天涯の娘

In the Name of the Father
リリゼットは、父を救うために、今後も
「黒白ネコ」を追うつもりらしい。
ケット・シーを誘き寄せるため、彼女と共に
「嘆きの涙」を減らしていこう。


ラヴォール村〔S〕


Aquila : ……う、うう。
Aquila : うわぁぁぁぁん!!
僕のガラリグが~!
Aquila : うゎぁぁぁん……

Haudrale : やれやれ……
こうなると、アクウィラは
子供に戻ってしまうものでね……。

Lilisette : !?

Aquila : うゎぁぁぁん……

Haudrale : 立ちな。
リリス様に報告するぞ?

Aquila : ……ぐすっ。

Haudrale : では、またいずれ……

Lilisette : ……ま
Lilisette : まちなさいっ!
なんなの、あんたたちっ!

Haudrale : …………。
Haudrale : ……ご覧じろ。
Haudrale : 虚に非ず。
ここに、すべてがある。
善も悪も、聖も邪も……
Haudrale : 真実も……

Lilisette : なんの手品よ……?

??? : ……ご覧じろ。

??? : 虚に非ず。
ここに、すべてがある。
善も悪も、聖も邪も……

??? : 真実も……


Lilisette : い、今のは
いった……い……?

…………………………………………………………………………………………

??? : …………リリゼット……
……リリゼット…………

Lilisette : ……待って……
……ねえ……待って……
わたしは……ここよ……いかないで、おねがい……

Portia : ……リリゼット!
Portia : ……ああ、よかった!
団長、リリゼットが目を覚ましました!

Lilisette : …………ポーシャ。
よかった、無事で……。

Portia : もう、リリゼットったら。
人のこと、心配してる場合じゃないでしょ?

Mayakov : どうやら
だいじょうぶみたいね。

Portia : びっくりしたんだから。
あなたたち、急に倒れちゃって……

Mayakov : ラジュリーズさまに
手伝っていただいて、なんとか
ここまで運んできたのよ。

Lilisette : ……?
ラジュリーズさまは?

Portia : それが……。

Lilisette : !!
ま、まさか……

Mayakov : だいじょうぶ、息はしてらっしゃるわ。
けど……あなたたちを運んだ後
そのまま、倒れてしまわれて……

Portia : あなたたちを
運んでいるときは、冗談まで言ってたのよ。
だから、まさか、あんな……

Lilisette : お……
Lilisette : ……おとうさんッ!!

Portia : お、おとうさん?

Lilisette : おとうさんが……
おとうさぁぁぁん……!!

Mayakov : リリゼット?
大変、どこかで頭でも打ったかしら?
見せてごらんなさい。


Lilisette : …………。
Lilisette : ……星の大樹
枯れてたの……。

Portia : え? 星の大樹?
なんのこと?

Lilisette : [Your Name]は
見た? あの……

Ragelise : ……惑わされるな。
や、ヤツら、親衛隊は人をたぶらかすのが上手い。
Ragelise : フ、フフ……ぐぅっ……

Portia : ラジュリーズさま!

Ragelise : …………

Portia : また、気を失われたみたい……。
ああ、いったい、どうしたら……

Mayakov : すぐに王都にお運びしましょう。
施療院もあるし、十分な治療が受けられるはずよ。

Lilisette : ダメ! この傷は、体が
弱るほど、どんどんその人を蝕んでいくの。
今、旅をさせたら、きっと体力が持たない。

Mayakov : リリゼット?
あなた、この不気味な傷について
何か知っているのね……?

Portia : じゃあ、修道院に運びましょう。
あそこなら、薬草に詳しい修道士がいるはず……。

Mayakov : いいわね?
リリゼット。

…………………………………………………………………………………………

Lilisette : ……ねえ、[Your Name]。
もう、とっくに気づいてる……?
Lilisette : ……そう、わたしも
あんたと同じ冒険者なの。
未来から来た、ね……。
Lilisette : ……そして
あの鉄鷹騎士隊長は、わたしの父
バルマ家のラジュリーズ……。
Lilisette : これから10年ほど後
あの傷……いいえ、あの呪痕が
原因で命を落とす運命なの……
Lilisette : だから、わたしね。
ここが過去の世界だって知ったとき
真っ先に考えたの……。
Lilisette : 父は、ジュノ攻防戦で
その呪痕をつけられたって、母から聞かされてた。
だから、そこにさえ、父を行かせなければ
きっと、負傷を阻止できるだろうって……。
Lilisette : だって、この世界で
起きたこと……ううん、これから起きることを
わたしは歴史として、知ってるんだもの。
Lilisette : ……でも
結局、助けられなかった……。
Lilisette : きっと歴史が変わってきてるのよ!
だって、おとうさんの日記にはラヴォール村に行った
話なんて、まったく記されてなかったもの。
Lilisette : …………。
Lilisette : やっぱり、あの黒白ネコが……!
Lilisette : あの獣人も、わたしみたいに
歴史を変えようとしてるんだわ。
しかも、獣人血盟軍にとって有利な歴史に……。
Lilisette : 見てらっしゃい!
絶対に、あのネコをふんじばって、
今度はこちらのいいように使ってやる!
そして……
Lilisette : おとうさんを
なんとか、助けてみせるわ!
Lilisette : ……ところであんたは、
これからどうするつもり? まさか
あの黒白ネコとの約束を、守ろうっての?

選択肢:これからどうする?
  世界の嘆きの涙を減らす
  世界を大戦の悲しみから救う

Lilisette : ……だーかーら!
それあのネコに言われたことじゃない!
こんだけ、わたしが話してるのに、あんたは!
Lilisette : ……と、待てよ。そっか!
そういうことね。とりあえず
あのネコの言うことを聞いてるフリしてれば……
Lilisette : あいつは、きっとまた
のこのこ、わたしたちに、接触してくる……
そういうこと、ね……?
Lilisette : 冴えてるじゃなーい!
あんたのこと、気に入ったわぁ!
Lilisette : フッフ~ン♪
わたしたち、いいパートナーになりそうね!
Lilisette : さあて、そうと決まれば、
あのネコの現れそうな場所で
いっちょ派手に暴れてみせて……
Lilisette : 「嘆きの涙」とやらを
減らしてみせようじゃない!
フ……
Lilisette : フフフフフフフフフフフ……。

…………………………………………………………………………………………

Cait Sith : ……マガーツ、ボシーの
あるトコロー♪
Cait Sith : アーカツキーの
シンペイさんが、おりたちてー……

Cait Sith Coig : オイオイ!
ヌーイ(Naoi)!
預言詩なんか歌ってる場合じゃないゼ!

Cait Sith Seachd : コーキ(Coig)ちゃんの
言うとおりだよ。オカシいじゃないか。
アイツら、どうやって、この世界に来たのさ?

Cait Sith Tri : ねえ、ケッヘ(Ceithir) ?
ヒョットして、ヒョットして……
アトモスをとおってきた、なんてことは?

Cait Sith Naoi : はっ!!

Cait Sith Ceithir : にゃははははは!
トジマリを忘れたんだろ?
Cait Sith Ceithir : ヌーイは
いっつもテギワが悪いからな!
ありそうなハナシだ!

Cait Sith Naoi : ンまあ、シツレーね!
だいいち、プロジェクトは、アタクシたち
みんなのおしごとですわよ!

Cait Sith Aon : たしかに、ワレワレは個であり全だ。
しかしそれは、きちんとプロセスが
予定どおり実行されて、のハナシ……。

Cait Sith Dha : ダイタイさぁ、なんだっけ?
シンペー? 正気とは思えないネ~。

Cait Sith Naoi : アーン(Aon)!、ダァー(Dha)!
アータたちったらほんと、文句ばっかりね!
フゥゥゥゥゥッッッ!

Cait Sith Seachd : ウルサい!
ウルサいウルサいウルサーーい!!
Cait Sith Seachd : シズかに……
トゥリ(Tri)がなにか、言おうとしてる。

Cait Sith Tri : ねぇ……
ミンナ、大事なことを忘れないで……
Cait Sith Tri : アーン(Aon)も、オフク(Ochd)も
なんどもアブナイめにあってる、
ぼやぼやしてるばあいじゃないよ……?

Cait Sith Ochd : うん、シッポつかまれて
捕まりそうになったんだよぅ!
こわかったぁ……

Cait Sith Tri : ほ、ほんと?
だ、だれかがボクたちのプロジェクトを
ジャマしようとしてるのかな……?

Cait Sith Naoi : そういえば……
Cait Sith Naoi : この間から
アタクシのことをネコよばわりして
捕まえようとしている小娘がいるわ。

Cait Sith Coig : ナ、ナンだって!?
オレら、誇り高き
ケット・シー族をネコ呼ばわりだと!

Cait Sith Seachd : アヤしいね、そいつ……

Cait Sith Tri : アヤしい……

Cait Sith Ceithir : にゃはははは!
なにをぼさっとしている! 絶対、クロだ!
ソイツは何か企んでるぜ!

Cait Sith Naoi : でしょっ? ですから
みなさん、あっちは頼みましたわよ。
アタクシは、その小娘と手下を見張りますわ!
Cait Sith Naoi : がんばるわよン!!

Cait Sith Coig : ハーイ!

Cait Sith Naoi : 決まったわね。
じゃあ、以上よ!!


称号:往代を巡りし者

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■関連項目 アルタナミッション , ラヴォール村〔S〕
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最終更新:2014年10月16日 18:22
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