええ。
それだけなら、もう……。

Karababa : さぁ、わたくし急ぎますの。
早速「ナバゴ処刑場」へ案内願いますわ!

Falzum : !!!!!
Falzum : しょ・しょ・しょ、処刑場!?

…………………………………………………………………………………………

??? : ……アヴゼン?
??? : ……アヴゼ~ン。

Aphmau : ……ここにもいない……。
Aphmau : どうして……!
Aphmau : どこにいったの……?
Aphmau : ……どこにも、いないの?
Aphmau : 丞相……
アヴゼンは、どこ!?

Razfahd : ……たかが人形1体。
Razfahd : なくしただけで、その騒ぎようは
なんだ?

Aphmau : だって……。

Razfahd : お前も、もうすぐ16。
人形遊びをする歳でもあるまい?

Aphmau : そんな……
アヴゼンを、アヴゼンをどうしたの?

Razfahd : 知らぬ……。
確かに、あの場にはいなかったのだ。
だが……
Razfahd : お前には、まだ
このメネジンがいるではないか。
Razfahd : それに、
あの人形は元はといえば……。
Razfahd : ……いや、よそう。

Raubahn : 失礼いたします。
ラズファード様。
至急、ご報告したき議がございます。

Razfahd : 構わん、話せ。

Raubahn : それが、
例の調査隊よりの情報でして……。

Razfahd : そうか。
Razfahd : アフマウ、下がれ。

Aphmau : 丞相!?
まだ、マウの話は終わってないわ!

Razfahd : 今は、お前のわがままに
つきあっている暇はないのだ。

Aphmau : わがまま!?
Aphmau : マウが……?

Razfahd : もうよい。
下がれ、と言っている。

Aphmau : 丞相なんか……だいっ嫌い!!!

Mnejing : ……見損なったぞ。

Raubahn : ……よろしいのですか?

Razfahd : あれは、
母親に似て奔放に過ぎる……。
これぐらいがちょうどよい。

Raubahn : 確かに……。
今後、あの表着を着ておられるときは
我が不滅隊、いっそうの注意を払います。

Razfahd : 頼む……。

Raubahn : はっ。
Raubahn : 例の傭兵の報告後
調査を進めておりました、アシュタリフ号
並びに、ルザフのことでございますが……
Raubahn : 最近、妙な噂が
ナシュモに流れておるそうです。

Razfahd : 噂だと? キキルンのか?

Raubahn : 御意。
故にやや信憑性には欠けますが……
Raubahn : トロールが都、
ハルブーンに寄航している、と。

Razfahd : なに!?
Razfahd : どういうことだ……
トロールどもと冥界の者とにどのような
繋がりがある?

Raubahn : まだ確かなことは何も……。
Raubahn : ただ、今ひとつ
新たな情報がございます。
Raubahn : アミナフ。

Amnaf : はっ……。
恐れながら申し上げます……。
Amnaf : 先刻……
現地監視哨の不滅防人ワウディーンより
報告がございました……。
Amnaf : ハルブーンにて
「ケルベロス(Cerberus)」を目撃した由……。

Razfahd : ケルベロス……?
Razfahd : 冥府の門を護る
三つ首の番犬とかいうアレか?

Amnaf : 御意……。
そして、伝承によれば
優秀な猟犬でもございます……。
Amnaf : 冥界より逃亡せし亡者を
どこまでも追跡し……喰い殺し……
再び冥界へと戻す役目を担うという……。

Raubahn : 傭兵どもからも
目撃情報が絶えません。
Raubahn : 少なくとも、それに似た化け物が
実在することは確かでございましょう。


Razfahd : 冥府の猟犬、
過去の亡霊を乗せた幽霊船、
そして冥路の騎士……。
Razfahd : フッ。
Razfahd : 祝杯を挙げたいところだな。
Razfahd : 我らが壮図を阻まんと、
呪われし亡者どもが結集しているのだ。
Razfahd : それは、即ち
我らの大義が正しきことの証ではないか?

Raubahn : 御意にございます。

Razfahd : 監視を怠るなよ。
ハルブーンのモブリン、ルザフのボロ戦艦、
ウィンダスの似非大使、例の傭兵、そして……
Razfahd : ……陛下のな。

…………………………………………………………………………………………


Falzum : ず、ずびばせんっ!!
Falzum : ボ、ボクには……
Falzum : だ、だって……あそこは
トト、トロールのひしめく、
ハハハ、ハルブーン傭兵団領の中で……
Falzum : ママ、マグマの……
ニニニ、煮えたぎる裂け目を抜けた先で……
ケケケケ、ケルベロスまでいるとかなんとか……。
Falzum : って、前に……
カカルンが……情報屋カカルンが……
だからっ……
Falzum : ボ、ボ、ボクの命がっ!
Falzum : いくつあったって
辿りつくことは、できないですっ……!!

Naja Salaheem : 冗談も休み休みにおしっ!

Falzum : ヒィィイイイイ!
冗談じゃないですっっっ!

Naja Salaheem : あんたまで
ウチの看板に泥を塗る気かいっ!?

Falzum : ヒィィイイイイ!
ど、泥よりマグマの方がドロドロですっっ!

Naja Salaheem : な~に、
わけわかんないこと言ってんだい!
Naja Salaheem : あたいの
このモーニングスターから
マグマが噴くとこ、見せてやろうかねっ!

Falzum : ……ゆるしてくださいっっっ!

Naja Salaheem : ……ったく。
Naja Salaheem : せっかく、あたいが
ビッグチャンスをやったってのにネェ?
Naja Salaheem : 相も変わらず
世話ばかりやける男だよっ!

Karababa : ……やれやれですことね。

Naja Salaheem : !!

King of Hearts : ヤレ★ヤレ デース★ネ。

Karababa : わたくし、他をあたりますわ。

Naja Salaheem : あ。いやっ
……しばらくっ!
Naja Salaheem : しばらくだけ、
お待ちくださいっ!!
Naja Salaheem : (ええいっ
背に腹はかえられないね……。)
Naja Salaheem : アブクーバッ!!!

Abquhbah : はっ、はいぃぃ!!

Naja Salaheem : 誰でもいい。
いますぐ、他の傭兵を連れてきなっ!

Abquhbah : ……え?
い、今すぐにですか?

Naja Salaheem : あたいに
同じこと、二度も言わせたいのかい!?

Abquhbah : すみませんっ!
Abquhbah : ……あ。

Abquhbahは[Your Name]をじっと見つめた……!

Abquhbah : ([Your Name]さん!
ファルズンさんの代わりに、
ナバゴ処刑場まで行ってもらえますか?)

選択肢:ナバゴ処刑場に行きますか?

>>名誉挽回!
  Abquhbah : ここに
  [Your Name]さんがいますー。

>>……処刑されそうだから嫌
  Abquhbah : あれあれ?
  こんなところに[Your Name]さんが~。

Naja Salaheem : ホー……。

Karababa : ……あら。
また、あなたですの?

King of Hearts : カラババ★サマ
キョウ★チュウ オ★サッシ イタシ★マス。

Karababa : 究極の選択とは、
このことですわね。

King of Hearts : オー★ノー!
ワタシ★ニハ チョ★イス
デキ★マ セーン!

Naja Salaheem : ……。
[Your Name]……
あんた、どの面さげて……。

Karababa : よござんす!
わたくし、もう一度だけこの者に
機会を与えてあげますわ。

King of Hearts : ホ★ワット?
ヨロ★シイ ノ デス★カ? カラババ★サマ。

Karababa : (要は
いざというときの、わたくしの盾役……。)
Karababa : (目的地まで来られれば、
キキルンだって……。)
Karababa : 構いやしませんことよ!
オホホホホ!

Falzum : よっ、よかったぁああ……。

King of Hearts : ナバゴ★ショケイジョウ ダ。
ワス★レル ナヨ。

Naja Salaheem : ……ま。
クライアントが気にしないってんなら、
あたいは構いやしないけど、ね。
Naja Salaheem : あんたには、この仕事
できないなんて言わせやしないよっ!
Naja Salaheem : [Your Name]!
さっさと仕度して、ナバゴ処刑場に
行ってきなっ!!


称号:カラババのボディガード


Naja Salaheem : わかってるだろうね?
大使さまからの依頼を受けられない
だなんて言わせないよっ。
Naja Salaheem : さっさと仕度して、
ナバゴ処刑場に行ってきな!!

Abquhbah : [Your Name]さん。
成り行きとはいえ、ファルズンさんの
代わりを引き受けてくださって
ありがとうございます!
Abquhbah : おかげで、人事の僕の
クビも吹っ飛ばずにすみましたー。
(……ヒヤヒヤもんですー。)


アトルガン白門


Rodin-Comidin : ななっ、なんですと!
シャンっ……じゃなくって、カラババ様は
ナバゴ処刑場にまで、足をお運びに
なられる予定ですとぉおお!
Rodin-Comidin : ふん。だが、
とびきり優秀な錬金術師探しこそが
自分の仰せつかったお役目!
Rodin-Comidin : 自分はカラババ様に
必要とされていた男でしたよぉ。
よかった、よかった、よかった……。


ナバゴ処刑場



??? : ……くすっ、驚きましたよ。
??? : よもや、冥界の犬を従わせるほどの
剛の者がこちらにもいようとは……。
??? : ねぇ、ルザフさん?

Luzaf : 礼を言う。
これで、しばらくは手下も安堵できよう。

Gurfurlur : グフフッ。
エトラメオデ。アロ、タヤオ!

Megomak : 「礼には及ばぬ」
とグーフールーは言ってる。

Gurfurlur : ウゴヤーヒーデン、
ヒエバコニマゼネア!

Megomak : 「困ったことがあれば、
いつでも手を貸してやろう!」
とグーフールーは言ってる。

??? : くすくすっ、
それは頼もしいですね。
??? : 海賊に身をやつし、黄泉の理を
破ってまでも追いつづけた悲願。
??? : あなたたちの合力、
その大いなる助けとなるでしょう。

Luzaf : 黙っていろ、フリット(Flit)……。
貴様に何がわかる?

Flit : ふふっ
出すぎた真似をしました……。

Gurfurlur : ウンソンソラ……。
オロマ、オロ。アノゼ。
Gurfurlur : カオカコヘラバソ、
ウルレマ、エミオレマ、
エブウロトムナ、テラケアセオ。

Megomak : 「皇都陥落のあかつき、
お前らが魔笛を欲しないと
誓うならば、我々も約定を守ろう」
とグーフールーは言ってる。
Megomak : それに……
カオカコヌ、ゼウハオ、も、だよな?

Luzaf : 魔笛も財宝もくれてやる。

Megomak : !!

Luzaf : ……もはや、
我らには不要のものだ。

Flit : ……いいんですか?
なにしろ、魔笛の……。

Luzaf : フリット。
コルセアの掟はどうした……?

Flit : 提督には絶対服従!
……でしたね。
はいはい、黙りますとも。

Luzaf : いいか? 覚えておけ。
Luzaf : アトルガン皇国とは……
Luzaf : 聖皇のためならば、
民のいかなる犠牲も厭わず……
Luzaf : 逆らう勢力があれば、
武力をもって根絶やしにする。

Luzaf : そういう国だ。
今も昔もな……。
Luzaf : だから、
我らの取り分は聖皇の首。
Luzaf : それだけでいい……。


Gurfurlur : ハンタエコ!?
ノルボ、エミオ、ホナ、コサ! カオカコ、
アロ、ヘラバサ。ソアカオ、カボ、テラ!

Megomak : 「よし、条約成立だ!
同盟の記念に、スペシャルな
武器をやろう。」と……
Megomak : グーフールーは
言ってないが、オレが提供してやる。
持っていけ!
Megomak : いや、連れていけ、かな?

Luzaf : いらん。
武器なら間にあっている。

Megomak : お前、わかってない。
……もっと、いいものだよ。

Flit : ふふふ……
もったいつけますねぇ。

Megomak : 聞いて驚くな。
Megomak : 「キマイラ13」だ!

Luzaf : キマイラ……だと?

Flit : ?
……なんです?
その「キマイラ」とやらは。

Megomak : なんだ。
お前ら、知らないのか?
Megomak : ある場所に……
Megomak : 「ハザルム試験場
(Hazhalm Testing Grounds)」って
アトルガンの秘密施設があってな。
Megomak : そこでは禁断の錬金術によって
日々異なる生物どうしが合成され、
新たな生物が作り出されていた……。
Megomak : その人工生物が
合成獣……つまりは、キメラなのだ。
Megomak : ラミア、プーク、メロー、
ハイドラ、マンドラゴラ……そこで生命を
得た生物は、枚挙にいとまがないだろな。
Megomak : あそこは、
神の御技にも迫らんとする
偉大なる知の殿堂だったんだ……。
Megomak : どうだ? この話。
ロマンチックだろ?

Flit : ふたつの命をひとつにするなんて、
それはすごいですね~!
Flit : ……でもモブリンさん。
あなた、どうしてそんなに詳しいんです?

Megomak : 実は、
行ったことがあるのさ……
Megomak : 胚を盗みにね。

Flit : なるほど。
ですが、その胚とは……?

Megomak : まぁ、わかりやすくいえば
生命の卵とでもいうべきものだな。

Flit : 生命の、卵……。

Megomak : オレも
錬金術師の端くれだからな。
そいつで作ってみたくなったのさ。
Megomak : 自分のキメラ……
商売になる兵器をな。
Megomak : どうだ、すごいだろう?


Flit : 残念ながら、ルザフさんなら
帰られましたよ。
Flit : 交渉は決裂だ。
合成獣を作る者など、信用できないって
おっしゃって……。

Megomak : なんだって!? こんなに
すごい兵器を提供するってのにか?

Gurfurlur : ガショゾンソミ、
ソンニャアシュド!

Flit : !



(Decorative Bronze Gateを調べる)

Megomak : なんだ、お前ら?

Karababa : あら、ご挨拶ですこと。
Karababa : わざわざ、上客が
出向いて差し上げたというのに。
わたくし、帰ろうかしら?

Gurfurlur : ノンデ、キエタ?
キラサ、エエキ?

Megomak : 待て待て!
Megomak : キエタル、アロニキュコデ。
Megomak : 思い出したぞ。
オレの持ってる胚を欲しいという
奇特な西の博士とやらか? お前。

King of Hearts : ……ウエスト★ノ?
King of Hearts : ノー★ノー!
カラババ★サマ ハ
ヴァナ★ディール ノ ドク★ター デー★ス。

Megomak : なんだ、コイツは?
魔法生物じゃないか……。
Megomak : お前、錬金術師じゃないだろ。
なんで胚なんか欲しがる?

Karababa : これは闇取引。
詮索は無用じゃございませんこと?

Megomak : わかってるぞ。
Megomak : アルザビに来たっていう、
ウィンダスの大使はお前だな。

Karababa : …………。

Megomak : まぁ、いいさ。
敵の敵は味方だからな。
ブツは持ってきたんだろ?

Karababa : キング、あの箱を……。

Gurfurlur : カロ、
アロ、マルオ、ウウキ?

Megomak : サカナアエチ、
エミオフ、ソゴッチラ!

Gurfurlur : アロ、
エミオユラ、タユア。ワソロラノ……。

Megomak : 給料は、たらふく払って
やってるのにな。強欲なやつめ……。

Karababa : さぁ、内輪モメも
お済みのようですし、約束どおり
胚を渡してくださいますこと?

Megomak : ……いいぞ。
Megomak : 持ってけ……
こいつが、その胚のなれの果てだぜ!
Megomak : 行けっ!
キマイラ13!!



(Decorative Bronze Gateを調べる)

『特使の御楯』でバトルフィールドに突入!
現在このエリア内にいるパーティメンバーのうち
自分を含めた6人がバトルフィールドに入れます。
制限時間:30分
現在の『特使の御楯』ベストタイム:[Number]分[Number]秒
記録保持メンバー:[PC Name]ほか[Number]名


Karababa : ……あらあら。
ありきたりな展開ですこと。
Karababa : わたくし、
あくびが出ますわ。

Karababa : さあ!
かかっていらっしゃい!

…………………………………………………………………………………………


Karababa : オーホッホッホッホッホッホッ!

Karababa : オーホホホ!
オーホホホ!
オーホホホホホホ!!

Karababaは、フレアIIを唱えた。
Karababa : 火ダルマになるがいいですわ!

Karababaは、フリーズIIを唱えた。
Karababa : 氷像にしてさしあげますことよ!

Karababaは、トルネドIIを唱えた。
Karababa : コマ切れにして
お夕飯の具材にしてあげますわ!

Karababaは、クエイクIIを唱えた。
Karababa : 撲殺って
とっても素敵な響きですわ!

Karababaは、バーストIIを唱えた。
Karababa : 雷撃で
消し炭にしてさしあげますわ!

Karababaは、フラッドIIを唱えた。
Karababa : 窒息って
と~~~っても苦しいんですわよ!

Karababa : ち……

Karababa : く……

Karababa : つぅ……

Karababa : あ、ありえないですわ。

Karababa : [Your Name]!
そこの木偶の坊!
さっさと回復魔法をお使いなさい!

Karababa : [Your Name]!
ほら、回復魔法をお使いなさい!
ホントに気が利かない人ですわね!

Karababa : [Your Name]!
回復魔法ですわ、回・復・魔・法。
少しは役に立ちなさいな。

Karababa :    ブ   チ   
Karababa : わたくし、ブチ切れましたわ。

Karababa : オーホホホホホホ!
なんて他愛ないんでしょう!

>>Karababaエスケプ
+ ...
Karababa : 役立たずの盾ですことね。

>>戦闘不能時
+ ...
Karababa : ……ゴミ以下ね。

…………………………………………………………………………………………

キマイラ13は息を乱している。

キマイラ13は息を整えた。

[Your Name]は、Khimaira 13を倒した。


千古の渦紋 << 特使の御楯 >> 宴遊の終幕

■関連項目 アトルガンミッション , アトルガン白門
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最終更新:2014年12月01日 10:47
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