結び目

Entanglement
ヒナリー夫人の話では、サンドリア
大聖堂の高僧シャザルヴィージュが
プリッシュの情報を持っているようだ。
ウルミアに報せるために、いつも彼女
が歌っているというサンドリア港
向かおう。


サンドリア港



Answald : 綺麗なお嬢さんだが、
毎日毎日、誰を待っているのかねぇ。

Altiret : おまえ、ちょっと声をかけてこいよ。
名前をきくくらいなら、おまえにもできるだろ?

Eaugouint : 冗談言うな、勤務中だ。
だが明日なら、自分は休みだから……

Felippe : 何度聞いても、いい曲だねぇ。
懐かしい気分になるよ。

Bellue : この年になってもう一度、
あの曲をきけるとは思わなかったよ。
思い出の曲をありがとうね。

Bonarpant : あんたの捜してる
女の子は、まだ見つからないのか?

Ulmia : ええ、まだ……。

Prietta : 大丈夫よ。
あなたの歌に惹かれて、いつか必ず
ここに現われるわ。あなたの歌には
それだけの力があるもの。

Shikaree X : ねぇねぇ、そこの歌うたい、
ここで誰かを捜してるの?

Ulmia : え……、は、はい!
Ulmia : 私、小さな女の子を捜しているんです。
青い髪で、神学生の格好をした女の子を……。

Shikaree X : フーン。
青い髪で、神学生の?
Shikaree X : その特徴って、
ジュノから手配されてるコに似てるね。

Ulmia : ……え、ええ……
Ulmia : 旅の方、ジュノが手配している子のこと、
よくご存知なのですか?

Shikaree X : うん、まあね。
実はボクも、ちょっとヤボ用があって、
その女のコを捜してるんだ。
Shikaree X : まあ、ボクが捜してる女のコが
キミの捜してるコといっしょかどうかは
知らないけれど?

Ulmia : ……。
Ulmia : 失礼ですけれど、
あなたはその少女を捜すように
ジュノに雇われた方ですか?

Shikaree X : そう見える?
そう見えるなら、それでもいいよ。
エルヴァーンってヤツは、見たい
モノしか見ないモノだしね。

Ulmia : ……。

Shikaree X : ねぇ、キミは知ってるかな?
ボクが捜してる女のコと、もうひとり、
ジュノで手配されてる男のコがいるでしょ?
Shikaree X : あのコたちは、いっしょなのかな?
ふたりで仲良く逃避行とシャレこんでるのかな?

Ulmia : わかりません。
……ただ、もしあなたが捜している少女と、
私が捜している少女が同じ人物なら……
彼女は、決して逃げるようなことはしません。

Shikaree X : ふーん。
逃げるネズミを追うのが、ミスラの使命
なんだけど、今回はちょっと違うみたい。
Shikaree X : ああ、しょうがない。
あんまり時間もないし、男のコの方、
追いかけてみようかなぁ。

Ulmia : ちょっと待ってください!
その少年のこと、あなたはなにかご存知なのですか?

Shikaree X : ……。
歌うたい、人を食った質問は、
自分が食われてもいいときだけに
しておいたほうがいいよ。


Ulmia : ……。

Shikaree X : キミの捜してる女のコと
ボクの捜してる女のコがいっしょなら、
キミとはまた会えるはず。
Shikaree X : 気が向いたら
そのときにでも教えてあげるね。じゃ。

Ulmia : [Your Name]さん!

選択肢:ウルミアにどう声をかけようか?

>>大丈夫?
  Ulmia : 大丈夫です。
  今の方が誰なのかはわかりませんが、
  プリッシュを捜していたようです。

>>今の誰?
  Ulmia : 今の方が誰なのかはわかりませんが、
  プリッシュを捜していたようです。

Ulmia : でも、あの目……。
まるで、獲物を追うような目……。
いったいどうして……?
Ulmia : [Your Name]さん、
プリッシュは、大丈夫でしょうか?
大丈夫ですよね? 無事ですよね?
あのプリッシュですもの、きっと……!

選択肢:プリッシュは無事だと思うか?

>>はい
  Ulmia : ありがとうございます。
  [Your Name]さんにそう言って
  いただけると、なんだか安心できます。

>>いいえ
  Ulmia : [Your Name]さんも
  やっぱりそう思いますか。
  でも……。

Ulmia : [Your Name]さんが
側にいてくだされば、どんなことが起きても
きっと大丈夫。そんな気がするんです。
Ulmia : ……あっ、ごめんなさい。
よくわからないことを言ってしまって。
Ulmia : カッファル伯爵夫人のご紹介を受けて、
幾人かの方々を訪ねてまわったのですが、
プリッシュのことを誰も知らなくて……
Ulmia : プリッシュは本当に無事でいるのか
不安になっていたのです。
Ulmia : ……え!?
カッファル伯爵夫人から伝言が?
Ulmia : サンドリア大聖堂にお勤めの
高僧シャザルヴィージュさんを訪ねるようにと?
Ulmia : [Your Name]さん!
ほんとうにありがとうございます!
Ulmia : わかりました!
すぐにサンドリア大聖堂に向かいます!


北サンドリア / 大聖堂


Chasalvige : ああ、[Your Name]さん。
あれから気になってミスタル家のことを
調べてみたのですが……

Ulmia : お久しぶりです。
あなたが高僧シャザルヴィージュ様でしたのね。
先日は、名乗りもせずに失礼しました。
Ulmia : 私は、ウルミアと申します。
カッファル伯爵夫人よりお心添えを
いただきまして参りました。

Chasalvige : ……やはり、あなたがそうでしたか。
Chasalvige : 楽園について、男神の呪いについて
興味をお持ちでしたのも、それを知ればすべて
納得がいきます。
Chasalvige : ウルミア様、
そして、[Your Name]様。
Chasalvige : この場所ならば、人に聞かれる
心配はございません。互いに胸底を明かし、
有り体に語り合いましょう。
Chasalvige : タブナジア大聖堂の聖歌隊が
完成を目指していた5つの歌のことを。

Ulmia : あなたは、知っているのですか?
……あの歌のことを……?

Chasalvige : 大戦前、あなたは
ミルドリオン枢機卿様とそのご友人と共に
カッファル伯爵邸を訪問なさいましたでしょう?
Chasalvige : 私もまたムシャヴァット枢機卿様に
ご同行を許され、その場にいたのでございます。
Chasalvige : おそらくその頃のあなたは、
あの集いがどのようなものか、ご存知なかった
ことでしょう。
Chasalvige : あれは、サンドリア大聖堂と
タブナジア大聖堂の解決しがたい反目関係を
改善させるがためのもの。
Chasalvige : 特に、あの頃のタブナジア大聖堂は、
内乱の頃より続く徹底した秘密主義のために、
良からぬ噂が絶えませんでした。
Chasalvige : そこでムシャヴァット枢機卿様は、
その噂の真偽を確かめるために、使いを出した
のでございます。
Chasalvige : しかし、ミルドリオン枢機卿様が
お連れになられたのは、年端もいかぬふたりの
少女でございました。
Chasalvige : そして、そのおひとり……
あなたは、ある歌を歌われた……。

Ulmia : ええ、けれども私、
まだうまく歌えませんでした。私の歌を聞いて、
ムシャヴァット枢機卿様はお怒りになりました。

Chasalvige : いいえ、そうではございません。
あのときムシャヴァット枢機卿様が声を荒げたは、
あなたが歌ったあの歌の完成を恐れるがため……
Chasalvige : あの歌がもつ恐ろしい力を、
止めようとしたがためなのです。

Ulmia : 恐ろしい力!?

Chasalvige : これは、ご存知でないままのほうが
よいことなのかもしれません。
Chasalvige : すべての始まりは、
今より約500年前……。私たちエルヴァーンに
とって屈辱の時代と呼ばれる頃にまで遡ります。


Chasalvige : その頃、ここクォン大陸は、
ミンダルシア大陸より侵攻したウィンダス連邦の
軍によって支配されておりました。
Chasalvige : その頃の私たち
エルヴァーンには、まだ国を作る意志はなく、
いくつかの部族がそれぞれの森にて暮らして
いたそうでございます。
Chasalvige : しかしもちろん、エルヴァーンの
誇り高き血には変わりなく、剣に勝利を誓って
立ち上がった勇士がランフォル・ドラギーユ様
でした。
Chasalvige : 後にタブナジア公となられる
勇将アルフォロン・タブナジア様とともに、
2つの秘宝を使いて、興国を成し遂げたので
ございます。


Chasalvige : しかし、その戦いが終わりしとき、
ふたつの秘宝はどちらも失われておりました。
Chasalvige : そして、その代わりに2枚の謎めいた
石版が、サンドリア大聖堂とタブナジア大聖堂に
残されていたのです。
Chasalvige : 私たちは永い間、その謎を
解くべく努め、とうとうランペール王の時代に
秘宝のひとつ「聖なる剣」を取り戻すことが
できました。
Chasalvige : しかし、タブナジア大聖堂は
どうしても、もう1枚の石版の内容を
教えようとはしませんでした。
Chasalvige : そこで、サンドリア大聖堂が
内偵に探らせました結果、そちらにはある「歌」が
書かれていることがわかったのでございます。
Chasalvige : そう、それこそがあの歌……
あなたが歌われた「神の歌」……。
Chasalvige : 「すべてを歌い終わるとき
神が降臨する」歌だったのでございます。

Ulmia : 神を降臨させる、歌!?
まさかそんな!?

Chasalvige : その歌詞は読みとかれども、
その旋律を知るものがなく、タブナジア
大聖堂は永い間、その歌い手を探していた
ようでございました。
Chasalvige : けれどもついに
その始まりを歌うあなたが現れ、
その力を示す足がかりをお作りになった。

Ulmia : でも、私は……!
あの歌は、プリッシュが忌むべき子ではないと、
そう証明するための歌だと言われて……!

Chasalvige : 存じております。ですから私は、
あなたさまをここへ、お呼びしたのでございます。
Chasalvige : [カッファル伯爵夫人/そちらの冒険者さま]より
サンドリア大聖堂の命を受け、ミルドリオン
枢機卿様を捜し求める騎士がいるという話も
聞きました。
Chasalvige : その騎士のことを調べるに、
どうやらその者は「忌むべき男神」のことを
調査するため、北方を旅していたということ。

Ulmia : !

Chasalvige : その目的はわかりませんが、
ミルドリオン枢機卿様もまた、男神のことを
追い求めていたそうでございます。

Ulmia : ミルドリオン枢機卿様が!?

Chasalvige : お気をつけになってください。
あの歌の意味、そしてあの歌を知るあなたの価値。
ミルドリオン枢機卿様があなたがたが生きている
ということを知ったら……。

Ulmia : ……!?

Chasalvige : ウルミアさん、
どうかあなたのご友人を連れて
タブナジアへお戻りください。
Chasalvige : 先の騎士の話を調べるに、
ボスディン氷河にいる魔道士たちが
教えてくれたことによれば……
Chasalvige : あなたのご友人は
おそらくウィンダス連邦「鼻の院」に
いらっしゃいます。

Ulmia : ウィンダス連邦に!?
ありがとうございます、シャザルヴィージュ様!
私、行ってみます!



Chasalvige : 先の騎士の話を調べるに、
ボスディン氷河にいる魔道士たちが
教えてくれたことによれば……
Chasalvige : あなたのご友人は
おそらくウィンダス連邦「鼻の院」に
いらっしゃいます。


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■関連項目 プロマシアミッション , サンドリア港
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最終更新:2015年06月04日 23:24
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