君への忘れもの

Searching for the Right Words
依頼者:
 イルミダ(Ilumida)
  / ジュノ上層・民家
依頼内容:
 夫のプレゼントである魔法の小箱を
 開けるために、ボヤーダ樹の奥にて
 「月の雫」を手に入れてきてほしい。


ジュノ下層 / 占い屋


Kurou-Morou : ようこそ!
わたくしは占い師のクロウモロウです。
Kurou-Morou : あなたがここへ立ち寄ったと
いうことは人生の岐路において迷っていらっしゃる
ということ……
Kurou-Morou : ……ん?

Runga-Kopunga : やあ、チュルルさん。
どうだい、調子は?

Chululu : ルンガコプンガさん!
どうしたの? 突然。

Kurou-Morou : ……ルンガコプンガ?

Runga-Kopunga : この前の話
考えてくれたかな、と思ってね。

Chululu : あたし、うれしいけど……。

Kurou-Morou : この前の話?

Runga-Kopunga : だったら、決まりだ。
すぐに行こう!
Runga-Kopunga : じっとしていたって
何も変わりはしない。生まれ変わるんだ、
新しい自分に! 可能性を信じて。

Kurou-Morou : (何の話だろう?
生まれ変わるとか、どこか行くとか……。
チュルルを連れていっちゃうのか?)

Chululu : そうね。ずっとこのままでも
つまらないし、思いきってみようかな?

Runga-Kopunga : よし。これで
今までの自分とはお別れだ。チュルルさん、
例の場所で待っているから。

Kurou-Morou : (……まさか、駆け落ち?
チュルルが? ど、どうしよう。このままじゃ
行っちゃう……。と、止めないと!)
Kurou-Morou : (でも、どうやって?
僕が何を言っても、チュルルは聞く耳持たない
だろうし……。第一、断られでもしたら僕は。)
Kurou-Morou : (だからって、みすみす
このまま駆け落ちさせるわけには……。)
Kurou-Morou : ……あの、もしもですよ?
もし、あなたに好きな人がいて、その人がどこか
遠くへ行っちゃうとしたら、どうします?
自分の気持ち、言えますか? 仮定の話ですけど。

選択肢:言える?

>>言える

Kurou-Morou : ……そうですか。僕にはその勇気が
うらやましいです。
Kurou-Morou : あわわわ、たとえばの
話ですよ、そんな真剣にならないでください。
僕には全然関係ありませんから。
Kurou-Morou : (なんとかこの気持ちを……。
でも、でも、そんなことできっこない。)

>>言えない

Kurou-Morou : やっぱりそうですよね!
……でも、それだと絶対後悔しますよね。
Kurou-Morou : (なんとかこの気持ちを……。
でも、でも、そんなことできっこない。)



Kurou-Morou : ハァ、どうしたら
いいんだろう。後悔はしたくないし、
でも、もし断られたら顔をあわせにくいし……。
困ったなぁ……。

Chululu : ……あぁ、あたし、どうしたら
いいのかしら。思い切って聞いてみたいけど、
そんなことできやしないし……。


ジュノ上層


Ilumida : あら、いらっしゃい。
時間があるのでしたら、お茶でもいかがです?
わたしも、少しお話したいですし。
Ilumida : この小箱、主人からの
プレゼントなんですよ。
Ilumida : でもね、ほら。特別きれいな
わけでもないし、カギがないから開けることも
できないの。こんなものを、好きな人に贈る
なんてねえ。……ふふふ。
Ilumida : プレゼントだって、これひとつ
だけなんですよ? それも、「ほらっ」てただ一言
だけ。照れ屋で口下手で……。
Ilumida : それでも、わたしには大事な
宝物なんです。おかしいでしょう、女って?
こんな箱を、ずっと大切に持っているんですもの。

Kurou-Morou : 失礼します。

Ilumida : あら、どなたかしら?


Kurou-Morou : 下層にて占い屋をしている
クロウモロウと申します。突然の訪問、
お許しください。
Kurou-Morou : 実は、お願いがあるのです。
その小箱、譲ってはもらえないでしょうか?

Ilumida : えっ?

Kurou-Morou : お客様から聞きました。
イルミダさんが、随分古い小箱を持っているって。
それはもしや、魔法の小箱なのでは?
Kurou-Morou : 口下手な神様が、意中の相手へ
言葉にできない想いを伝えるために使ったと
いわれる……。

Ilumida : ……この箱が?

Kurou-Morou : ご存知なかったのですか?
Kurou-Morou : 相手への想いが詰まった箱は
月から落ちてくる月の雫で開けることが
できるんです。
Kurou-Morou : そのとき、奇跡が起こると
いわれています。永遠の愛が約束される、と。
Kurou-Morou : ……まさか、知らずに
ずっと閉じたまま?

Ilumida : ええ。夫からの贈り物で……。

Kurou-Morou : 僕はチュルルに、いや、その
幼なじみのやつに、どうしても伝えたいことが
ありまして……。だから、その箱に自分の想いを
入れたいんです。

Ilumida : 自分の口で、その子に伝えれば
いいんじゃないかしら?

Kurou-Morou : 言えませんよ、そんなこと!

Ilumida : もしかしたら、あの人……。
いえ、そんなねぇ? あんなに気のまわらない
人がそんな伝説を信じるなんて……。

Kurou-Morou : ボヤーダ樹で月の雫を手に入れれば、
箱を開けて確かめられるんですが……。
それまでは、僕もその箱を譲ってもらうわけには
いかないですし。

Ilumida : ごめんなさい。また
あなたに迷惑をかけてしまうけれど……。
お願いできませんか? 月の雫を。

Kurou-Morou : 僕からもお願いします!
もし伝説が本当なら、きっとご主人の想いが
入っているはずです。奇跡が起きるはずなんです!

選択肢:どうする?

>>引き受ける

Ilumida : ありがとうございます。
こんなお婆さんの無理を聞いてくださって。
でも、あの人の想いなら、やっぱり見てみたいの。

>>引き受けない
+ ...
Ilumida : そうですか……
いいえ、気になさらないで。もともと
あなたには関係のないことですし……。



Ilumida : この間の、月の雫のことですけども……。
もしお時間があれば探してもらえないでしょうか?
いつもお願いごとばかりで申し訳ないのは承知して
いるのですが、やはりあきらめられなくて……。



Ilumida : クロウモロウが言うには、
ボヤーダ樹の奥に月の光が差すところがあって
そこに祈りを捧げることで月の雫が手に入るそうです。
くれぐれもお気をつけて……。


ボヤーダ樹


>>通常時(月が出ていないとき)
+ ...
(???を調べる)

今は月が見えないようだ……。

(???を調べる)

危険な気配がした!


[Your Name]は、Agasを倒した。

(???を調べる)

だいじなもの:月の雫を手にいれた!
月の雫

月から落ちてくるといわれている雫。
魔法の小箱を開けることができるという。



(???を調べる)

見上げると空が見える……。


ジュノ上層


Ilumida : これが月の雫……。
どうもありがとうございました。
いい伝えにふさわしく澄んだ色をしてますね。
早速、あの箱にかけてみましょう。

Kurou-Morou : 月の雫
手に入ったんですって!?
どうです、奇跡は起こりましたか?

Ilumida : ……箱は開きましたが、それ以外は、何も。

Kurou-Morou : え、何も起こらないですって……?
そ、そんな! やっぱり、伝説は伝説でしか
ないのか……?

Ilumida : ……そのようね。
わたしったら、何か期待しすぎていたみたい。
あの人が、こんなことするはずがないもの……。

Kurou-Morou : 箱の中に何か入ってたり
しませんか?

Ilumida : ……?
この紙は何かしら?
夫の字だわ、何か書いてある。
……あの人からの、手紙?


イルミダへ

  何から書けばいいのだろう。
  私は昔から口下手の上、筆不精ときている。
  君も十分知ってるだろう?

  イルミダ、君を大切に想っている。
  この想いをなんとか言葉にしようとするけど
  いつも喉元で止まってしまう。

  でも、この気持ちだけは本当だ。
  君と一緒に飲む朝の紅茶、
  うたた寝をする休日の午後、
  そんなささいなことがとても幸せだ。

  この先もずっと、そういう君との時間を
  大切にしたいが、今の世の中を
  考えるとそれは難しそうだ。

  僕がこの手紙を読んでいる君の側に
  いることができればうれしいが、
  それすらもままならないかもしれない。
  だから最後にこれだけは書いておかなくては。

  愛している

  面と向かってこの言葉を言えなかったことを
  本当にすまないと思っている。許してほしい。

              アダルュエル

Ilumida : この日付……。
あの日、戦地に向かう前にこんなものを……。
Ilumida : あの人ったら最後まで……。
Ilumida : あなたも、あの人と同じで不器用なのね。
Ilumida : どうぞ。箱は差し上げます。

Kurou-Morou : えっ?

Ilumida : ええ。もうわたしには必要ないですもの。
本当の宝物をいただきましたから。
Ilumida : あなたも、その彼女を本当に
想うんだったら、後悔しないようになさい。
女っていうのはね、相手が不器用でもかまわないの。
素直な気持ちさえ伝われば……。
Ilumida : この箱をどう使うかはあなたに
おまかせします。

Kurou-Morou : ……ありがとうございます。
でも、箱はいりません。
Kurou-Morou : 僕もチュルルのやつに
素直に伝えてみます、後悔しないように。
イルミダさん、本当にありがとう。
勇気が持てました。
Kurou-Morou : その箱と交換しようと思っていた
代金と品物は[Your Name]に
お渡しします。じゃ、僕行きます!

スリプガIIを手にいれた!
スリプガII
使用制限:黒Lv56
黒魔法『スリプガII』が記されたスクロール。
効果:範囲内の敵を「睡眠」状態にする。

3000ギルを手にいれた!



Ilumida : まさか箱の中にあんなものが
隠されているなんて……。なんだかあの人がまだ
この部屋にいるような、そんな気持ちになりました。
どうもありがとうございました。


ジュノ下層 / 占い屋


Kurou-Morou : あわわ、その、
ちょっと時間もらえますか?
すみませんっ!!

Chululu : なに? こんなとこ呼び出して。
お客さんが来たら困るじゃない。
用事ならさっさとすませてよね!

Kurou-Morou : 僕の……。
僕の本心を聞いてほしい。

Chululu : ……えっ?

Kurou-Morou : ずっと素直になれなかったけど、
今日は、今日だけは本当のことを言うよ。
僕は……
Kurou-Morou : 僕は、君とここでずっと
いっしょに仕事がしたいんだ! 離れたくない。
Kurou-Morou : ……好きなんだ、君のことが!
Kurou-Morou : だから、駆け落ちなんて
バカな真似はよしてくれ。

Chululu : ……駆け落ちなんてしないけど?

Kurou-Morou : ……へっ?

Runga-Kopunga : やあ、チュルルさん。
やっぱり、あなたにはその髪型がよく似合う。


Kurou-Morou : な、なんだ、あんたは!
馴れ馴れしいじゃないか、
チュルルは絶っっっ対に渡さないからな!

Chululu : 何言ってんのよ!
彼は美容師のルンガコプンガさんよ。
髪型を変えないかって、誘われてたの。

Runga-Kopunga : しつこく勧めたんだが、
断られてしまってね。彼女の幼なじみが
うらやましいよ。

Kurou-Morou : ……え?

Runga-Kopunga : その子が昔、かわいいと言って
くれたんだそうだ。それからずっとこの髪型なのさ。
お願いしたいよ、その幼なじみくんに。私の考案した
髪型をチュルルさんにしてもらえるようにって……。

Chululu : ルンガコプンガさん、
それは言わない約束!

Runga-Kopunga : はっはっは、そうだったね。
残念だけど、失礼するよ。気が変わったら
いつでもどうぞ!

Chululu : わ、分かったでしょ?
あたし、駆け落ちなんてしないから。

Kurou-Morou : そ、そうか、そういうこと
だったんだ。ははは……。

Chululu : ところで、さっきの話なんだけど……。
その……。

Kurou-Morou : ……と、当然軽いジョークさ。
おもしろかっただろ?

Chululu : ムッ……、そんなこと分かってたわよ。
すっっっごい、つまんなかった!
いつもどおり、ね!! 相変わらずユーモアの
センスゼロ、皆無! よく接客商売やってるわ!

Kurou-Morou : ぐっ、悪かったな……!
ところで、その幼なじみってだれなのさ?

Chululu : あなたじゃないことだけは確かね!
大体なんであなたに教えなくちゃいけないのよ!

Kurou-Morou : ああ、そうかい。
でも君に幼なじみがたくさんいたとはとても
思えないけどね!



Kurou-Morou : う~ん、あれで僕は
気持ちを伝えたことになるんでしょうか?
どう思います?

選択肢:どう思うか?

>>なるなる!
  Kurou-Morou : あ、やっぱり?
  ホントに「市場橋から飛び降りる」、ってのは
  ああいうことを言うんでしょうねぇ……。

>>とてもならない
  Kurou-Morou : えー、やっぱりダメですか。
  でも、もうあんなことは二度とできない気がします。
  今思い出しただけでも、「顔からファイア」です。

Kurou-Morou : でも、毎日チュルルが隣に
いてくれる、それだけで僕は幸せです。
これだけは断言できますっ!
Kurou-Morou : あわわ、もちろん
チュルルのやつにはナイショですよ!

Chululu : まぁっったく、あいつには参っちゃうわ。
ホンットに素直じゃないんだから。ちょっとドキッと
しちゃったあたしがバカみたいじゃないの、ねぇ?
Chululu : でも……、ホント言うとね、
ちょっとうれしかったんだ。あのクロウモロウが
あそこまで真剣に……。
って、キャッ、何を言わせるのよっ!


亡き夫へのキャンドル 君への忘れもの
ゴミのおつかい
なくしものはなんですか

■関連項目 ジュノ上層
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最終更新:2015年02月15日 18:36
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