真紅のグリモア

依頼者:
 アーリーン(Erlene)
  / エルディーム古墳
依頼内容:
 露見したウルブレヒトの狂気。
 彼の行方のカギは、
 師、シュルツが握っている……?
 シュルツを捜さなければ!


エルディーム古墳〔S〕


Erlene : 来てくれたのね、[Your Name]。
その後、捜査は連合参謀本部預かりになって
例の黒衣の男たちが、陣頭指揮をとっているの。
Erlene : 犯人はあなたの証言どおり、
ウルブレヒトと断定されたわ……。
Erlene : あたしも連合参謀本部に
出頭を求められて、こんなことを言われたの。
Erlene : 「戦乱の世である
現在は軍学者の知恵と知識が入用だ。
いわば、君らは必要悪だ。だが……」
Erlene : 「この戦乱が
終息すれば、君ら軍学者はおそらく
表舞台には立てなくなるだろう」って。
Erlene : 覚悟はしてたつもりだったけど……
やっぱりショックかな。
Erlene : ……さて、と!
感傷に浸るのは早かったわね。
Erlene : まだ、事件は終わってない。
同門の過ちは同門が正さないと!
Erlene : あたしね。
実は、彼の行方のカギは
シュルツ先生が握っていると思うの。
Erlene : [Your Name]、覚えてる?
ほら、シュルツ先生が姿を消して、
あなたが見つけてくれたときのこと。
Erlene : あのとき、
あなたは先生から封書を預かり、
それをウルブレヒトに渡した。
Erlene : それからしばらくして
魔道士の連続失踪事件が始まった……
Erlene : きっと、先生ならなにかを知っている。
……いいえ、知らなくても、見つけてくれるわ。
Erlene : でも……
先生ったら、相変わらず旅の空なのよね。
Erlene : だから、[Your Name]。
あなたにも先生を捜してほしいの!
Erlene : 今回はほら。
以前にも先生を見つけたことがある
例のニコラウスも、協力してくれるそうよ。
Erlene : あ、そうそう。
彼からあなたに言づてがあるんだった。

  「なんらかの意図をもって行動するとき、
  先生は必ずヒントを残しています。
  それを探してみてください」

Erlene : ……だそうよ。
ほら、あなたが先生を見つけた場所。
そこに、なにか先生はヒントを残しているかも。
Erlene : まず、あなたはそこをあたってみて。
あたしは別の心あたりを捜してみるから。


パシュハウ沼〔S〕


(Indescript Markingsを、晴天の時に調べる)

1通の封書が落ちている……。

だいじなもの:宛名のない封書を手にいれた!
宛名のない封書

中に1枚の手紙が入っている。
 密に魔を宿せし生血を糧とし
 真の戦術魔道大典は育まれん。

 其が名は…………


エルディーム古墳〔S〕


Erlene : 封書が落ちてたですって?
Erlene : ……ふぅん。
宛名も差出人も書かれてないなんて……ん?
Erlene : これ、魔法で封じた親展だわ。
だって、この封蝋、呪紋が押されているもの。
Erlene : ……でも、
拾う可能性があったのはあなたぐらいよね。
ひょっとして……あなた宛だったりして?
Erlene : あたしにも見せて……。
Erlene : 間違いない、先生の手紙よ。
わざわざ、文を鏡文字で書く人なんて
先生しかいないもの。
Erlene : でも、この文面……
どういう意味かしら……?

  「密に魔を宿せし生血を糧とし
  真の戦術魔道大典は育まれん。
  其が名は『真紅のグリモア』と云ふ。
  然れども、其が血
  塵界の魔に穢れしままなれば
  ただ大典を濡らし、徒に魔文字を滲ますのみ。
  汝、真の大典を欲さんと
  願うならば『退魔の秘石』が溶け出でし
  源泉を見出し、其が穢れを濯ぐ要あり」   

Erlene : ……真紅の……グリモア?
Erlene : ……聞いたこともないわ。
あたしたちが使ってるグリモアと
いったい、なにが違うというの?
Erlene : それに、この冒頭の
密に魔を宿せし「生血」って……。
Erlene : ……まさか?
ああ、そんな……。
なぜ、どうして、先生はこんな手紙を……。
Erlene : なにを考えてるの、先生?
いったいなにがしたいの、ウルブレヒト?
あぁ、頭が……頭がどうにかなりそう……。
Erlene : …………。
Erlene : ……[Your Name]、聞いて。
Erlene : ひょっとしてこの手紙。
あなたがウルブレヒトに届けた封書と
同じ文面なんじゃないかしら。
Erlene : これはあたしの憶測だけど
彼が事件を起こした発端は、
ひょっとして先生が……。
Erlene : ううん、まさか……ね。
Erlene : それより、これ。
ウルブレヒトに渡した封書と同じだと
仮定すれば、彼を捜すヒントになりそうよ。
Erlene : ほら、ここ。
「退魔の秘石」って書いてあるでしょ。
これ「銀の原石」のことじゃないかしら?
Erlene : ふふ……なぜって?
むかし、ウルブレヒトが耳飾りをくれたとき
教えてくれたの。
Erlene : 銀には魔除けの効果があるって。
Erlene : そして「源泉」……
銀の鉱脈があって、水が湧き出している所……。
あたし、一ヶ所だけ知ってるわ。
Erlene : 「ルホッツ銀山」よ。
……ウルブレヒトは、そこにいるんじゃなくて?
Erlene : ねえ、[Your Name]。
この手紙、あたしに預からせて。まだ
なにかヒントが隠されていそうな気がするのよ。
Erlene : ……ん?
早速だけど、この端っこの小さな文字……
戦術魔道「式」じゃない。
Erlene : しかも、いままで
見たこともないほど、複雑で難しい「式」。
Erlene : ……あなたには
まだ、わからないだろうけど
念のため、いま写しを渡しておくわね。
Erlene : それと……
まだ問題が残ってるわね。
Erlene : あたしの知ってる
ルホッツ銀山の入り口は、グロウベルグ会戦の後
安全のために閉鎖されたってことよ……。
Erlene : どうすれば……。
Erlene : そうだわ!
式よ! さっきの戦術魔道式!
座標らしき数値が含まれていたし
おそらく、銀山への移送式なのよ。
Erlene : あたしの推論が正しければ
その式と呼応する戦術魔道式が
グロウベルグのどこかに記されているはずよ!
Erlene : あなたは、その式を探して!
きっと、ルホッツ銀山へと侵入できるはずよ。
Erlene : あたしは、急いで
このことを連合本部に伝えるわ。
人手を出してくれるかもしれないから。

だいじなもの:移送魔道式の写しを手にいれた!
移送魔道式の写し

アーリーンがメモから写しとった
移送の魔道式。
同じものが、グロウベルグに
あるらしいが……。

>>BFに敗退した場合
+ ...
Erlene : ええっ!
あの戦術魔道式をなくしちゃったの!?
……先生の手紙を預かってて正解だったわね。
Erlene : しょうがない。
もう一枚、書き写して……って
ベラムを切らしてたんだったわ。
Erlene : うぅん、まいったなぁ……。
ねぇ、[Your Name]、あなた持ってない?



Erlene : あの式を
書き写してあげたいけど
ベラムを切らしてるから無理なの。
複雑な記号も多いし、上級紙じゃないと……。
Erlene : 最近ドタバタ続きで
補充もままならない状態だったから……。
[Your Name]、あなた持ってない?



(Erleneにベラムをトレード)

Erlene : ベラムね。
待ってて。すぐに先生の手紙と同じ
戦術魔道式を書き写してあげるから。

だいじなもの:移送魔道式の写しを手にいれた!


グロウベルグ〔S〕


(_を調べる)

  壁面に複雑な数式らしきものが
  びっしりと落書きされている……。

  移送魔道式の写しの文字が輝き始めた!

Ulbrecht : ……[Your Name]か。
ここを嗅ぎつけた知力は、軍学者として
誉めてやらなくもないけど……しつこい奴だな。
Ulbrecht : 偉大なる戦術魔道大典が
間もなく完成するんだ。悪いけど
弟弟子くんの勉強を見てやるヒマはないんだよ。
Ulbrecht : ……と諭したところで
おとなしく去るような奴じゃなかったよな?
Ulbrecht : 仕方がない。
兄弟子として胸を貸してやろう。
Ulbrecht : 敬意と感謝を学んで……死ね!



(Indescript Markingsを晴天の時に調べる)


ルホッツ銀山


Ulbrecht : くく、祈りは済んだのか?

Ulbrecht : ふん、バカが。
身のほどを過ぎた探究は身を滅ぼすってことさ。
あーっはっはっは!!

Ulbrecht : こいつに耐えられるかな?

Ulbrecht : 究めし魔道の力、
その身で思い知るがいい。

Ulbrecht : ハハッ!
なかなかやるじゃないか!
僕もちょっと本気を出してやるよ!

Ulbrecht : バッ、バカな……!?


グロウベルグ〔S〕


Ulbrecht : はぁっ……はぁ……。
くそっ、この僕が、なんてザマだ。
Ulbrecht : 戦術にこだわっている場合じゃないな。
悪いね、[Your Name]。
僕は、こんなところで終わるわけには……
Ulbrecht : いかないんだよっ!!
Ulbrecht : はっ、ははは……!
見ろ、これが真の戦術魔道大典
「真紅のグリモア」だ!
Ulbrecht : 魔道の血にて
編纂されし「全知」なる大典……
これがあれば……これがあれば、僕は!
Ulbrecht : さぁ、グリモアよ!
我が学究に応え、頁を開け……
Ulbrecht : 僕の頭脳に森羅万象を授けろッ!!

Ulbrecht : ……!
Ulbrecht : なっ、なんだこいつは!?
Ulbrecht : バカなっ、ありえない……!
こ、こんなこと、こんなッ……!?
Ulbrecht : うおぉぉおぁあああぁぁ……。

??? : ……やれやれ
森羅万象の叡智など幻想にすぎないのに……。
Schultz : 己を知ることは、
軍学の基礎中の基礎ですよ。
Schultz : 「生兵法は、大ケガのもと」
……そう教えましたね? ウルブレヒト。
Schultz : 人は己が至らぬを知るとき
そこに進歩が生まれ、発展するものなのです。
Schultz : たとえ、全知なるものが存在し
手に入れることができたとしても
君は人として終わっていたでしょう。
Schultz : ふぅ……それにしても
グリモアの叡智の魅力に抗えず、
自らもその頁となる……。
Schultz : ある意味、君は
夢をかなえたのかもしれませんね。

Ulbrecht : せ、先生……
僕は……僕は、あなたに近づきたかったんだ。
たとえ、その正体がなんであ……

Schultz : ……やれやれ
盤外戦術がすぎたようです。
Schultz : 十数年かけた
大手合でしたが、そろそろ投げ場ですね。

??? : らしからぬ
無理攻めだったではないか。
……投了するつもりか?

Schultz : 今回は指運が
なかったとしておきましょう。
兵は引き際が肝心ですから。
Schultz : なに、ビフロンス卿を
退屈はさせませんよ。
Schultz : 次の対局は
もう始まっているのですから。

Count Bifrons : ほほう、それは
楽しみなことだ。して、棋客は?

Schultz : さあ、我が高弟アーリーンか。
あるいは彼女と……ウルブレヒトが
生み出した、新手の気鋭の指し手かもね……。
Schultz : [Your Name]。
いずれ、近いうち……
Schultz : そうですね。数年後か、
あるいは数十年後かに相まみえましょう。
もう、手合いは始まっているのですから……。

??? : そこを動くな。
ジュノ大公親衛隊だ。
Nag'molada : また会いましたね。
悪いが、諸君らは魔道士連続失踪事件の
重要参考人なのです。

Nag'molada : そこに倒れているのが
本件の首謀者と目される共和国軍
作戦参謀長ウルブレヒト・ゼークト……。
Nag'molada : そして、その師
グンサー・シュルツだな。相違ないか?
Nag'molada : どうだ?

Carrel : 死亡しています。
目立った外傷も毒物反応もありません。
おそらく、弱体魔法によるものかと……。

Nag'molada : ……ふむ。なるほど。
Nag'molada : あの本……
兵には手を触れさせるな。
おそらく今回の事件の元凶だ。

Dillon : はっ!
しかし、たった1冊の本が……ですか?

Nag'molada : 魔具を見た目で判断するな。
Nag'molada : 禁書として厳重に封を施し
なんぴとも目を通せぬよう
大公宮宝物庫にて保管するのだ。
Nag'molada : それから、軍学者
アーリーンの拘束は解いてやれ。
彼女はシロだ。……ただし、監視は怠るな。
Nag'molada : そこの君。ご苦労だった。
捜査協力に感謝する。
Nag'molada : ……が、後の処理は
我々で行う。早急にここを立ち去りたまえ。


エルディーム古墳〔S〕


Erlene : ああ、[Your Name]。
無事でなによりよ……。
連合参謀本部の捜査官から話は聞いたわ。
Erlene : …………。
Erlene : 事件は表向き、
集団脱走事件として処理されるそうよ。
戦時ですもの。確認する術はないでしょうから。
Erlene : それから、もし戦争が
無事終結したら、すべてのグリモアは
禁書として没収される予定……ですって。
Erlene : ……そうだわ。
ねえ、[Your Name]。
先生に代わり、あなたにこれを授与しなきゃ。
Erlene : あなたが、シュルツ流軍学
エルディーム塾、最後の卒業生よ。
おめでとう、[Your Name]!

スカラーボードを手にいれた!
スカラーボード
Rare Ex
防15 MP+15 INT+4 机上演習効果アップ
Lv60~ 学

Erlene : 辛い事件があったけれど
戦争はまだ終わってはいないわ……。
あたしたちにはやるべきことが山ほどあるわよ!
Erlene : さあ、「知行合一」。
勉学に、実戦に、軍学者の底力を
見せてやりましょう!


称号:聡明なる大学者

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■関連項目 アーティファクト関連クエスト , エルディーム古墳〔S〕
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最終更新:2015年04月26日 13:54
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