Knocking on Forbidden Doors
依頼者:
エナールマン(Enaremand)
/
タブナジア地下壕・3階
依頼内容:
手塩をかけて作りあげたマネキンに
魂を吹きこむため、
呪術師の協力を得たい。
手助けしてほしい。
Enaremand : やあ、君か。
この間はありがとう。
Enaremand : え、マネキンはどうなったかって?
Enaremand : ………。
Enaremand : 君には世話になったし……。
話してもいいかな……。
Enaremand : 誰にも言わないって
約束してくれるかい?
Enaremand : 僕はこのマネキンに……。
Enaremand : 魔法をつかって
魂を吹き込もうと思っているんだ……。
Enaremand : 驚いたって? 無理もない。
Enaremand : でも不可能ではないはずだよ。
ウィンダスではカーディアンを作っているだろう?
Enaremand : 先日、シェミュが
話しているのを聞いたんだが……。
Enaremand : なんでも、
フォミュナ水道に
高名な呪術師が隠れ住んでいるらしい。
Enaremand : その呪術師に
頼めないだろうかと思ってね……。
Enaremand : 君……。
再び協力してもらえないだろうか?
Enaremand : え、どうして
こんなことを考えたのかって?
Enaremand : 言っただろう。
大戦でくらった閃光のせいで、
僕の視力はほとんどない。
おそらく近いうちにまったく見えなくなるだろう。
Enaremand : どうか、その前にもう一度、
妻の微笑む顔が見たいんだ。
Chemioue : え、フォミュナ水道の呪術師?
ああ、あのあからさまに怪しい男のことかい?
Chemioue : 聞いた話だと、
ウィンダスの魔道士たちとも対等に渡り合ってた
タブナジアの魔道士の家系だって……。
Chemioue : どういう訳か
大戦を機に、すっかり姿を隠しちゃって
その後、恐ろしい禁忌の法に手を出したらしいよ。
Chemioue : 20歳くらいの風貌だけど、
話しぶりからは、そうは見えないって……。
Chemioue : 隠棲しているって、
ジャスティニアスが言ってたけど……。
Chemioue : 封印されてる場所に棲むなんて、
正気の沙汰じゃないと思うよ。
Chemioue : 何が起きたわけでもないから、
放っておいてるみたいだけど。
Chemioue : あんたが様子を見てくると言うなら、
止めはしないけどね。
(Wooden Ladderを調べる)
Fardimant : おやおや……。
だれかと思ったら
めずらしいお客さんですね。
Enaremand : 君が……、
呪術をつかうという……?
Fardimant : いかにも。
私は呪術師のファルディマンですが……。
Fardimant : ふふふ。
あなた方からは、私と同じ臭いがするようだ。
Enaremand : どういう意味だ……?
Fardimant : どこにも属さない、
いや、属せない、
半分あちら側で生きているような……。
Fardimant : いや、そんなことより……。
Fardimant : わざわざ
こんなところまで来たんだ。
なにか人に言えない話があるのでしょう?
Enaremand : …………。それは……。
Fardimant : なるほど……。
Fardimant : 奥さんのマネキンねえ……。
泣ける話だ。
Fardimant : ふむ。正直……、私は
俗世のそういった愛とか恋とか生臭い話がイヤで
こういう所にいるんですけどねえ。
Fardimant : まあ、久々におもしろそうな客の頼みだ。
いいでしょう。やってあげなくもない。
Enaremand : 本当か……!
Fardimant : ええ。
ただし、望む結果かどうかはわかりませんが……。
Fardimant : では……、ちょっとした
手順というものがありまして……。
それにタダというわけにもいかない。
Fardimant : これから言うものを
持ってきてください。
Fardimant :
古の芥の香。
沼や川などで、ときおり見つけることができます。
Fardimant : それから……、
先だって言っておきますが
何が起こるか保証はできませんよ。
Fardimant : その辺、後悔なさいませんよう……。
Fardimant : 人外の力を用いるのは
それなりの覚悟が必要です。何かを得れば、
代償に失うものもありましょう……。
Fardimant : 用意ができたら
ミザレオ海岸の滝壷にいらっしゃい。
Fardimant : 待っていますよ……。
Enaremand : 古の芥の香か……。
芥というからには、水の溜まる場所などに
あるのだろう。
Enaremand : 君、お願いできるだろうか。
Enaremand : 僕はタブナジアに戻って
最後の仕上げをしておくよ。
(???を調べる)
だいじなもの:古の芥の香を手にいれた!
古の芥の香
枯れた植物や塵芥が固まって、
長い年月をかけてできた天然のお香。
焚くと良い香りがして、
不思議な力がはたらくといわれている。
(???を調べる)
Fardimant : 準備ができたようですね。
Enaremand : ええ。
どうか……。お願いします。
Fardimant : 良いでしょう。
……下がっていなさい。
Fardimant : これよりアルシャーの魂を
こちらに降ろしますが……。
Fardimant : さて……鬼が出るか蛇が出るか……。
Fardimant : はたまた女神が光臨するか……。
Enaremand : たのむ……どうか……。
Fardimant : 後悔するなよ。
Fardimant : さあ、[Your Name]
古の芥の香をここに置いてください……。
(???を調べる)
古の芥の香を、そっと置いた……。
Enaremand : アルシャー……!
Fardimant : いけない!
[Your Name]、止めてください!
[Your Name]は、Alshaを倒した。
Enaremand : 私の……私のアルシャーを……。
Enaremand : どうして……こんなことに……。
Fardimant : まだ分からないのですか……。
Fardimant : よく見てみなさい……。
それはあなたの妻なんかじゃありません……。
Enaremand : 彼女は……。彼女が……。
Fardimant : 人形は、ただの人形です……。
あなたがどれだけ愛そうとも、
ただの物にすぎない。
Enaremand : 君には分からないだろう……。
僕がどれだけ……この20年間……。
Fardimant : 心のないものを
動かしたって無駄なのです。
Fardimant : そこの、それは、ただの木材だ。
Enaremand : もう、僕には……。
この世に見るべきものなんかない……。
Fardimant : 霧が、晴れてきましたね……。
Enaremand : ………。
Enaremand : ………!
Enaremand : アルシャー……!
Enaremand : ………ああ。
Enaremand : 綺麗だな……。
たしかに彼女はマネキンとは全然違う……。
Enaremand : 僕は余計なことを
していたのだろうか……。
Enaremand : 君の言うとおりだ……。
何も彼女の代わりになんかならない……。
Enaremand : わざわざ人形など作らなくても、
彼女はこんなに美しい……。
僕の側に、いてくれたのだろう。
Enaremand : 僕は、形にばかり
こだわりすぎていたようだ……。
Enaremand : 君も、
つきあわせてすまなかったね。
本当にありがとう。
Enaremand : せめてもの御礼に、
君に、これをあげよう。
僕にはもう必要のないものだ。
だいじなもの:可動関節図版集を手にいれた!
可動関節図版集
マネキンの関節の動かし方と
固定の仕方について詳しく書かれた本。
専門用語が多く、
その道の人間にしか解読不可能。
Fardimant : あなたも人がいいですね。
彼の世迷い事に、長々とつきあってあげるなんて。
Fardimant : 私もそうだって?
Fardimant : ははは。まあ、そうですね。
Fardimant : え?
わざとモンスターにしたんじゃないかって?
Fardimant : ふふ。
私がそんなに意地が悪いように見えますか?
Fardimant : ……いくら術を使ったところで
彼女の心まで吹き込むことなどできないことは、
もとより分かっていました。しかし、
Fardimant : あれを見せないことには、
彼の妄執は払拭できなかったでしょう。
Fardimant : まあ、結果……、彼もようやく
過去ではなく、現在を生きていくようになったんです。
まったく20年ぶりに……。
Fardimant : 良かったじゃないですか。
過去は過去です。想うだけでよろしい。
Fardimant : 私も……。
Fardimant : いや、何でもありません。
聞き流してください……。
Fardimant : 我々は今日を生き、
明日を夢みる……。そうでしょう?
Fardimant : それではさようなら、[Your Name]。
機会があればいずれ、お会いしましょう……。
Enaremand : わざわざ人形など作らなくても、
彼女はあんなに美しかった……。
Enaremand : これからも、
僕の側にいてくれるだろう。
Fyi Chalmwoh : おや、なんだいそれは?
Fyi Chalmwoh : なんだって!?
可動関節図版集!?
そ、そんなものがあるのかい!
ちょ、ちょっと見せてくれよ!!
Fyi Chalmwoh : ふむふむ……。
Fyi Chalmwoh : ほう……、なるほどねぇ。
Fyi Chalmwoh : よし。これくらいなら
200ギルあれば、すぐにでもマネキンのポーズを
変えられるな。やってみるかい?
Fyi Chalmwoh : え、金を取るのかって?
当たり前だろ!
こちとらプロなんだからね!
>>マネキンを持っていない場合
Fyi Chalmwoh : って……、
あんたマネキン持ってないんだね……。
それじゃ、せっかくだから
うちで買っていかないかい?
■関連項目
タブナジア地下壕 ,
マネキンのポーズ変更?
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最終更新:2015年06月13日 15:10