作者:はんむらび
不死鳥編で登場した、
バイオ・Kによりバルガ能力を起動できるドラゴン。本体性能は当時の
コスト論としても控えめ。
当時は【連ドラ】が弱く、このクリーチャーの能力を起動するためにまず
ドラゴンを出さなければならず、ブロックされれば起動できず、そこからさらに出せる
ドラゴンには運が絡み、さらに素出し不可能な素の重さと、踏み倒されても大して強くない本体性能から、
デッキを圧迫するなどの多くの問題があり、あまり採用はされなかった。
しかし、時が経ち、
などの環境変化により、軽量
ドラゴンが殴るとノーコストで大型
ドラゴンに化けるなどの相性の良さから、【連ドラ】に積極的に採用されることとなる。《メンデルスゾーン》や各種
ガチンコ・ジャッジとの相性も良かった。
とはいえ、【連ドラ】にはそこまで多くの軽量
ドラゴンが積まれるわけではなく、
ドラゴンの能力がインフレしたこの時代、このクリーチャー自体はほぼブタであるため、採用を見送られることも多かった。
このカードが殿堂入りした原因は、「
革命チェンジ」の出現である。
「
革命チェンジ」系のデッキは軽量の
ドラゴンが多く搭載され、そしてそれらの軽量
ドラゴンが早期から殴るため、このクリーチャーを捨てる機会も非常に多くなった。
今まではブタであったこのクリーチャー自体が捲れた際に《ドギラゴン剣》にチェンジし、そのまま戻ってきたこのクリーチャーを捨ててさらなる展開を狙うことができたほか、コストの重さによって《巨大設計図》と同時採用され、《蒼き団長 ドギラゴン剣》などと同時に持ってくることができたり、《ボルシャック・ドギラゴン》を阻害しなかったりのように、古さを全く感じさせない噛み合いの良さを見せた結果、2018年に殿堂入り。
軽量
ドラゴンが殴った瞬間4枚の《ボルバルガ・ドラゴン》が捨てられ、過剰打点が生成されそのままなすすべなく死亡……といった理不尽な展開は起こらなくなった。
マイナー能力でこそあるが、
バイオ・Kという能力自体は決して弱くない、むしろ壊れている部類であることを見せつけた形となった。
企画
評価
最終更新:2021年07月27日 01:07