鬼庭番 リュウセイ・イン・ザ・シャドウ SR 火/水/自然 (8) |
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/サイバーロード/ハンター 12000 |
■ジャストダイバー ■T・ブレイカー |
■相手のバトルゾーンにあるカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは3以下にならない。 |
■このクリーチャーが出た時、自分と相手のシールドの枚数まで山札を表向きにしてもよい。その後、その中から好きな枚数を手札に加え、残りをタップしてマナゾーンに置く。 |
■自分の手札にあるクリーチャーすべてに「ニンジャ・ストライク8」を与える。 |
■自分のターン中に一度、自分の山札の上か下のカードを見てもよい。その後、そのカードを手札に加えるかマナゾーンに置く。 |
作者:atusi
解説
cipは、自分と相手のシールドを合計した数だけ山札を表向きにして、
手札かマナに振り分けることができます。振り分けたマナはすぐに使うことはできないですが、
相手のシールドに干渉していなければ、最低限5枚ほど、うまくいけば約10枚リソースを稼ぐことができます。
また、ターン中に1度、手札かマナを1枚増やせるので、多少偏った振り分け方をしてもリカバリーが可能です。
そして注目すべきは何といっても自分のクリーチャーに
「ニンジャストライク・8」を与える効果でしょう。
ニンジャストライクの効果は1度の攻撃につき一回使える、という制約がありますが、
ターンの指定がないことから、自分の攻撃に活用することもできる能力です。
そのうえで、ニンジャストライクは
召喚する能力であることから、
例えばこの能力で
ゼニスにニンジャストライクが付与されると、
実質コストを踏み倒して召喚時のcipを使うことができてしまいます。
また、ニンジャストライクは相手の攻撃時にも宣言できるため、
相手のターンに《VAN・ベートーベン》や、《鬼丸「王牙」》を出して
カウンターを狙う戦法も考えられます。
加えて、種族にハンターがあることから《カイザー刃鬼》や
シータカラーのほうの《刃鬼》で出すことができると、
手札やマナを増やしながら攻撃のたびにクリーチャーを増やし、
即自的なワンショットの構えをとることができます。
このクリーチャーがいなくなったときに、ニンジャストライクは使えなくなるのが痛いですが、
ジャストダイバーがあるおかげで出たターンに除去されづらく、小型クリーチャーの一噛みで、
一気に大型クリーチャーが出てくることも考えられます。
弱点としては、ニンジャストライクというギミックそのものと、
歴代のリュウセイに多かった、
スピードアタッカー(以下、SA)付与がないことなどが挙げられます。
ニンジャストライクは1度の攻撃に一回しか使うことができないという制約があるため、
《刃鬼》のような
大量展開を単体で達成することができないのです。
また、ニンジャストライクで出したクリーチャーは、ターンの終了時に山札の下に置かれてしまうことから、
ロックをかけたらそのターンで勝ち切る必要が出てきます。
多くのゼニスが持つ「
エターナル・Ω」や
ディスペクターの「
EXライフ」は
この弱点をカバーできるのでその点は安心です。
加えて、攻撃時にしかクリーチャーを展開できないという仕様上、
《ガイアッシュ・カイザー》には出しやすさの点で一歩劣るかもしれません。
(8コストという条件が地味に重いのも弱みでしょうか)
二つ目の弱点のSA付与の消失は、やはり自分が連撃のきっかけにならない、
或いは自軍のクリーチャーを連撃に参加させる、という点では致命的なほか、
このカードを使うためにSAを自前で持っているクリーチャーに頼るなどの対応が必要になるため、
構築が縛られかねない、という欠点も存在します。
総じて、リソース確保、盤面展開の両面で爆発的なアドバンテージを稼げる一方、
これだけでは勝利に直結しないバランスのクリーチャーかと思われます。
長文になってしまいましたが、
ご意見、ご感想がありましたらコメントしていただけると幸いです
フレーバーテキスト
オロチリュウセイの活躍を見て怒流牙の里に下ったリュウセイ。
彼の目的は忍びの心を学び、さらなる高みを目指すことだった。
評価
最終更新:2023年10月27日 16:32