騒乱の行方

Storm on the Horizon
依頼者:
 クララ(Klara)
  / バストゥーク商業区・大工房入口
依頼内容:
 フォルカーと一緒に
 カルスト鉱務大臣のあとを追ってほしい。


バストゥーク商業区〔S〕


Five Moons : ガルカ諸君、栄光の民よ……
今また、ヒューム政権の悪しき因習が繰り返され
ある者が正義の名の下に裁かれんとしている……
Five Moons : 知っているなら
私に教えてくれないだろうか?
その無辜の同胞……否、英雄の名は!?


 ペイルイーグルッ!!

Five Moons : そのとおり!
ウェライやグンパの如く、ペイルイーグル閣下に
濡れ衣を着せてはならない!

 そうだ! そうだ!

Five Moons : ありがとう、諸君!
Five Moons : われわれは……
われわれは、ついに立つべき時がきたのだ!
Five Moons : かつて、たったひとりで
強大なヒューム権力に戦いを挑んだ
かの英雄「黒鉄の旋風」のように!!

 うぉおおぉぉおぉおぉっ!!!

Dieter : 貴様ら、何をしているか!?
戒厳令により、許可なき集会は禁止されている!
Dieter : リーダーは貴様だな?
即刻、散会せよ! さもなくば……
Dieter : ん?
Dieter : 貴様、見たことがあるぞ!
たしか、ミスリル銃士の……
こんなことをして、ただですむと思ってるのか!?

Five Moons : 見たまえ、諸君!
Five Moons : これがヒュームのやり方だ。
口では法だ、平等だ、と言いながら
その手にはどうだ? いつも剣がにぎられている!
Five Moons : 思い出してみたまえ。
彼ら憲兵が、ウェライとグンパを収監し
ペイルイーグル閣下の秘書を拘束した、やり口を!!

Garlbrei : くそっ、憲兵めっ!

Dunbaff : 俺たちの議長まで
犯罪者に仕立てようったって、そうはいかねぇぞ!

Dieter : な、なんだ、お前たち!
抵抗すれば、全員しょっ引くぞ!


??? : ……茶番は
そこまでにしておけ。

Five Moons : おお、ザイドか!
遅かったな。待っていたぞ!
Five Moons : !?
Five Moons : ザイド、なんの真似だ!

Nicolaus : 残念です。ファイブムーンズ。
あなたを煽動罪および誣告罪で
逮捕しなくてはなりません。

Five Moons : 誣告罪!?
馬鹿な! 無実のペイルイーグル閣下を
告訴しようとしている者こそ、罪に問われるべきだ!
なあ、そうだろう、ザイド?

Zeid : …………。

Five Moons : ザイド……?

Dieter : やれやれ、困ったものだ。
銃士諸君。こいつは君らの身内だろ?
この件は、きっちり上に報告させてもらうからな。


Nicolaus : ご随意に……。

Dieter : 無論、こいつの身柄は
われわれが預からせてもらおう。

Five Moons : ザイド!
お主には、ガルカ族の誇りがないのか!

Zeid : ……ほう、誇りだと?
職務への誇りならあるが。

Five Moons : 貴様ぁっ!!

Derek Karst : おいおい
工房内まで響いておるぞ。
いったい、なんの騒ぎなのだ?


Dieter : これは、カルスト閣下。
お騒がせして申し訳ございません。
この者が、ガルカ族の若者を煽動しておりまして。

Derek Karst : ほう、それは穏やかではないな。

Five Moons : …………。

Derek Karst : うん?
君には見覚えがあるぞ。
たしか、ミスリル銃士隊のファイブ……

Five Moons : ガラッグだ!
Five Moons : 聞け、カルスト。もし
貴様のかけた嫌疑で、無実の閣下が
収監でもされてみろ。たとえ、俺が捕まっても、
第二、第三の者が必ず貴様を……

Dieter : 無礼な!

Five Moons : くっ……!

Derek Karst : よさぬか!
容疑者への暴行は禁止されておるはずだぞ。

Dieter : ……御意。
ですが、閣下。
こやつらを甘やかすと、ろくなことになりませぬぞ。

Derek Karst : ガラッグとやら。
Derek Karst : このデレク・カルスト、
君に約束しよう。一度、ペイルイーグル氏と
会見し、真実を己が目で確かめてみることをな。

Five Moons : …………。

Dieter : よし、連れていけ!

Nicolaus : あ、[Your Name]さん。
Nicolaus : 見苦しいところを
見られてしまったようですね。
Nicolaus : 実は、
ベルナー軍務大臣が暗殺された件で
共和国防会議のペイルイーグル議長に
嫌疑がかけられているんです。
Nicolaus : それで、われわれ銃士隊にも
内々に調査命令が下ったんですが……
Nicolaus : ファイブムーンズのやつ、ある日
急に議長の無実を強固に主張し始めましてね。
銃士隊本部から姿を消したと思ったら、
この有様です。

Zeid : ……ニコラウス、
無駄口はよせ。
Zeid : そんなことより
ファイブムーンズの変説。
なにか、心当たりはないのか?

Nicolaus : ええ、それなら
すでに調べはついてます。彼の部屋に、
最近流行りの本が置いてありましたよ。

Zeid : 本……だと?

Nicolaus : 数年前、
首府を騒がせた暗殺者の追跡ルポです。
『黒鉄の旋風』というタイトルの。

Zeid : …………。

Nicolaus : どうも最近、その本の主人公……
過激グループの犯人が、ガルカ族の若者に
神格化されているみたいなんですよ。

Zeid : 殺人鬼を英雄扱いするとは
困ったものだ。行くぞ。

Nicolaus : では、[Your Name]さん、
ぼくもこれで。


バストゥーク商業区〔S〕 / 大工房入口


Gentle Tiger : ああ、君か。
クララ隊長を探しているのか?
Gentle Tiger : だったら、いま接客中だ。
……誰だと思う? カルスト閣下だよ。
Gentle Tiger : 誰も通すなと
厳命されてはいるが……
まあ、君なら問題ないだろう。

Klara : ……無茶です!
Klara : たった、おひとりで
ペイルイーグル議長とお会いになるなど……
氏の疑惑、晴れてはいないのですよ?

Derek Karst : だが、私は
ガルカ族の若者……君の部下に約束したのだ。
ペイルイーグル氏から直接、話を聞くとね。

Klara : ……わかりました。
どうしても行かれる、とおっしゃるなら
せめて、この私に道中の護衛をお命じください。

Derek Karst : ありがたいが、断る。
彼と腹を割って話すために、わざわざ会見場所を
ゼーガムの丘にした意味がなくなってしまう。

Klara : 閣下、この戦時下です。
グスタベルグといえど、安全では……

Derek Karst : 百も承知だ。
いいね。このことは、くれぐれも内密に頼むよ。
Derek Karst : 君もな。

Klara : 閣下……。

Volker : 隊長!
ファイブムーンズが憲兵に
連行されたというのは本当ですか!?

Klara : ……残念だが、本当だ。

Nicolaus : 彼の強情には、あきれたものです。
捕縛されてから、一言も発していないんですよ。
あれでは、自ら罪を認めるようなものですね。

Volker : くそっ!

Zeid : フォルカー、どこに行く?

Volker : ファイブムーンズに会う。
そして、ヤツをひっぱたいて、連れてくる。

Nicolaus : やめたほうがいいです。
収監してるのは、石頭で有名な憲兵隊。
隊長にだけは、面会を許可すると言っていますが
彼を帰す気なんて、連中には毛頭ありませんよ。

Volker : では、隊長が……

Klara : 誣告罪は重罪。
私は憲兵に、彼の銃士除名を迫られるだろう。
Klara : ファイブムーンズが黙秘を続ける以上、
私にできることは限られている……。

Zeid : 放っておけ、フォルカー。
やつは殉教者か何かにでもなるつもりだ。
死にたがるやつを無理に生かす必要はない。

Volker : ザイド、お前!!

Nicolaus : ……ん?
待ってください。
Nicolaus : 隊長。
ペイルイーグル氏の潔白を証明できれば
少なくとも、もっとも重い誣告罪だけは
免れるのでは?

Klara : ……!
Klara : [Your Name]殿。
ひとつ、私の頼みを聞いていただきたい。
Klara : フォルカーと一緒に、
カルスト閣下のあとを追ってほしいのです。

Volker : 隊長……?

Klara : わが共和国の法では
当事者と接点のない、第三者の状況報告は
重要な参考証言と定められている。
Klara : ゼーガムの丘で行われる
カルスト閣下とペイルイーグル氏の会見……
Klara : もし、氏が無実を証明し
2人が手討ちとなるならば、第三者であるあなたが
現場に立ち会うことで、ファイブムーンズを
救えるカギとなるかもしれない……。

Volker : 隊長!

Klara : お前もすぐに出発しろ、フォルカー。
やはり、閣下だけで行かせたのは間違いだった。
いざとなれば、命に代えても閣下をお守りしろ!

Volker : ハッ!

Klara : 私も
ファイブムーンズに面会後、すぐに向かう。
頼みましたよ、[Your Name]!



Gentle Tiger : ん? カルスト閣下なら、
ペイルイーグル氏と落ち合うため、
北グスタベルグのゼーガムの丘に向かわれたぞ。


北グスタベルグ〔S〕


(Monumentを調べる)


Derek Karst : すまない。
ペイルイーグル君。
すっかり、待たせてしまったようだね。
Derek Karst : いや、先日
ガルカの若者に教えられてね。
一度、貴君とあって話をしてからでも遅くは……

Derek Karst : な、何の真似だ!?

Volker : やめてください、議長!

Derek Karst : ……?
Derek Karst : ペイルイーグル君!


Volker : カルスト閣下!
ペイルイーグル議長!
大丈夫ですか!?

Derek Karst : 私はなんともない。
だが、ペイルイーグル君が刺されたようだ。

Volker : 議長!

Pale Eagle : ……心配するな。
このくらい、なんともない……。
Pale Eagle : ……か、カルスト閣下。
いまは国内で争っている場合ではない。
き、貴殿が望むなら、職を辞す用意はある。
Pale Eagle : ……だ、だから、いまは……

Derek Karst : みなまで言うな。
ペイルイーグル君。すまなかった。
君の潔白は、いま身をもって証明されたぞ。

Pale Eagle : …………。

Derek Karst : しっかりしたまえ。
ペイルイーグル君!

Nicolaus : 心配ありません。
急所は外れているようです。

Klara : 施療所に搬送できるか?

Nicolaus : いえ、それは危険です。
トンベリは、毒を使ったようです。解毒処置をして、
しばらく安静にしてからでないと……。

Volker : ……あの、隊長。
ファイブムーンズは?

Klara : ……彼は脱走した。

Volker : な!?
Volker : ……あのバカ野郎!!!
じゃあ、ここで誣告罪が晴れても……。

Klara : ああ、そうだ。
いま、ザイドが必死に捜索にあたっているが、
まだ手がかりすらない。

Derek Karst : ファイブムーンズ……。
あのガルカの若者の話だね?
Derek Karst : 彼のおかげで、
私はペイルイーグル君と和解できた。
なんとか彼の罪が軽くなるよう、
私からも働きかけてみよう。

Klara : ありがたいお言葉です。
Klara : ならば、なおさら
憲兵より先に彼の身柄を確保しなければ……。
どんな罪を追加で着せられるか、
わかったものではない。

Volker : グロウベルグ……
そうだ、グロウベルグかもしれない!

Klara : なに?

Volker : あの山に、ガルカ族が
アンティカの乱の犠牲となった祖先を祀っている
場所があります。
Volker : ガルカの成人は
大事をなさんとする時、必ずそこで
祖霊に報告するのだ、とファイブムーンズが
言っていたのを思い出したんです。

Klara : ……なるほど。
確かめてみる価値はありそうだ。
Klara : フォルカー、
ここは私とニコラウスに任せて、
すぐにグロウベルグへ!

Volker : ハッ!
Volker : [Your Name]、
君も一緒に来てくれ!



(Monumentを調べる)

碑石には文字が書かれている。
「偉大なパルブロ鉱山初期開拓者を称える。
 彼らの魂は雄大なグスタベルグと共に」


バストゥーク商業区〔S〕 / 大工房入口


Gentle Tiger : 憲兵隊に収監されていた
ファイブムーンズさんが脱走したんだ!
Gentle Tiger : 今こそ、探偵助手としての
君の手腕が問われるときじゃないのか?
早く見つけだしてくれ!


グロウベルグ〔S〕


(???を調べる)

Werei : ……残念だが
私はその計画に賛同できん。
われらが血を流すべき相手は、ヒュームではない。

Five Moons : 老いられましたな、ウェライ。
あなたを尊敬していましたが、そのような
事なかれ主義では、世の中は変えられません。
Five Moons : いま、時代を作るのは
大義のために命を捨てられる者たちなのです。
そう、あの「黒鉄の旋風」のように!

Five Moons : 諸君、準備はいいか!?

 おーっ!

Volker : 待て、ファイブムーンズ!

Five Moons : フォルカー!?
なぜ、ここが……。

Volker : ペイルイーグル氏の嫌疑が晴れるぞ。
カルスト閣下が、尽力してくださるそうだ。

Five Moons : なに?
罷免を要求していた、あのカルストがか?

Volker : ああ、お前に
説教されたのが、相当効いたようだ。

Five Moons : 俺の言葉が……。

Volker : あとは、お前だ。
とりあえず、銃士隊本部に戻ろう。
なに、隊長がなんとかしてくれるさ。

Five Moons : ……フォルカー。
ペイルイーグル閣下の件は
大きな事件の中のひとつにすぎない。
政府も軍も銃士も、なにも変わっちゃあいない。
Five Moons : われわれは
もう止まることはない……できないんだ。
すでに、新しい旋風は吹き始めているのだから!

Five Moons : 諸君、行くぞ!

Volker : ファイブムーンズ……!
Volker : くそっ!
俺はどうすれば……。

Werei : ……フォルカー君。
彼らは密かに街に戻った後、虚をついて、国や軍の
主要施設を封鎖し、一気に政権を奪取するつもりだ。

Volker : なに!?
Volker : ……だが、
なぜ、その計画を私に?

Werei : ガルカ族とヒューム族。
もし、どちらか一方の血が
内乱で流れれば、国家百年の禍根となろう。
頼む。首府に戻り、彼の計画を止めてくれ。

Gumbah : 何かあったときのために、
これを持っていくといい。

イカロスウィングを手にいれた!
イカロスウィング
TPを瞬時に上昇する人工翼。
肩の筋肉を酷使するため、連続使用できない。

Volker : わかった。
あなた方の協力、感謝する。
Volker : [Your Name]、急ごう!



(???を調べる)

特に何もないようだ。


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最終更新:2015年05月23日 20:45
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