封魔イポス・ラプラス VR 水文明 (4) |
クリーチャー:グランド・デビル 2000 |
■フォートE:グランド・デビル(このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、グランド・デビルを自分のマナゾーンでタップしてこのクリーチャーを召喚していた場合、このクリーチャーは次の[FE]能力を得る) |
[FE]-相手の手札を見て、その中から呪文を1枚選んでもよい。そうした場合、次のターンの終わりまで、相手はそれと同じカード名の呪文を唱えないかぎり、他のカード名の呪文を唱えることが出来ない。 |
※殿堂入り |
作者:仙人掌
概要
DM-20 「不死鳥編 第2弾 魔闘竜×機兵団」のベリーレアとして登場。
デザインコンセプトとしては「相手ターンの行動を一部強制する」というグランド・デビルらしいトリッキーな効果として用意されたものと思われる。
ただ、テキストを読めばわかる通り、このクリーチャーが出たターン中についても、相手の呪文を封印してしまう。当時の環境では、まだまだ
S・トリガーによる除去は呪文によるところが大きく、攻撃を安定させられるこのクリーチャーが与えた影響は大きい。
また、手札に温存している高コスト呪文を選択することで、次の相手ターンでも実質的に呪文が唱えられなくなる。
上記から、グランド・デビルの種族
デッキと戦う場合においては、手札に呪文を残さないように立ち回る必要があった。
加えてグランド・デビルという種族が凶悪性を後押しする。《スナイプ・アルフェラス》《メディカル・アルナイル》といった優良なサポートカードが多くあり、毎ターン連打することも十分に可能であった。
このクリーチャーの登場、次弾のグランド・デビル推しがきっかけとなり、当時の背景ストーリーと同様、グランド・デビルは輝かしい栄光時代に突入した。
2008年に殿堂入り。強力ではあるものの「フォートE」の効果であることもあってグランド・デビル寄りにデッキを構築する必要があり、一部疑問符が出ていた。
その理由としては同年に「戦国編」が開始することから、
ナイトのメタとして機能することを懸念したものと見られている。
現時点としては《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》《ミラクル・ストップ》《ファイナル・ストップ》などの呪文封じが存在しているため当時ほどの強烈さはなくなっているが、ピーピングと呪文封じの両方を同時にこなす力は未だに健在。
名前の元ネタはソロモン72柱にして、未来予知の能力を持つ悪魔「イポス」と「ラプラスの悪魔」から。
フレーバーテキスト
視える、視えるぞ、お前の未来…… ――封魔イポス・ラプラス
企画
評価
- 現代基準でも十二分にイカれてる(相手の手札に重い呪文があればエクストラターンだし)けど、「ドギラゴン剣などの踏み倒しとフォートEの相性が悪い」「マナに置くドデビルがデッキを圧迫する」のがあるからプレ殿まではいかなそう 複数枚使えるとマナに置いたこのクリーチャーからフォートEできちゃうので殿堂解除は一生ないですね -- はんむらび (2021-07-28 15:54:45)
最終更新:2022年09月25日 12:17