他を制することに関してはトップの実力を持つ竜獅子一族が猛威を振るう中、ブラボー・ドラグーンは「時空の渦」の完全崩壊を予感した。
エンペラー・エイリアはすでに倒れ、何者もよせつけぬ力を竜獅子が誇示しているのみ。それを好機と見たブラボーは、邪神の石造に埋め込まれた骸を解放し、神との融合を図った。
こうして誕生したのは、太古の神と同等の位を手中に収めた
《邪眼騎神マッドブラボー》。
一方、エンペラー・エイリアによる「時空の渦」掌握作戦を乗っ取った竜獅子一族は、水の民をも支配化に置き、着実に重ねていた準備を解き放つ。
荒れた果ての大地で、ふたつの稲妻があいまみえる。最後の瞬間が
ブック・エルフたちの新たなページに書き込まれた。